フランチャイズ加盟での飲食店開業で本当にあった失敗例と失敗しないためのポイント

フランチャイズ加盟での飲食店開業での失敗例にはどのようなものがあるのでしょうか?運営ノウハウがありブランド力を活かした開業ですから、本来、ある程度の集客や売り上げは期待できるものです。ここでは実際の失敗談とともにどうすれば成功するか解説します。またすでに自分のお店を経営されている方が、多店舗展開する場合についてのリスクについても記載しております。

飲食店経営 2017年3月21日

フランチャイズ加盟での飲食店開業の失敗例にはどのようなものがあるのでしょうか?実際の失敗談とともにどうすれば成功するか解説します。

本当にあった失敗例2つ

フランチャイズはすでにある成功事例を参考に開業でき、リスクが少ないように感じますが、失敗するケースも珍しくありません。思わぬ落とし穴にはまらないように、実際の失敗例を2つご紹介します。

自分のアイデアを実行しにくく、オリジナル性を出せない

フランチャイズ店は、大元となるフランチャイザーのノウハウやブランド力を借りてスタートできる点が魅力です。成功事例に学びながら開業できるのは、飲食店経営初心者にとって大きなメリットだといえるでしょう。
一方で、フランチャイズ本部の決定したルールに沿った店舗運営をしなければならないため、店舗ごとの自由が制限されることも多く、店主のオリジナリティやアイデアを活かしにくいというデメリットもあります。そのためフランチャイズにおいては、何ができて何ができないかをしっかりと事前に理解しておくことが必要です。自分のオリジナリティを出していきたい方は、フランチャイズ出店は合わないかもしれません。

計画が甘くて軌道に乗る前に資金が底を尽きた

フランチャイズ店では加盟金やロイヤリティを支払う必要があり、その分のランニングコストがかかります。多くのフランチャイズ本部では、開業後の収益見込みの資料を参考に用意してくれていますが、必ずしもその通りになるとは限りません。
自らしっかりと収益計画を検討せず安易に開業してしまうと、なかなか軌道に乗れず、閉店に追い込まれてしまうことにもなりかねません。
フランチャイズの場合、仕入れ先があらかじめ決められているため、探す手間がかからないというメリットがあります。しかしその一方で、より安い仕入れ先を見つけたとしても変更することができないため、仕入れの面でのコストダウンは難しいといえます。
原材料費を抑えにくいのであれば、利益を上げるためには、人件費を抑えなければなりません。人件費は原材料費と並ぶメイン費用なので、抑えられれば利益を出しやすくなります。オペレーションを簡略化する、限られたスタッフでも把握しやすい間取りにする、スタッフ教育に力を入れるなどして人件費を抑えることも可能ですが、開業前の段階で十分に収支計画を検討して、納得したうえで開業することが重要です。

失敗するフランチャイズ店の共通点

フランチャイズ店のルール・契約内容をきちんと把握しないまま走り出してしまうと、失敗しやすくなってしまいます。メリットだけに注目せず、デメリットも確認しておきましょう。

資金管理計画が立てられていない

資金管理計画を立てずに「売り上げがあればなんとか回していけるだろう」というどんぶり勘定で運営していると、たちまち廃業に追い込まれてしまいます。
店舗運営には人件費や原材料費に加えて、家賃や光熱費などさまざまな費用がかかるものです。こうした費用を把握しておかないと、たとえフランチャイズのノウハウを活用してもうまく経営できません。
また、ロイヤリティを考慮しないままスタートしてしまうのも失敗の元です。ロイヤリティとは、本部の知名度や運営のノウハウを受けることができることへの対価として、加盟店が本部に対して支払うお金のことをいいます。飲食店の経営利益率の理想は10~15%程度だといわれています。ロイヤリティの一般的な相場は売り上げの5%前後程度です。そのため、ロイヤリティ分を稼げなければ、十分な利益が出せず、利益が出ていない場合は苦しい運営を強いられることになるでしょう。

資金管理計画を立てるためには、財務数値の理解が必要です。資金繰り面の対策として、十分な運転資金を用意しておくとよいでしょう。余裕を持った運転資金を用意できていれば、軌道に乗るまでに想定よりも時間がかかってもお店を続けられます。仕入れ代・人件費・家賃などの毎月かかる経費の金額×3か月分を用意できることが理想です。
また日々の経営状態をリアルタイムで把握しておくことも忘れないようにしましょう。

店内の掃除がいきわたっていない

フランチャイズの場合、メニューの設定や販促の自由度が自分でオリジナルの店を出すことと比べて個人店よりも低いというデメリットがあります。そのような条件の中でできることは、来てくれたお客様の満足度を高めるために、来店時の印象を最大化することでしょう。
どんなにフランチャイザーのノウハウを活用していても、店舗の清潔感がなければ台無しです。店内の掃除は、飲食店の質を大きく左右するポイント。「当たり前のことを当たり前に行う」飲食店が最終的には成功します。

定期的な掃除をスタッフに徹底させる、掃除のチェックボードを作るなどして掃除の習慣化を行いましょう。また、整理整頓も食材管理上欠かせません。食材のロスを減らすためにも「どこになにがあるか」を把握しやすいように環境を整えておきましょう。

仕入れ先が決められている

たとえば、フランチャイザーの契約上、仕入れ先が固定されていることもあります。その場合は他の安い仕入れ先を利用できないため、原価率が上がってしまうでしょう。こうしたリスクを把握しておく必要があります。

本部の指示通りにしているが利益が出ないとき

「本部の指示通りに運営していても利益が出ない…」といった局面に立たされたら、どうすればいいのでしょうか。利益は出なくても、契約したロイヤリティは支払わなければなりません。

もし本部にアドバイザーなど相談できる相手がいる場合は、速やかに相談しましょう。指示通りに運営しても利益が出ないことを伝え、店舗の課題をいっしょに模索してもらいます。
それでも打開策が出なければ、他の加盟店の話を聞いてどのように運営しているか確認するのもオススメです。他店舗も苦戦しているなら、フランチャイズシステムや契約内容に問題があるかもしれません。その際は解約を検討すべきです。

フランチャイズ加盟で考えられるリスク

飲食店経営未経験の場合、運営ノウハウや研修が受けられるというメリットを魅力に感じる方が多いことでしょう。しかし研修内容などは、実際に加盟してからでないとわからないということもあります。十分な研修を受けられずに経営を開始してしまい、経営を続けることが厳しくなるということも起こりうるのです。
また本部や他の加盟店で不祥事が起きた場合、自分のお店の評判まで落ちてしまうというリスクもあります。どんなに自分のお店の経営はきちんと行っていたとしても、風評被害を受けてしまうことがあるのです。

失敗しないために気を付けたいポイント

フランチャイズ店といっても大手から中小までさまざまあります。 大手は担当のアドバイザーがつく場合もありますが、中小は十分なサポートが受けられないことも珍しくありません。その場合は経営に困っても助けてもらえず、コンサルティングもしてもらえないため、自力で立て直すしかないのです。 そのため、加盟に迷っている方は本部のサポート体制を把握したうえで契約しなければなりません。実際に加盟している店舗の話を聞くと良いでしょう。

さいごに
フランチャイズ加盟にはノウハウや知名度を活かすことで成功可能性を高めるメリットがありますが、その一方で差別化と店舗運営のコントロールが難しいというデメリットもあります。
こうしたメリット・デメリットを十分に把握したうえで決断するようにしましょう。

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