ぐるなび外国語版導入後、接客力が向上!メニューシートなど活用

瀬戸内の旬魚が売りの「酒蔵魚好人 クダコ」では、2013年頃に「ぐるなび外国語版」にも加盟。現在は「ぐるなび外国語版」のメニューページを印刷し、メニューブックとして活用している。

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インバウンド獲得対策の今─ vol.42

「ぐるなび外国語版」導入後、接客力が向上!メニューシートや図鑑も活用しておもてなし

年々増加傾向にある訪日外国人観光客(インバウンド)。ビジネス等で長期在日する外国人も対象に、言葉の違い、文化の違いを乗り越え、様々な工夫で集客を図る飲食店の取り組みをレポート。

「ぐるなび外国版」のメニューページをプリントアウトし、4カ国語のメニューブックとして使用

「ぐるなび外国語版」で外国語メニューブックを作成

路面電車の銀山町(かなやまちょう)駅から徒歩約1分の場所に店を構え、瀬戸内の旬魚と地酒を売りに40~50代の男性を中心に集客する「酒蔵魚好人 クダコ」。近隣には、外国人の管理職が在籍する大手企業や、海外からのバックパッカーに人気のホテルがあり、2003年のオープン以来、外国人も頻繁に来店している。

「オープンしてしばらくは、英語が話せるアルバイトや常連に通訳をお願いするか、身ぶり手ぶりで対応していました」と振り返る、大将の末澤博氏。店の看板である様々な魚介の刺身は、カラー写真付きの図鑑を片手に、活タコならばタコのページを開き、「This」と指を差して説明。それでも「言葉の問題から、帰ってしまう外国人のお客様も多かったです」と末澤氏は語る。

2013年頃から外国人観光客の増加を実感。本格的に受け入れ体制を整える必要性を感じ、「ぐるなび外国語版」に加盟。現在は「ぐるなび外国語版」の自店のメニューページを印刷し、4カ国語の外国語メニューブックとして活用している。「日本食が食べたくて店に来た外国人のお客様の、期待に応えられるようになったのがうれしいですね。一見、日本人に見えるアジア圏の方は、来店直後に声をかけたときの反応で判断できるので、すぐに外国語のメニューブックを渡します」(末澤氏)。

また、広島ならではの食材である「せんじがら(豚の胃袋を揚げた珍味)」や「やおぎも(牛の肺)」を使った一品などのほか、「カキほーれん」(1380円)「大将の手作りポテトサラダ」(480円)など、食べてほしいおすすめ料理は、外国語メニューブックとは別に、大きな写真付きのメニューシートでもアピール。「外国語には対応していませんが、大きな写真である程度わかってもらえるので、これを指差しながら注文されます。私も時間の許す限りホールに出て、『(メニューを指差して)マイ サジェッション、クダコ ナンバーワン!』などと、シンプルな言葉や、スマホの英語翻訳アプリを使用して、外国人のお客様とコミュニケーションを図っています」と末澤氏。

外国人観光客の集客にも力を入れるようになってからは、言葉の問題で帰る人も激減。入口のステッカーや張り紙で、英語メニューの設置や、Wi-Fiへの対応を明示することで、フリー客も獲得している。

「本日のおすすめ」メニューは、一枚のシートにまとめる。外国人客に魚介を説明する際は、必要に応じて図鑑も活用
海の生物を模した箸置きは、日本人・外国人問わず関心を引いている
店内には海や魚に関する写真や小物があちこちにディスプレイされている
広島名物や「クダコ」ならではの料理を載せたメニューシートは、夏と冬の2バージョン用意。写真を大きくして外国人にもわかりやすくした
入口に写真付きのメニューや「英語メニューあり」のシートを貼って気軽な来店を促す
店内で使う「本日のおすすめ」シート(写真中央)を屋外にも貼る
外国人に人気の刺身や寿司の写真を添えて、英語メニューがあることを強くアピール
道路からは店内の様子がわからないため、様々な席を写真で見せている(右下部分)
入口には外国語のメニューブックがあることを示すステッカーも
酒蔵魚好人 クダコ(広島・中区)
広島県広島市中区幟町9-5 山県ビル1F
http://r.gnavi.co.jp/bfufta1w0000/
広島の中央市場から仕入れる鮮魚が自慢の海鮮居酒屋。来店客の8割が男性で、企業の宴会も多い。店名の「クダコ」は瀬戸内海に浮かぶ島であり、好漁場として知られる「クダコ島」に由来。
大将 末澤 博 氏
居酒屋や和食店で修業を重ね、料理人として毎日店に立つ。「広島ならではの料理」「『クダコ』でしか食べられない料理」の開発に力を注ぎ、釣り仲間から届く鮮魚もその日のおすすめとして提供している。

インバウンドとは?
「海外から日本へやってくる外国人旅客」のこと。2013年には1964年の統計以来、初めて1,000万人を突破。そして2015年には1,973万人に達し、2016年は過去最高の2,403万9,000人を記録した。政府が2016年3月に発表した目標数は、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人。今後も増加が予想されるインバウンドの集客は、飲食店にとって重要な課題のひとつだ。

