仙台牛一頭買いの付加価値で、食の楽しさを提供

黒毛和牛一頭切り 伊達哉-牛肉は「仙台牛」のA5ランクのみを使用。1頭買いで様々な部位を提供できるほか、長さ1m超の牛タン「伊達な昇り龍」など、インパクトのあるメニューで集客につなげている。

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黒毛和牛一頭切り 伊達哉

宮城 仙台駅東口 焼肉

伊達政宗の甲冑をイメージした漆黒のカウンター席。中央には“肉の芸術品”ともいえる美しい仙台牛が並んでいる

最高ランクの仙台牛とインパクト大の看板メニュー

JR仙台駅東口から徒歩5分、ビジネスホテルが建ち並ぶエリアに、2006年にオープンした高級焼肉店。今でこそ出張客や観光客が行き交う好立地だが、「オープン当初は、今ほど街が栄えておらず、人通りもまばらでした」と代表の齋藤達哉氏は言う。そのため、“通りがかりに寄る店”ではなく、“わざわざ足を運んででも行く価値のある店”を作ろうと考え、「黒毛和牛一頭買い」を売りに、オリジナリティを高めた焼肉業態にチャレンジした。店内は、仙台藩初代藩主・伊達政宗が愛した“豪華さと侘び寂びの融合”をイメージした内装で、黒を基調に照明を抑えたテーブル席、白木造りで茶室をイメージした掘りごたつ席のほか、カウンター席も配置。カウンターの目の前には、希少部位の牛肉がディスプレイされ、実際に見てオーダーできるようになっている。主な客層は40~50代で、観光客が4割以上を占めるが、高級感ある空間で焼肉を堪能できるとあって、ビジネス層の接待や宴会、記念日の利用も多い。

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