2017/06/19 NEWS

6月15~28日まで東京都内で「タパスウィーク」が開催!

6月15~28日まで東京都内で「タパスウィーク」を開催中だ。スペイン料理店21店舗が参加し、各店舗でオリジナルのタパスを提供。ぐるなび加盟店も参加している。開始前日の6月14日には、記者会見が行われた。

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近年、日本ではスペインバルに注目が集まり、スペイン料理やタパス(小皿料理)の人気も高まっている。そんななか、スペインのガストロノミーPR協会である「サボレア・エスパーニャ」がスペインのタパス文化を広げるために、毎年6月の第3木曜日を「世界タパスデー」に定め、世界各国でタパスに親しむイベントが繰り広げられている。

日本では、スペイン政府観光局が6月15~28日まで東京都内で「タパスウィーク」を開催中だ。スペイン料理店21店舗が参加し、各店舗でオリジナルのタパスを提供。ぐるなび加盟店も参加している。開始前日の6月14日には、参加店舗の1つである東京・渋谷の「Catalan Spanish “Bikini TAPA”」で記者会見が行われた。

会見では、まず、スペイン政府観光局の袴田みさ氏がスペインの観光や「世界タパスデー」について紹介した。スペインは世界第3位の観光国であり、その観光の目的として郷土料理を楽しむ「ガストロノミーツーリズム」が大きな割合を占めていることをデータとともに提示。スペインの文化の1つである“バル巡り”やタパスやピンチョスに代表されるスペインの食が魅力になっていると語った。そして「『世界タパスデー』と今回のタパスウィークを通じて、ぜひスペインの文化を体感してもらいたい」と述べた。

続いて行われたのは、スペイン・カタルーニャ地方出身のシェフ、ジョセップ・バラオナ・ビニェス氏と袴田氏によるトークセッション。ビニェス氏は1991年の来日以来、スペイン料理の普及に務めている。ビニェス氏は「タパスは“つまみ”として人とシェアするもので、ヨーロッパでも珍しい文化だが、日本の居酒屋料理と似ている。今回のイベントをきっかけに、よりタパスを身近に感じてもらいたい」と語った。

また、後半にはビニェス氏がタパスウィークのために考案し、会見場となった「Bikini TAPA」を含む系列店舗で提供されるタパス「ほたての鉄板焼きと玉ねぎの天ぷら ロメスコソース添え」など、5品の試食も行われた。集まったメディア関係者は洗練されたタパスを楽しみつつ、世界タパスデーやタパスウィークについて質問をするなど、活発な意見交換が行われた。

会場には多くの記者が集まり、スペインの食に対する関心の高さがうかがわれた

【「タパスウィーク」参加店舗】

日本で開催するタパスウィークについて説明するスペイン政府観光局の袴田みさ氏。「タパスは飲んで食べるのが大好きなスペイン人の文化の1つ」と語った
タパスウィークに参加する「Bikini TAPA」の料理監修を行うジョセップ・バラオナ・ビニェス氏。「遊び心が入ったオリジナルタパスを楽しんでほしい」とアピールした
タパスウィーク期間中に「Bikini TAPA」を含む系列店舗で提供されるビニェス氏のオリジナルタパス「ほたての鉄板焼きと玉ねぎの天ぷら ロメスコソース添え」(842円)
「MODERN Catalan SPANISH “Bikini”」で提供される「小海老・枝豆・クリームチーズの冷製アヒージョ」(972円)
「Bikini TAPA」で提供される「スペイン産ウサギとピスタチオのテリーヌ~ペドロヒメネスビネガーのソース~」(778円)
「BIKiNi medi 池袋東武店」で提供される「タコの冷製アヒージョ~パクチーの香り~」(648円)
「BIKiNi PICAR」で提供される「イベリコ豚舌のエスカローペ~パクチーとシェリービネガーのソース」(864円)