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お客との距離感を縮めるきっかけに!内装が生み出すコミュニケーション効果

小さな裏通りのアパート内で営業する「おでん料理 歩きはじめ」の店内 - 【居酒屋の内装事例】おでん料理 歩きはじめ

小さな裏通りのアパート内で営業する「おでん料理 歩きはじめ」の店内

「おでん料理 歩きはじめ」の店内入口 - 【居酒屋の内装事例】おでん料理 歩きはじめ

「おでん料理 歩きはじめ」の店内入口

「おでん料理 歩きはじめ」のカウンターテーブル - 【居酒屋の内装事例】おでん料理 歩きはじめ

「おでん料理 歩きはじめ」のカウンターテーブル

お手洗いに行くときがコミュニケーションのきっかけに - 【居酒屋の内装事例】おでん料理 歩きはじめ

お手洗いに行くときがコミュニケーションのきっかけに

初心者には発見が難しい入口 - 【居酒屋の内装事例】おでん料理 歩きはじめ

初心者には発見が難しい入口

JR北千住駅の西口を出て徒歩約3分の場所に建つ一軒のアパート。一見すると住宅用のアパートにしか見えない建物なのに、チャイムを鳴らしてドアを開けた先に広がるのは出汁の味わいに徹底的にこだわった「おでん料理店」。隠れ家のような飲食店と言われるお店が多数ある中でも、初めての人は本当に見つけることが難しい飲食店、それが「おでん料理 歩きはじめ」です。

約1年半前にオープンしたというこちらの店は、北千住を中心に飲食店事業を手がける一歩一歩グループが運営する地元の人気店。今回は北千住の街で次々と人気店を生み出していく一歩一歩グループの代表 大谷さんに、「おでん料理 歩きはじめ」を作り上げた際の内装に対する視点、こだわりなどを伺いました。

ここがポイント1

あえて靴を脱いでもらう店作り!お客との距離を縮めるコミュニケーション

「おでん料理 歩きはじめ」の店内入口 - 【居酒屋の内装事例】おでん料理 歩きはじめ
代表の大谷さんは業態ありきで適した店舗物件を探すのではなく、物件が持つ個性やイメージから業態を企画、開発していくという異色の経営者。「おでん料理 歩きはじめ」をオープンさせるにあたっても、住宅用のアパートを店舗として活用することを前向きに捉え、お客がお店探しを楽しむワクワク感が面白さに変わると考えたのだそうです。

そんな大谷さんが内装においてこだわったことの1つが店内の入口部分。当初は靴のまま店内へと入れるようにし、そのまま席へお通しするというプランニングもあったそうですが、内装工事を進めていく過程で熱のない淡白な案内になってしまう可能性があると考え直し、靴を脱いでもらうように変更したのだそうです。その理由と狙いは「お客へのおもてなし、距離を縮めるためのコミュニケーション」。お客がここで一歩立ち止まり、気持ちと雰囲気の転換を図ってもらう、そしてお出迎えするスタッフとの会話が生まれていく。あえてこの場所でコミュニケーションを作り出すことで、心の通い合いを生み出し、距離感を縮めていくことを考えています。

ここがポイント2

目線の高さと距離感に配慮!カウンター席のあり方にもこだわり

「おでん料理 歩きはじめ」のカウンターテーブル - 【居酒屋の内装事例】おでん料理 歩きはじめ
また、「おでん料理 歩きはじめ」の内装を作り上げていくにあたっては、カウンター席のあり方にもこだわったのだそうです。ポイントの1つは「目線の高さ」。大谷さんは過去の店作りにおいて、お客を上から見下ろすような高さのカウンターを作ってしまった経験があり、その時の失敗体験がこだわりの元になっています。座るお客と調理場のスタッフの目線の高さが極力同じになるように配慮し、調理場とカウンター席の高さのバランスを取っています。

そしてもう1つのポイントは「お客と調理場スタッフとの距離感」。カウンターテーブルの幅によって、お客が窮屈と感じるか、程よいと感じるかが変わると考え、距離が遠すぎず、そして快適に使える広さのテーブル幅に調整を行っています。ちなみにホール側のスタッフがオーダーを伺う際も膝つきスタイルの接客が基本になっているのだそう。お客との目線の高さ、距離感の作り方に細心の注意を払っています。

ここがポイント3

あえてトイレの段差も残す!お客が立つ時も心の距離感を縮めるチャンス

お手洗いに行くときがコミュニケーションのきっかけに - 【居酒屋の内装事例】おでん料理 歩きはじめ
さらに内装において、一般的なお店の考え方と少し変わっているポイントは「トイレの段差」。引き戸を開けると一段低い場所に設置されているのですが、この空間の段差も無理になくさず、そのまま残してあるのだそうです。これは一歩一歩グループの各店舗でも同じだそうで、トイレの段差をあえて取り除かすに営業を行っています。

大谷さん曰く、ここにもお客との距離感を縮めていくチャンスがあるそうで、スタッフが「トイレは段差があるので、気をつけてくださいね」と一声かけることができ、それによってお客も「あ、そこまできちんと見てくれているんだ」という気持ちで受け取ってくれる、そんな効果が生まれると考えているのだそうです。機能性や快適性にこだわるだけの内装でなく、お客とのコミュニケーション作りのきっかけになる内装。一歩一歩グループの店舗が支持される理由は、内装の小さな部分にも隠されていました。

設計・施工会社:有限会社スタジオムーン

効果

あえて不便や手間を作り、お客とのコミュニケーションを生み出す

データ

店名 おでん料理 歩きはじめ
業態 居酒屋
坪数 10坪
費用 設計・施工:1,500万円