飲食店物件探し

イタリアンレストラン開業の資金・資格、店舗デザインと体験談

飲食店の中でも人気の高いイタリアンレストラン。開業するにはどうすればいいのでしょうか。今回は、オープンに必要な資金の目安、必要な資格、ステキなお店づくりに欠かせないインテリアやロゴデザインなど、気になる情報をご紹介します。

業態別開業マニュアル 2017年3月14日

飲食店の中でも女性に人気の高いイタリアンレストラン。開業するにはどうすればいいのでしょうか。今回は、オープンに必要な資金の目安、必要な資格、ステキなお店づくりに欠かせないインテリアやロゴデザインなど、気になる情報をご紹介します。

イタリアンレストランを開業するには?

ここでは、イタリアンレストラン開業のために必要になる資金の目安や資格・申請について解説します。イタリアンは私たちに身近なジャンルだからこそ、付加価値の高い店舗戦略が必要となります。まずは開業資金から解説しましょう。

イタリアンの開業資金目安

アンケートの結果から、開業当初の運転資金も含めると、1,500~2,000万円程度の費用をかけている方が多いことがわかります。

お店の規模やコンセプトにもよりますが、イタリアンの店舗の場合は、ピザ専用の窯を設置したりするなど、内装にこだわる場合や、トリュフや生ハム、ポルチーニ茸などの高級食材を使ったり、ワインの品揃えを充実させる場合は、多額の開業資金を必要とする原因です。 お客様との距離が近く気軽に立ち寄ってもらえる、アットホームでカジュアルな店舗を目指すのであれば、1,000万円以下で開業をすることも可能でしょう。

項目 イタリアン 開業資金
平均 目安
初期費用(運転資金を除く) 1112.2 万円 600~1200万円
┗うち物件取得・改装 812.4 万円 500~900万円
当座の運転資金 387.5 万円 300~500万円
※開業資金アンケートを元に作成(2017年1月ぐるなび実施)回答数=323
※ぐるなび加盟店向けに調査

イタリアン開業に必要な資格・届け出一覧

イタリアンを開業する場合、飲食店を開業するために必要な資格や届け出をしなければなりません。食品衛生責任者の資格や飲食店営業許可の届け出など必須のものと、店舗の状況によって必要になるものがあります。 資格や届け出についての詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

飲食店開業に必要な資格一覧

お店のコンセプトを考えよう

ひとくちにイタリアンといっても、「ピッツェリア」「トラットリア」「リストランテ」など名称もさまざまです。 どんなメニューを提供するのかで、お店のイメージも変わります。そういう意味では、しっかりとしたコンセプト作りが重要となってきます。

ピッツェリア

ピッツェリアとはピザ専門の料理店のことをいいます。
ピザを扱うお店はあちこちにあるため、差別化するのが重要です。「品質」「価格」「サービス」の軸で差別化をはかる方法をとるとよいでしょう。
たとえば品質を軸にした方法としては、ナポリから取り寄せたピザ窯を使ったり、粉や温度にこだわったピザに地元産の食材を使ったりすることが挙げられます。また価格を軸にした場合は、カットピザとすることでちょっと欲しい人に安めの値段で提供したするという方法があります。そしてサービスを軸にした場合としては、お客様にリクエストされた具材で焼くという方法などがあります。 いずれにしても、オリジナリティのある“スペシャリテ”を作ることが大事です。

トラットリア

トラットリアとは、大衆向きのレストランのことで、家庭料理や郷土料理なども提供されます。
ミラノならリゾット・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風リゾット)、ロマーニャ州なら州都「ボローニャ」の名のついたボロネーゼソースなど、さまざまな郷土料理や家庭料理があります。 レストランでこれらの料理を扱うなら、ポイントは「いかに本場にこだわったか」「そのおいしさをどう伝えて食べてもらうか」「そこに新しい発見があるか」となります。

例えば、イタリアの田舎に迷い込んだような、非日常感のあるインテリアでの演出も有効です。単なる奇抜さを狙うのではなく、しっかり研究して自分が本当に惚れ込んでいれば、お客様にも伝わるはずです。

リストランテ

リストランテとは比較的高級なレストランのことを指します。
トリュフやポルチーニ茸、バルサミコ酢など高級食材を使ったイタリアンレストランは、いうまでもなく数が少ないため、希少価値を出すことができ、高級志向のお客様の来店を期待できます。しかしその分、来客数も少ないのがデメリットです。

