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老舗と新店がひしめく人形町で16年!時代に流されない洋風居酒屋

「アトリエNS人形町」のオーナーシェフ西田さん - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町

「アトリエNS人形町」のオーナーシェフ西田さん

シンプルながらレトロ感をかもし出す外看板 - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町

シンプルながらレトロ感をかもし出す外看板

店内1Fの奥にあるカウンター席(通常) - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町

店内1Fの奥にあるカウンター席(通常)

テーブル席背後のカウンターを折りたたみ式にして動線を確保 - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町

テーブル席背後のカウンターを折りたたみ式にして動線を確保

時間の流れがゆっくり感じられる落ち着いた雰囲気の店内1階 - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町

時間の流れがゆっくり感じられる落ち着いた雰囲気の店内1階

オープンから1年後、宴会需要に対応するため増設した2階席 - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町

オープンから1年後、宴会需要に対応するため増設した2階席

店内を彩るアンティークのシャンデリア - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町

店内を彩るアンティークのシャンデリア

店内の間仕切りに使われたガラス工芸品は幸恵さんの手作り - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町

店内の間仕切りに使われたガラス工芸品は幸恵さんの手作り

老舗飲食店が軒を連ねる一方、近年はチェーン店の出店も増えている人形町。その中心である地下鉄人形町駅から徒歩3分の場所に、洋風居酒屋「アトリエNS人形町」はあります。2002年にオープンした同店は、オーナーシェフの西田直史さんと妻・幸恵さんの、時代に流されないセンスが活かされた一軒。幸恵さんお手製の装飾の温かみと、西田さんの作る料理がうまく溶け合い、約16年にわたって地元客から愛され続けています。
オーナーシェフの西田さんに店舗デザインのポイントを伺うとともに、これから飲食店の開業を考えるオーナーへのアドバイスもいただきました。

ここがポイント1

レイアウトを変える際の動線に配慮!折りたたみ式のカウンターテーブル

テーブル席背後のカウンターを折りたたみ式にして動線を確保 - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町
「アトリエNS人形町」は、20代の頃から料理人としての修業を重ねてきた西田直史さんと、アンティークアクセサリーの輸入商として活躍していた幸恵さんのセンスや考え方が融合して生まれた店。
店の1階は、オープンキッチンに面したカウンターとテーブル席の空間。テーブルのレイアウトは、お客の人数や利用シーンに合わせて柔軟に変えられるようにしています。10名ほどの宴会には、店奥のテーブル席を組み替え席を増やして対応。しかし、そうするとスタッフやお客の歩くスペースが狭くなってしまうという難点があったため、テーブル席の背後にあるカウンターを折りたたみ式にすることで、余裕のあるレイアウトを実現しています。
カウンターは、もともと1枚板だったものを縦半分にカットし金具で固定。可動式の支えを取り付けて、簡単に折りたたんだり戻したりできるようになっており、急にグループ客の来店があった場合にも、すぐに対応できるように工夫されています。西田さんは「カウンターを改造してから、配膳などもスムーズにできるようになり、オペレーションが劇的によくなりました」と効果を実感しています。

ここがポイント2

増設した宴会スペース。和洋折衷で個性的でありながら落ち着ける空間

オープンから1年後、宴会需要に対応するため増設した2階席 - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町
一方、2階には団体客向けの宴会スペースを用意。こちらはオープン後、20名以上の宴会需要が増えたことから増設しました。もともと小さな和室が3部屋あり、自宅のリビングとして使用していましたが、間仕切りの壁を撤去して1フロアを1空間に。和造作を一部残しつつ、天井にアーチ型の下壁を新設し、壁の塗り替え、床材の貼替えを行いました。
通路口の柱にはグリーンやブルーのタイルを貼り、窓にガラス細工を施すなど、洋風のエッセンスをミックス。和洋折衷でありながら統一感が感じられ、独特のセンス、バランス感覚が光っています。
部分的に改修したため、増設の施工費用は約400万円に抑えられたとのこと。また、日本家屋の要素を残した結果、お客様からは「自宅のように寛げる」と好評に。近隣に企業のオフィスが多くビジネス層の宴会ニーズが高い中で、記憶に残る宴会スペースを作ることができました。

ここがポイント3

年代を重ねるほど雰囲気が増す、レトロがコンセプトの内装

時間の流れがゆっくり感じられる落ち着いた雰囲気の店内1階 - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町
もともと飲食店だった現物件は、何十軒も内見を繰り返してようやく出合ったもの。昭和に建てられ日本的な情緒を残しつつ、ヨーロッパのビストロのように両開きになるドアがある一軒屋です。1階は、開店にあたっていったんスケルトンの状態へ戻したため、費用がかなりかかったといいますが、天井に新たに渡した梁やアンティークのシャンデリア、ガラス工芸品なども設けたことで、落ち着いた独特の雰囲気が作り出されています。
店内の装飾品は、ほとんどがヨーロッパ各地で仕事をしていた幸恵さんのセレクトによるもので、間仕切りを彩るガラス工芸品は幸恵さんが自ら製作。アンティークや手作りの装飾品が温かみを醸し出しています。「流行りに流されず、年代を重ねることでよさが感じられるような内装を心がけました」と西田さんは話します。
(シャンデリアやガラス工芸品などの内装アイテムは、ページ上部の画像一覧よりご覧いただけます)

ここがポイント4

ランニングコストを膨らませる「過剰投資」に注意!

「アトリエNS人形町」のオーナーシェフ西田さん - 【居酒屋の内装事例】アトリエNS人形町
最後にオーナーシェフの西田さんに改めてゼロから店を作り直すとした場合、どんな点に気をつけるべきかを尋ねたところ、「過剰設備」と「ランニングコスト」の2点が上がりました。「新店オープンとなると、ついいろいろなものが欲しくなってしまいます。そんな時に『これは本当に使い続けるものか?』『過剰になっていないか?』という視点で一度考え直すことで、オープン後に余計なランニングコストを抱え込まなくて済むかもしれません」(西田さん)。店舗デザインにこだわる一方で、使い勝手や維持費にも視野を向けることが、長く続く店づくりの1つの秘訣のようです。

効果

流行りに流されないデザインと細やかな工夫で息の長い人気を確保

データ

店名 アトリエNS人形町
業態 居酒屋
坪数 30坪
費用 設計・施工:2,100万円