エリアにはない業態で出店。メニューを差別化して成功

エリアにはない“博多串酒場”をコンセプトにした「博多串酒場 和田や」。野菜を国産豚バラ肉で巻く「野菜巻き串」や10種のレモンサワーを名物として打ち出し、近隣住民や地元企業に勤めるビジネス層を集客している。

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博多串酒場 和田や

神奈川 茅ヶ崎 居酒屋

 2019年1月、JR茅ヶ崎駅南口から徒歩2分の場所にオープンした居酒屋。近隣住民や地元企業に勤めるビジネス層をメインに、20~70代まで幅広い層を集客している。

家族連れが多い土地柄を意識して禁煙の座敷席を用意。カウンターやテーブル席もある

 「エリアにはない“博多串酒場”をコンセプトに差別化を図りました」と語るのは、オーナーの和田勉氏。売りは野菜を国産豚バラ肉で巻く「野菜巻き串」(286円~)で、常時7~8種をラインナップ。そのほか2週に1度入れ替わるおすすめ串も用意し、リピーターの心をつかんでいる。また、冬はもつ鍋、夏は溶岩焼きを提供し、この冬は「もつ鍋コース」(4,730円)が好評だ。ドリンクは10種のレモンサワーを名物として打ち出し、来店客の8割がオーダーするという。「バーテンダーの経験を活かし、アレンジしています」と和田氏。特にレモン1個をスライスしてタワーのようにつなげて凍らせた「メガ・フリージングレモン酎」(792円)は、SNS映えするビジュアルで人気となっている。

 ぐるなびは店舗ページを毎日更新し、最新情報を発信。宴会予約も好調で、予約客には卓上に手書きのお出迎えカードを用意するなど、温かみのあるおもてなしを心がけている。2020年1月には近くに2店舗目として、骨付き鳥専門店をオープンする。

ここがポイント!

10種のレモンサワーで差別化&認知度アップ
定番のほか、ライムとレモンの「ラ・モン酎」(462円)、ソルティードッグのような味わいの「塩漬けライム酎」(462円)など10種のレモンサワーをそろえ、認知と差別化を図る。
会計前とお見送り時にアイスなどをプレゼント
「気持ちよく帰ってほしい」と、会計前に口直しのアイスクリーム、見送り時に入浴剤や駄菓子など選べるお土産を提供。印象に残る店づくりに努めている。
エリアの特徴
JR茅ヶ崎駅南口は、個人経営の飲食店や小売店が点在。住宅街が広がるため、昼間はファミリーが多いが、夜は地元企業に勤めるビジネス層も行き交う。
博多串酒場 和田や
神奈川県茅ヶ崎市共恵1-3-21 セトケンビル1F
https://r.gnavi.co.jp/2jntm7h50000/
オーナー 和田 勉 氏
飲食企業で16年勤務した後、独立。業態開発に携わった経験を活かし、2店舗を手がける。