株式会社 永遠希 小田利明氏 - 心に残る外食 -

2014/11/06

外食企業トップの心に残る外食

8名の飲食店経営者トップが日々の外食で感じたことを、連載コラムでお届け

Vol.255食べて幸せになる料理とは?

(株式会社 永遠希 代表取締役 小田利明氏)

 今回のお店は広島市佐伯区にある「SAKANAYA」です。経営元の会社では、広島と山口で8店舗を経営しており、どこの店も評判がよく、僕は「SAKANAYA」が一番おすすめです。こちらのパスタが好きでランチでよく行っており、今回は「海の幸の漁師風スパゲティ」が食べたくてディナーで初めて行ってきました。

 まずは、「真鯛と旬野菜のカルパッチョ」。厚めに切った真鯛と旬の野菜にジュレがかけてあり、下味もしっかりつけてあっておいしかったです。僕も今、料理を作る機会が多く、一番気をつけていることが下味をつけること。下味に気を配ることは、“料理を作る”というより、“おいしく食べてもらいたい”という気持ちの表れだと思います。

 「生ハムとマスカルポーネチーズのピッツァ」は、生ハムの塩加減が考慮されており、味のバランスがとれています。「アクアパッツァ」では、目の前で取り分けてくれるサービスも。もちろん、味も最高です。シメには目当ての「海の幸の漁師風スパゲティ」を。料理全体を通して、おいしさもさることながら塩の塩梅(あんばい)がすばらしいです。2人で行って少し飲んで約13,000円でしたが、納得の料理でした。

 会話をしながらゆっくり楽しんだのですが、接客は会話を邪魔しないように気を遣ってくれていることも感じました。スタッフに話しかけたところ、アルバイトスタッフだと聞いてビックリ。社員の方かと思ったのですが、アルバイトスタッフのレベルも高いです。8店舗を運営している会社でありながら、スタッフ教育が行き届いていることに感服しました。職業柄、いろいろ食べ歩いている自分にとって、こんなふうに感じるお店はなかなかありません。

 おいしいものを食べている時は、幸せを感じる瞬間ですね。そんなときは「なぜこんな味が出せるのか?」「なぜこんなに幸せを感じるのか?」を考えるきっかけにもなります。料理は単に作るのではなく、おいしく食べてほしい、食べて幸せになってほしいという気持ちが大事なのだと、あらためて思いました。自分の店のスタッフにも、そんな気持ちを持ってほしいと思います。僕も幸せを感じてもらえる料理を作りたくなりました!

株式会社永遠希 代表取締役 小田利明氏株式会社永遠希
代表取締役
小田利明氏
1965年広島県広島市生まれ。美容専門サロンの営業職を経て、1995年30歳で起業。2000年に有限会社永遠希を設立し、2005年に株式会社永遠希に変更。現在、「囲酒家 永遠の縁卓」など広島市内に7店舗を展開中で、2013年タイ・バンコクにも「永遠希」をオープンさせた。
(写真1)「真鯛と旬野菜のカルパッチョ」は、ていねいな味付けが感じられる一品
(写真1)「真鯛と旬野菜のカルパッチョ」は、ていねいな味付けが感じられる一品
(写真2)生ハムの塩味とマスカルポーネチーズのまろやかさがマッチしている「生ハムとマスカルポーネチーズのピザ」
(写真2)生ハムの塩味とマスカルポーネチーズのまろやかさがマッチしている「生ハムとマスカルポーネチーズのピザ」
(写真3)ランチでもよく注文する「海の幸の漁師風スパゲティ」
(写真3)ランチでもよく注文する「海の幸の漁師風スパゲティ」

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