【業態別相場一覧】飲食店内装にかかる費用や設備工事はどれくらい?

これから飲食店の内装工事をしようと思っている方は、どのくらいの費用がかかるか気になると思います。店舗の坪数や業態によって、かかる費用も変わってきます。そこで、業態別に内装工事の費用や設備工事の相場を紹介します。

店舗デザイン基礎知識 2017/11/15

設備工事でいちばん費用がかかるのは厨房

内装工事の費用の20〜40%を厨房が占めます。厨房設備のある居抜物件を探すことができれば、工事費用を抑えることが可能です。ただし、イタリア料理店ではピザ窯、居酒屋では業務用のフライヤーといったように、業態やメニューによって必要な厨房設備に違いがあります。また、カフェの場合、どこまで料理の種類を充実させるかによって、そろえなければならない厨房設備が変わります。

厨房設備のある居抜き物件を探すときには、業態だけではなく、ある程度、メニューも決定しておくと、コストの削減を意識した物件選びがしやすくなります。ただし、居抜き物件を利用して新たに飲食店をオープンしても立地条件が悪いと、内装やメニューが変わっても、集客が難しいケースもありますので、閉店の理由を確認しておくことが大切です。


厨房設備の費用を抑えるには?

厨房設備の工事費用を抑えるためには、3社以上の工事業者に見積もりを依頼し、比較検討を行うことがポイントです。ただし、「安かろう悪かろう」にならないように、金額だけで選ぶことは避けて、見積もり内容や対応力、過去の工事実績、アフターサービスなども考慮する必要があります。予算内に収まらない場合には、厨房に必要な機能は維持したうえで工事費用を抑えられるように、減額案の提示を依頼するのもひとつの方法です。

そのほかに、中古の厨房設備の導入や設備のリースという方法も挙げられます。ただし、中古の厨房設備を購入する場合には、壊れるリスクを踏まえ、保証期間を確認することが大切です。
厨房設備のリースは初期費用を抑えられ、不要になったときに処分費用がかからず、厨房設備の入れ替えがしやすいことがメリットです。しかし、月々のリース費用が発生するため、長期間営業していると、リース費用のトータルが購入費用を上回る可能性があります。

まとめ
飲食店は業態によって必要な設備が異なり、内装工事の費用には違いが生じます。また、狭い店舗ほど坪単価は高くなります。飲食店の内装工事の費用を抑えるためには、同業態の居抜き物件を選ぶのも方法のひとつです。スケルトン物件で費用をかけてこだわって一からつくるか、コンセプトの近い同業態の居抜物件を探して内装工事費用を抑えるか、予算も踏まえて検討しましょう。

監修者

山﨑 義也

e-Do建築不動産株式会社 代表取締役
建設業専任技術者、建築デザイナー、宅地建物取引士

店舗・オフィス・民泊(ゲストハウス)・住宅等、幅の広いデザイン及び施工を手掛ける。顧客の望むデザインをしっかりと汲み取りながらも施工コストを抑える手法に定評がある。また、内装の資金調達や不動産の知識も活かした資産形成等のコンサルティングも好評を得ている。

e-Do建築不動産会社HP
https://www.edo-architecture.com/

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