実は重要な飲食店トイレの内装。気をつけておくべきポイントは?

飲食店のトイレが清潔でないと、それだけで客足が遠のいてしまうくらいトイレは重要です。「素敵なお店だった」という印象が残るよう、料理や接客に加え、トイレの清潔さと、とりわけ女性が快適に感じるアイテムや飾り・内装にも気を使っておきたいもの。トイレ内装で気をつけておくべきことをアンケート結果と共に紹介します。

店舗デザインノウハウ 2017/10/23

飲食店のトイレが清潔でないと、それだけで客足が遠のいてしまうくらいトイレは重要です。「素敵なお店だった」という印象が残るよう、料理や接客に加え、トイレの清潔さと、とりわけ女性が快適に感じるアイテムや飾り・内装にも気を使っておきたいもの。トイレ内装で気をつけておくべきことをアンケート結果と共に紹介します。

飲食店のトイレお客様の理想は「清潔」「男女別」

飲食店のトイレに、お客様はどのようなことを求めているのでしょうか。TOTOによる『飲食店トイレのお客様意識調査』の結果から考えていきましょう。

出典:「まちなか飲食店トイレでの子ども連れ配慮に関する調査」
TOTO 調べ(2012) n = 300

この調査の「あなたが飲食店のトイレでこんなトイレだとうれしいと感じるとき」という質問では「掃除が行き届いていると感じる」、「においがない」といった衛生面のことに続いて、「トイレが男女別」に女性69%、男性41%と高い割合で回答しています。トイレには衛生面への配慮と同時に、男女別であることも求められているのです。

「男女別」かつ「洋式」がベター

TOTOでは、外国人が日本のトイレを使用したときに悪条件に感じたことに関する調査も実施しています。「訪日当初、日本の公共トイレで困ったこと」という質問では、「和式トイレの使い方がわからなかった」がもっとも多く26.7%と、4人に1人以上が和式トイレに困っているという結果になりました。
また、「男女共用トイレで困った」は4.5%、「男子トイレと女子トイレの区別がわからなかった」人も1.5%と少数ながらいます。

法務省の統計によると、訪日外国人数は2016年の実績で2,403万人超(前年比121.8%)でした。東日本大震災(2011年)後の2012年より2016年まで毎年2桁の伸びで推移しており増加傾向にある中、不特定多数の人が使うトイレは、「洋式」で、わかりやすいサインで男女別にすることが望ましいといえます。
上記のアンケート結果も踏まえ、居抜き物件で契約し、既存のトイレが「和式」だった場合は、「洋式」に改装することも検討するとよいでしょう。
※出典:訪問当初、日本の公共トイレで困ったこと(複数回答 n=600)

トイレに厳しいのは、男性よりも女性の目

TOTOの『飲食店トイレのお客様意識調査』では、男性と比較して女性の方が、トイレの細部まで気にする傾向にあり、より厳しい目で、飲食店のトイレを見ていることが数値に表れています。

例えば、「ペーパータオルやハンドドライヤーがある」を選んだ人は、男性は42%ですが、女性は61%にも及びます。また、「荷物おきがある」は、男性は18%に対して女性は48%と2人に1人が必要としています。
「お店のインテリアとトイレの内装があっている」は、男性が17%、女性は34%と2倍もの差がありました。
女性は男性よりも、トイレにアメニティーグッズが備えられていることを重視する傾向があります。飲食店で女性を呼び込むためには、トイレの使いやすさに配慮し、ペーパータオルやハンドドライヤー、荷物置きの設置を検討することも重要だといえそうです。また、女性はトイレのインテリアにもこだわる傾向がありますので、店舗のコンセプトに合わせ、トイレの内装も改装・設計するとよいでしょう。

関連記事