訪日観光客の予約ニーズに応えつつ、飲食店の利便性を向上!中国オンライン旅行会社「Ctrip」、台湾オンライン旅行会社「KKday」と、レストラン事前予約で提携

株式会社ぐるなびは、年間訪日中国人観光客の約3割の200万人が利用する、中国最大手オンライン旅行会社Ctrip(中国語会社名:上海携程国际旅行社有限公司、本社:中国上海市、CEO 孙洁)と、年間訪日観光客25万人が利用する、台湾最大級のオンライン旅行会社KKday(中国語会社名:酷遊天國際旅行社股份有限公司、本社:台湾台北市、CEO 陳明明)と提携。訪日観光客によるレストランの予約ニーズの増加を受け、飲食店の効率的な集客をサポートするために、事前決済型の多言語レストラン予約サービスを開始する。

近年、スマートフォンの普及によりインターネット経由で旅行プランを個別手配する旅行者が増えており、レストラン予約に関しても需要が高まっている。しかし一方で、受け入れる側の飲食店では、予約客が当日連絡もなく来店しない「ノーショー」が起こる懸念もあった。今回、事前決済予約が可能な海外旅行関連サイトと提携することで、訪日観光客を受け入れる飲食店にリスクのない予約サービスを提供。また、言語問題等が起こる海外企業との交渉を、ぐるなびが間に入ることで支援する。

スタートは、訪日観光客が増加する桜の花見シーズンを予定。詳細は次号以降、あらためて掲載していく。

料理もドリンクもコースも、日本語で登録可能!「ぐるなび外国語版」なら店のメニュー情報を多言語で発信可能

ドリンク表示の一例

「ぐるなび外国語版」では、多言語変換機能である「メニュー情報一元変換システム」により、1つの料理に対して、食材から調味料、調理法までを、オリジナルに開発した「メニュー辞書」によって、「ぐるなびPRO for 飲食店」の管理画面から日本語を選択するだけで多言語(現在は英語、韓国語、中国語の繁体字・簡体字の4言語)に変換可能だ(単品のドリンクメニューやコース料理も登録可能)。

飲食店が、正確に詳細なメニュー情報を多言語で発信することにより、外国人にとっては飲食店選択の幅が大きく広がり、飲食店にとっては新たな集客の柱として、年々増加する訪日外国人の取り込みにつながることが期待される。また、メニューページをプリントアウトすれば、そのまま店で「外国語のメニューブック」として使えるほか、タブレットがあれば来店客の目の前で操作してすぐ見せることもできる。ぜひ「ぐるなび外国語版」を外国人へのアピールおよび受け入れに活かしていただきたい。内容の詳細は担当営業またはサポートセンターまでお問い合わせを。

ぐるなびPRO for 飲食店 URL http://pro.gnavi.co.jp
ぐるなび外国語版 URL https://gurunavi.com

「LIVE情報」で自店の最新情報を発信!訪日外国人向けワンストップガイドサービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」

「LIVE JAPAN(ライブジャパン) PERFECT GUIDE TOKYO」は、株式会社ぐるなびを含め、参画企業27社局が力を結集して、東京の“食”を含めた「施設ガイド」などの各種情報を提供する訪日外国人向けワンストップガイドサービス。

飲食店や商業施設は「ぐるなび外国語版」における「メニュー情報一元変換システム」のノウハウを活かした「ライブ情報多言語変換システム」を利用可能。食材の入荷や空席状況などの“今日の情報”を、簡単な操作で多言語化して発信することができる。訪日外国人が必要とする情報を積極的に提供することで、集客のチャンスを拡大したい。

ぐるなびによる訪日促進サイトJapan Trend Ranking

「行ってみたい日本、もう一度行きたい日本へ」をコンセプトに、ぐるなびが2013年4月25日に開設した、日本の今の魅力を伝えるWebサイト。全国50万件の飲食店情報と、全市区町村の生産者とのネットワーク、約2万人のシェフのコミュニティを有するぐるなび独自の情報を駆使し、海外や外国人に対して正しい日本食や食文化を発信。海外における“日本のファン”作りを狙い、訪日外国人観光客のさらなる拡大を目指している。

サイトでは、日本の伝統料理やご当地グルメのほか、名所旧跡、温泉、文化・芸能や、ショッピング、四季のイベントなど、日本全国の最新トレンドをランキング形式で紹介。また、会員(登録無料)になることで様々なキャンペーンへの参加が可能となる。サイトの随所に「ぐるなび外国語版」への誘導口を設け、店舗ページの閲覧も促進している。

タイ版トップページ

http://fr.sushiandsake.net/(フランス語版)
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http://hk.sushiandsake.net/(香港版)
https://sg.sushiandsake.net/(英語版)
https://th.sushiandsake.net/(タイ語版)
https://sushiandsake.net/(ロサンゼルス版)

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※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

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