そこで大切なのは、これらの食材をいかに安く仕入れるかということです。いい仕入れルートの確保と店内の演出や従業員の教育をするかが重要となります。

こだわりのあるお店づくりのために

コンセプトが固まったら、お店のデザインを決めていきましょう。コンセプトに沿ったお店づくりのためには、店舗イメージを印象づける内装やデザインなども重要です。ここではメニューブックの作成やロゴマーク、ホームページ、内装などのデザインについて、手作りする場合と専門業者に依頼する場合についてご紹介します。

経費が抑えられる手作りメニュー

おしゃれなメニューをデザイナーに作ってもらうと、それなりの経費がかかってしまいます。そこで、経費を抑えながらもおしゃれに作れる「メニューブック」をおすすめします。 写真用のアルバムを購入して、そこに料理の写真とおしゃれな紙に書いたメニューを入れて作ります。ただしセンスも必要ですから、自信がなければ、本やウェブサイトを参考にイメージを明確にして、うまい人に頼むのもよいでしょう。

統一感が出せる専門業者

予算が許すのであれば、やはり専門デザイナーに依頼したいものです。ブランドイメージの統一ができてセンスも抜群。ロゴマーク、ショップカード、メニューブック、ホームページなど、お店のイメージ作りをプロに任せれば、全然違う仕上がりになります。 また経験の豊富な内装業者なら、イタリアンならではのニンニクの香りに配慮した空調設備への対応や、お店のコンセプトに合った内装デザインの提供が受けられるでしょう。 せっかくお店をオープンしたのだから立派なものにしたい、イタリアンレストランらしくおしゃれに演出したいという方は、ぜひ検討してみてください。

最近はイタリアンレストランの専門デザイナーもいるそうです。もちろんそれなりの費用はかかりますが、その分料理の腕を上げて、素敵な店舗に見合う費用対効果を得られるよう頑張ってくださいね。

体験談とアドバイス

ここでは、既に成功している方の体験談をご紹介します。先に開業した方の話から、みなさんが成功するためのヒントが得られることでしょう。

地産地消をコンセプトにした地元に愛されるお店

地元でとれた新鮮な食材を使って、地域に根差していくことをコンセプトにした例です。看板メニューに地元産の食材を使ったものを取り入れるとよいでしょう。生産者にも喜んでもらえますし、地元のよさも伝えることができます。 また交渉次第では、新鮮な食材を安く手に入れられることも期待できます。生産者と良好な関係が築ければ、新たな可能性も見つかるかもしれません。

物件契約前のひと工夫で、更新料を削減

イタリアンレストランに限りませんが、物件契約の仕方で有利になる方法をご紹介します。 東京では2年契約のところが多いのですが、3年契約にしてもらえるよう交渉するのです。そうすることで、更新料の支払いは3年に1回で済みます。。賃料1か月分だとしても、この差は大きいですよね。このように少しでも経費を浮かす策を講じてみましょう。

他のお店では真似することのできない工夫をすることで、お客様を呼べる可能性はあがるでしょう。 大事なことは、あなた自身がイタリア料理にとことん惚れ込むことです。商売のためというよりも、「こんなにおいしいものだからもっと食べて欲しい!」という強い気持ちをもって「自分のお店」の経営を楽しんでください。

さいごに
他のお店では真似することのできない工夫をすることで、お客様を呼べる可能性はあがるでしょう。 大事なことは、あなた自身がイタリア料理にとことん惚れ込むことです。商売のためというよりも、「こんなにおいしいものだからもっと食べて欲しい!」という強い気持ちをもって「自分のお店」の経営を楽しんでください。

監修者プロフィール
有限会社 STPDファーストゲート    金井秀樹
1992年5月お好み焼き専門店「秀作」をオープン。その後1995年5月に有限会社STPDファーストゲート設立。直営店事業としてニンニク料理専門店「はじめの一っぽ」「はじめの一っぽ2」、Wine&meat 「kasumi store 新宿御苑」、銘柄豚100%鉄板スタイルハンバーグ専門店「will」を経営。また暖簾分け店事業として経営しているハンバーグWILL「Mrs.Burg」では、飲食店開業を目指す方に対し3年間の勤務を通して暖簾分け独立の道を提供している。さらに自身の飲食店経営の経験を活かし、個人店向け飲食店経営コンサルティングも行っている。

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