10~15坪の飲食店、成功の秘訣

10~15坪の小規模飲食店開業をお考えの方に、開業資金、家賃目安や席数、利益の出る売上目安や原価率などの基礎知識から、繁盛店にするための成功の秘訣を飲食開業コンサルタントの目線で詳しく解説いたします。

飲食店物件選び 2017年3月22日

10~15坪の小規模飲食店開業をお考えの方に、開業資金、家賃目安や席数、利益の出る売上目安や原価率などの基礎知識から、繁盛店にするための成功の秘訣を飲食開業コンサルタントの目線で詳しく解説いたします。

業態別10~15坪飲食店の開業・運転資金目安

10~15坪の飲食店を経営する方に開業資金・運転資金についてアンケートを行いました。一般的に飲食店開業資金は1,000万~1,500万円と言われますが、小規模店舗で居抜き物件を利用すると600万円程度であることがわかります。

項目 10~15坪 開業資金
平均 準備の目安
居抜き物件を利用の場合
初期費用(運転資金を除く) 581.1 万円 650万~1,000万
┗うち物件取得・改装 338.3 万円 400万~800万
スケルトン物件を利用の場合
初期費用(運転資金を除く) 1,207.7 万円 1,000万~1,800万
┗うち物件取得・改装 730.6 万円 650万~1,000万
全体
初期費用(運転資金を除く) 839.7 万円 600万~1,200万
┗うち物件取得・改装 500.2 万円 400万~800万
当座の運転資金 337.5 万円 100万~400万
※開業資金アンケートを元に作成(2017年1月ぐるなび実施)回答数=323

営業費用の目安

営業するのに必要になる費用目安をご紹介します。運転資金を用意する際に参考にしてください。

項目 目安金額
人件費 約100万円(経営者30万円、正社員25万円、アルバイト2名45万円の場合)
家賃 約30万円(坪単価1.5万円×20坪)
食材費 業種・業態によって大きく異なる
水道光熱費 約10万円
通信費 約3.5万円(電話、インターネットなど)
車両費 約4万円(ガソリン代、保険など)
宣伝費 約10万円(チラシ、DMなど)
消耗品費 約15万円(箸、紙ナプキン、掃除道具など)
保険料 約3.5万円(店舗総合保険など)
雑費 約3.5万円

家賃目安の例

いろいろな条件によって家賃相場も変動します。出店したい地域やターゲット層によって立地を考えてみましょう。

条件 家賃目安
都内・私鉄沿線から徒歩5分以内 坪単価/およそ14,000円~
都内・駅から徒歩15分の繁華街 坪単価/8,800円~
都内・駅から徒歩20分以内の住宅街 坪単価/6,300円~
出典:物件情報(2017年1月時点)

利益を出すための売上・原価目安

それでは「利益を出すための売上・原価目安」についてご紹介しましょう。 売上金額に対して、理想的な原価率とはどれぐらいなのでしょうか。一般的には、原価率は売上の30%が目安とされています。しかし大事なことは、それよりもどうすれば1%でも下げられるか、下げようと努力するかです。

たとえば1,000円の商品なら300円の原価が一般的とされています。そこをできれば250円で仕入れ、商品の価値を高めるような詳しい情報を加えるなど、もう少し付加価値をつけて1,000円で売ることを考えるべきなのです。その方が利益は増えますよね。
また飲食店の経費の大部分を占めているのが、原材料費「FOOD」と人件費「LABOR」を合わせた「FLコスト」です。そのため経営を左右する重要な要素の一つと考えられています。

繁盛する10~15坪飲食店経営、成功の秘訣とは

ここで少し、プロの目から見た成功に近づくための秘訣をご紹介しましょう。

ローリスク・ハイリターンをめざす

お店の広さによって成功の秘訣が異なってくるということはありません。大切なことは、ローリスク・ハイリターンを目指すことです。
そのためにはまず何がリスクなのかを知り、最小化させてリターンを最大化させることに注力しましょう。

たとえば、自分の店が世の中に受け入れられるかどうかわからないのにお店を大きくしたり、従業員を雇ったりすることはリスクと考えられます。まずは従業員数2人からスタートすることをおすすめします。まだ開業間もなくお客さんが少ないときは、2人いれば調理と接客を分担できます。まずはミニマムの従業員数からスタートしてお客さんの増加に合わせてスタッフを増やしましょう。
リスクを小さくする努力をし、逆に客単価を上げるなどリターンを大きくする努力をする必要があります。

客単価を上げることが大事

では、ハイリターンをめざす、つまり客単価を上げるにはどうすべきでしょうか。
たとえば、イタリアンレストランの場合だとインテリアをオシャレなものにする方法があります。 ちょっと気の利いたテーブルクロスにして観葉植物やキャンドルを置いたり、調光式の照明を入れたりムードのある音楽を流して「雰囲気」を出すのです。
するとそれまでは「水でいいか」と思っていたお客さんも、「ちょっといい雰囲気だからワインでも頼もうか」となるわけです。

それが「非日常の空間」となり、お客さんはそういった付加価値にお金を払ってくれるので、客単価アップにつながるのです。

さいごに
少しずつ、飲食店での成功のイメージが見えてきたのではないでしょうか。ここで紹介したことも大事ですが、ご自身で実際に人気店へ行ってなぜこの店は心地よくて何度も通いたくなるのかを研究されることをおすすめします。
飲食店に限りませんが、成功のヒントは研究にありと言えます。

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