看板食材の魚介と豚肉、充実の日本酒が好評!

「10年後も通いたくなる店」を目指す「宴湊」。三河湾などの鮮魚や地元の銘柄豚「秀麗豚」を使ったメニューをコースに組み込む。これらの料理と落ち着いた空間が好評で、宴会や男性ビジネス層を集客している。

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宴湊

愛知 豊橋 日本料理/居酒屋

 JR豊橋駅徒歩2分の駅前に2012年8月オープン。「目指したのは、10年後も通いたくなる店」と語るのは、オーナーの飯田聖磨氏。そのため「トレンドのエッセンスは取り入れるが、流行を追うのではなく、おいしい料理を落ち着いた空間で提供すること」を追求してきた。主な客層は40~50代の男性ビジネス層を中心に、週末には女性グループも多く訪れる。

地下1階は40名での宴会も可能な掘りごたつ席。和の落ち着いた空間

 料理の売りは、その日に仕入れた三河湾などの鮮魚による「お刺身の盛り合わせ」(7種、961円)と、地元の銘柄豚を使用した「秀麗豚(しゅうれいとん)のせいろ蒸し」(1,706円)。また、それぞれをメインにした「海鮮宴湊コース」「秀麗豚せいろ蒸しコース」を各3,200~4,200円まで3種類用意するとともに、40~50名規模の掘りごたつ席や座敷席を地階と2階に設けて、企業の宴会を多数獲得している。飲み放題(1,800円)が付くコースの人気も高く、祝席にふさわしい「鯛の塩釜焼き」(3,000円)の追加も可能。全国から取り寄せる日本酒も好評を博している。

 ぐるなびにはオープン時から加盟して集客に活用。GON MEETINGに参加するなどして接客の向上を図っている。東京へもよく視察に行くという飯田氏。次の新規出店として「宴湊」より徒歩3分の場所に、120席の店舗を準備中だ。

ここがポイント!

三河湾の鮮魚と秀麗豚をアピール
毎日仕入れる鮮魚と、豊橋が誇る銘柄豚・秀麗豚のせいろ蒸しが2大看板。それぞれをメインにしたコースを用意して、ビジネス層の接待や宴会を獲得している。
地元銘柄を含め、日本酒のラインナップが豊富
豊橋にある2つの蔵元の酒をはじめ、各地の日本酒をラインナップ。店舗入口に瓶を並べたり、メニューブックでそれぞれの特徴を紹介し、オーダーを促進している。
エリアの特徴
豊橋市は東三河地方の中心都市。山と海に囲まれた食材の豊かな地域で、豊橋駅はその玄関口。市電乗り場のある東口には多くの飲食店が集まっている。
宴湊
愛知県豊橋市広小路1-35 大木家第2ビルB1~2F
https://r.gnavi.co.jp/n906801/
株式会社 豊箸 代表取締役 飯田 聖磨 氏
子どもの頃から料理や飲食店に憧れ、飲食業界に転職。修業を経て30歳で独立を果たす。