2013/11/12 特集

冬に飲みたいホットドリンク

寒くなって温かいものがほしい季節。今回は、手軽に作れるホットドリンクをプロが考案!料理だけでなく、ドリンクでも季節感を打ち出して、温かい飲み物を提供してみては?

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寒くなって温かいものがほしい季節。料理だけでなく、ドリンクでも季節感を打ち出して、温かい飲み物を提供してみてはいかがだろうか。今回は、「PBO全国カクテルコンペティション2013」で最優秀バーテンダーを受賞した徳永あゆみ氏に手軽に作れるホットドリンクを5品考案していただいた。

【Alcohol】
ホット・ブランデー・モカ

分量
●ブランデー…20ml
●カルーア…15ml
●加糖調整ココア…適量
●生クリーム…適量
●刻んだチョコレート…少々
●セルフィーユ…少々

作り方
1.グラスにブランデー、カルーアを入れ、そこに温めたココアを注ぎ入れる
2.1の上にゆるめにホイップした生クリームを浮かべ、刻んだチョコレート、セルフィーユを飾る

Point生クリームは、飲むときに口に含みやすいよう、とろりと流れるくらいのゆるさで注ぐ。提供時には、生クリームを混ぜるスプーンも一緒に添えるとよい

From Bartender
コーヒーにブランデーを加えるドリンク「カフェロワイヤル」をヒントに作ってみました。ホットで提供することで、ココアに合わせたアルコールの甘さと香りが際立ちます。デザート感覚で飲めるので、食後や最後のドリンクとしておすすめするとよいでしょう。加糖のココア飲料を使うと、味を一定に保つことができます。もちろん、お客様の好みに合わせて甘さを加減できる無糖ココアで作ってもいいですね。

【Alcohol】
ホット・サングリア

分量
●赤ワイン…100ml
●オレンジジュース…50ml
●グランマ二エ…10ml
●シュガーシロップ…10ml
●オレンジ(スライス)…1枚
●レモン(スライス)…1枚
●ライム(スライス)…1枚
●クローブ…2~3個
●シナモンスティック…1本
●リンゴスライス…適量

作り方
1.鍋に赤ワイン、オレンジジュース、オレンジ・レモン・ライムのスライス、グランマニエ、シュガーシロップ、クローブを入れ、温める
2.グラスに注ぎ、シナモンスティックとリンゴのスライスを飾る

Point鍋で温めるときには、アルコールがとばないよう、沸いてきたら火を止める。味のアクセントとしてライチリキュールなどを加えてもおもしろい

From Bartender
冬になると海外ではホットワインがよく飲まれており、サングリアでも応用することができます。ジュースやシロップを加えることで飲みやすくなるため、ワインやアルコールが苦手な方にもおすすめです。オレンジ・レモン・ライムのスライスを一緒に温めることで、香りをプラス。ワインは白ワインでもOKです。ただし、ワインは温めると苦味と酸味が強調されますので、ジュースなどでしっかりと調整してください。

【Alcohol】
ホット・ミント・ジュレップ

分量
●バーボン…30ml
●メープルシロップ…15ml
●お湯…適量
●スペアミント…2枝程度

作り方
1.バーボンとメープルシロップをグラスに入れて、そこにお湯を注ぐ
2.ミントを手で軽くたたいて香りを出し、グラスに入れる

Pointミントは、手で軽くたたくいて香りを出してから使用する。マドラーなどでつぶしてしまうと、エグミが出たり、葉が黒くなってしまうので、優しく扱うことが大切

From Bartender
夏によく飲まれるバーボンとミントで作るカクテル「ミント・ジュレップ」を、冬でも飲めるようホットで提供してみてはいかがでしょうか。バーボンは好みにもよりますが、個性のあるコシの強いものを選ぶとお湯と合わせたときの香りが印象的です。ミントは、新鮮で香りのよいものを使ってください。また、「ミント・ジュレップ」では砂糖を使うところを、こちらではメープルシロップにすることで、香ばしく懐かしい香りが高まり、好相性です。

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