2018/01/10 NEWS

2017年「今年の一皿®」は「鶏むね肉料理」に決定!

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世相を反映し、食文化の記録として後世に受け継ぐ価値ある“一皿”が決定

2017年「今年の一皿®」は「鶏むね肉料理」に決定!優れた栄養価と、新たな食のスタイルに注目

登壇者らによるフォトセッション。写真左から、滝久雄(株式会社ぐるなび総研代表取締役社長)、久保征一郎(株式会社ぐるなび代表取締役社長)、記念品をデザインした野老朝雄(ところ あさお)氏、才木玲佳氏(アイドル兼格闘家)、「鶏むね肉料理」の北野良夫氏(株式会社ナンチク専務取締役、株式会社ナンチクファーム代表取締役社長)、同・三反園訓氏(鹿児島県知事)、準大賞「強炭酸ドリンク」の小早川優氏(宝塚市国際観光協会会長)、急上昇ワード賞「チーズタッカルビ」の呉公太(お ごんて)氏(在日本大韓民国民団団長)、佐藤実氏(一般社団法人日本食鳥協会会長)、梶本修身氏(東京疲労・睡眠クリニック院長)、丸山雅章氏(農林水産省大臣官房審議官)

鶏むね肉のよさが認知され、調理技術とともに需要が拡大

株式会社ぐるなび総研(代表取締役社長/滝久雄)が、2014年より毎年12月に行っている「今年の一皿」の記者発表会が、2017年12月4日、都内で開催された。

「今年の一皿」は、その年の世相を反映し、象徴する食を、優れた日本の食文化として記録に残し、保護・継承することを目的に選ばれるもの。選考過程はまず、「ぐるなび」が持つビッグデータから、検索数や上昇率などの一定条件を満たしたワードを抽出。さらに、ぐるなび会員へのアンケートとメディア関係者による審査を経て、6つのノミネートワードに絞り、その中から、①その年流行または話題になったこと、②その年の社会の動きと関係が深く世相を反映していること、③食文化の記録として後世に受け継ぐ価値があることの3つの条件を満たしていることを確認して、「今年の一皿」実行委員会が承認・決定する。

そして、2017年は「鶏むね肉料理」に。日本ではもも肉が好まれる傾向が強かったが、むね肉の高タンパク、低脂肪、抗疲労・抗酸化作用が見込まれる成分に注目が集まるとともに、パサつきを抑える調理法やたっぷりの野菜などと合わせ、主食として食べるスタイルが生まれるなど、需要を広げた点が高く評価された。また、準大賞には「強炭酸ドリンク」、急上昇ワード賞には「チーズタッカルビ」が選ばれた。

「鶏むね肉料理」の代表者として登壇したのは、鹿児島県知事の三反園訓(みたぞのさとし)氏と株式会社ナンチク専務取締役の北野良夫氏。鹿児島県は鶏の生産量日本一であることから、三反園氏は「鶏肉のよさに注目が集まり、こんなにうれしいことはない」と語り、「黒さつま鶏」を生産している北野氏は、鶏の生産者を代表して感謝を述べた。

続いてのトークセッションでは、北野氏に加え、日本食鳥協会会長の佐藤実氏、アイドル兼格闘家の才木玲佳氏、東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身(おさみ)氏が、鶏むね肉のおいしさだけでなく、栄養価や機能性などを様々な面から紹介。鶏むね肉の新たな魅力と今後の可能性に大きな期待が寄せられた。

2017年「今年の一皿」
[鶏むね肉料理]

準大賞
[強炭酸ドリンク]

急上昇ワード賞
[チーズタッカルビ]

ノミネート
[日本茶スイーツ]

ノミネート
[フォトジェニックサンドイッチ]

ノミネート
[Neo 日本酒]

北野、佐藤、才木、梶本の4氏によるトークセッションでは、鶏肉生産の現状や鶏むね肉の優れた栄養価、抗疲労効果などが紹介された
会場では、「RED U-35」のグランプリ受賞者やファイナリストの料理人4名が考案した「鶏むね肉料理」が振る舞われた
株式会社 ぐるなび総研 代表取締役社長
滝 久雄発表に際し、「『今年の一皿』をとおして、日本の食文化の発展、日本農業の産業化や地方創生に、ささやかながら役立てれば」と述べた
農林水産省 大臣官房審議官
丸山 雅章氏「『今年の一皿』は、1年の食を振り返るきっかけになっています。日本の新たな食文化として世界に親しまれる一皿を期待しています」と語った
鹿児島県 知事
三反園 訓氏「鹿児島県は鶏の生産量日本一。今回の受賞を機に、鶏肉を全国、そして世界の方々にもっと食べてもらえるように、全力で取り組みたい」と語った
株式会社ナンチク 専務取締役
北野 良夫氏「栄えある賞をいただいて、とてもうれしい。黒さつま鶏の飼育を始めたが、この受賞によって、鶏の生産者も加工部門も勢いづく」と喜びを表した