茶懐石の料理と細かな作法をていねいに指導

旬眞庵-精進料理、有職料理などと並ぶ京料理の1つ、茶懐石を店の厨房で指導。現在は月に6回開催し、基本的に各回ごとにメンバーは固定しており、毎月の参加人数は計50人近くにもなるという。

URLコピー

Vol.37

茶懐石の料理と細かな作法を、伝統を受け継いでていねいに指導。長年のメンバーや遠方からの参加も

レッスンメニュー「さつきの懐石」について、時間をかけてレクチャーする中野氏。時折、実技を交えて調理法を伝えていく

参加者全員で3時間かけて8品の茶懐石を完成

茶懐石とは、精進料理、有職料理(御所風料理)などと並ぶ京料理の1つ。「もともとは茶事(茶会)を催すにあたって、茶の前に供す簡素な食事を指していました」と、「旬眞庵」の店主・中野憲作氏は説明する。その後、時代とともに食事の比重が増し、旬の食材を無駄なく使って、四季の風情を味わう現在のスタイルが定着。茶道と関わりが深い茶懐石には、流派により異なる細かな作法があるのも特徴だ。

この続きはPRO会員限定記事です。
PRO会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。