伏見の酒、京野菜、京焼・清水焼とともに味わう京会席

魚三楼-1764年創業の日本料理店。同店では年4回、デモンストレーション形式の料理教室と食事会を開催。今回は京焼・清水焼のお猪口で、伏見の酒を飲み比べながら京料理を楽しむ食事会を行った。

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Vol.23

京の食文化と伝統の技を次世代へ。伏見の酒、京野菜、京焼・清水焼とともに味わう珠玉の京会席

テーブルを回って参加者と歓談する荒木稔雄氏。その手による料理のすばらしさに、感嘆の声が上がっていた

京都の“作り手”たちが集結。その想いを伝える食事会

1764年創業の「魚三楼」は歴史的にも由緒ある建物で、入口横の格子には幕末・鳥羽伏見の戦い(1868年)の弾痕が残る。この地で3月1日に開催されたのが、九代目当主・荒木稔雄氏が腕をふるう京料理の食事会だ。

「魚三楼」ではこれまでも年4回、デモンストレーション形式の料理教室と食事会を開催。主に40~60代の女性を対象に店の料理を伝授し、和食のよさを次世代に伝える活動を行ってきた。そんななか今回の食事会は、京都の食文化や伝統産業、観光産業の振興を目的に2014年8月に締結された、「京都市・ぐるなび地域活性化包括連携協定」の一環として企画されたもの。京都の伝統産業である京焼・清水焼のお猪口で、伏見の酒17種を飲み比べながら、「魚三楼」の京料理を楽しむ、まさに京づくしの一席となった。

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