フレンチ出身のオーナーが、名物料理と日本酒で成功

香川・高松の琴電琴平線瓦町駅近くにある「居酒屋えいと」。オーナー・大野純氏が作る鮮魚を使った料理と厳選した日本酒が人気で、ビジネス層から支持されている。

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居酒屋 えいと

香川 高松・瓦町 居酒屋

 香川・高松の琴電琴平線瓦町駅から徒歩4分、大通り沿いに2018年6月オープンした「居酒屋えいと」。フレンチ出身のオーナー・大野純氏は「居酒屋以上、割烹未満で、気軽に通える店を目指しました」と語り、鮮魚と厳選した日本酒で、ビジネス層から支持されている。

カウンターのほかテーブル席を備え、モダンで落ち着いた雰囲気の店内

 和食中心のメニュー構成ながら、名物は魚介のうま味が楽しめる「ブイヤベース」(2,948円)。1人客も多いためハーフサイズ(1,210円)も用意し、シメにはリゾット(550円)を提供して特に女性から好評だ。また、瀬戸内産を中心とした鮮魚の刺身の盛り合わせ(2,200円~)は、ほとんどの人が注文する。

 常時約20種そろえる日本酒は、半合(90ml)から提供。日本酒に関する情報はInstagramなどSNSなどで発信し、日本酒目当ての常連も多数来店。今後は要望に応え、飲み比べも始める予定だ。

 肉料理はない一方、「ポテサラ」(748円)や「エイヒレ」(649円)など、手軽な"あて"メニューを豊富にそろえる。「客単価よりも来店頻度を上げることを重視し、低価格のメニューを増やしました」(大野氏)と、その狙いを語る。

 ぐるなびではネット予約が増えており、効果を実感。年末年始に向けてはコース(4,000円~)をアピールし、少人数の宴会獲得につなげたいと考えている。

ここがポイント!

意外性のある「ブイヤベース」で差別化
魚介のうま味たっぷりのスープが楽しめる名物「ブイヤベース」が人気。少人数用のハーフサイズも用意し、シメはリゾットを提供して他店との差別化に成功した。
日本酒をわかりやすく紹介して注文増
30~50代の男性ビジネス層を中心に、日本酒のニーズが高い。簡単に銘柄の入れ替えができるメニューブックを用意し、味の特徴を紹介して注文につなげている。
エリアの特徴
香川県の中核都市・高松は、四国の玄関口の一つで、1年を通してビジネス層の往来が多い。瓦町駅周辺には繁華街が広がり、飲食店やホテルが点在している。
居酒屋 えいと
香川県高松市瓦町1-9-9 瓦町ビル1F
https://r.gnavi.co.jp/ka6exw8b0000/
オーナー 大野 純氏
フレンチで経験を積み、本場フランスでも修業。デザートも含めすべてを自分で作っている。