2013/12/24 特集

2014年 勝利の法則は「食材」+「伝える力」

近年、“安心・安全”に加え、「付加価値」や「ストーリー性」がより求められるようになってきた。重要なのは食材本来の魅力と、それを的確に伝える力。店の特徴として食材をアピールし、ファンを増やしたい。

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飲食店が食材にこだわるのは当たり前とも言えるが、近年、“安心・安全”に加え、「付加価値」や「ストーリー性」がより求められるようになってきた。重要なのは、食材本来の魅力と、それを的確に伝える力。店の特徴として食材をアピールし、ファンを増やしたい。

商品展示会で出合った「へべす」と「塩」。脇役の食材が、ファン作りの主役に!

【東京・上野広小路】焼肉にきや

宮崎県日向市でのみ生産 へべす発見者の「長曾我部 平兵衛」の名にちなんだへべす(平兵衛酢)。必須アミノ酸を9種含むヘルシーな食材

ニューオープン後の新戦力に光るこだわりの食材

2013年8月のオープンからまだ半年に満たないものの、黒毛和牛にこだわり、多くのリピーターをつかんだ「焼肉にきや」。特にバラは、厳選した部位のみを業者から仕入れ、一般の店で上カルビとして提供しているレベルの部位も、同店では並カルビとして提供している。「黒毛和牛を使うことは、こだわりというより当たり前のことと、捉えています。肉はカットの技術があり、質がよければ、どんなお店でもおいしい。むしろ他店との差別化を図りたかったのは、肉の脇役になる食材でした」と語るのは、オーナーの冨岡裕之介氏。その脇役を探していたときに出合ったのが「へべす」だった。

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