外国語メニューや決済手段を整え方針転換!「ぐるなび外国語版 ネット予約」でも集客

漁港直送の魚介や肉料理などを提供する居酒屋「魚結 すすきの本店」。外国人の受け入れに消極的だったが、「ぐるなび外国語版」に加盟し、外国語のメニューブックを作成。翻訳アプリなども駆使して体制を整えた。

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Vol.67

海鮮個室居酒屋 魚結 すすきの本店(札幌・すすきの)

姉妹店への外国人来店を機に積極的に受け入れ体制を強化

 北海道を代表する繁華街・すすきの。そのメインストリート、駅前通に面したビル2階にある「魚結」は、地下鉄や市電の駅(停留所)からすぐの好立地にある。看板メニューは漁港直送の魚介を前面にアピールする海鮮料理。また、全7種の肉寿司の食べ放題や、ラム&牛タンしゃぶしゃぶの食べ放題が付くコース(いずれも飲み放題付き3980円)も人気で、「食べ飲み放題が好評です。客席は個室が多いので、ビジネス層の宴会も多いです」と、エリアマネージャーの菅野 涼氏は話す。

 外国人観光客が多い都市のひとつである札幌は、2017年度の外国人宿泊者が過去最高の257万人を記録。同店でも3年ほど前から台湾や中国を中心に客数が増え始めたが、「外国人向けのメニューブックがなく、英語を話せるスタッフもおらず、正直受け入れに消極的でした」と菅野氏。外国人が来店するたびに、店の入口で身振り手振りでメニューなどを説明するなど手間がかかり、入店せずに帰ろうとする人たちも、あえて止めなかったという。

使用食材や調味料、調理法も明記された「ぐるなび外国語版」のメニューブックを活用。牡蠣料理は外国人に人気が高いという
日本酒は北海道の銘柄含め、全国からラインナップ。今後は外国人客にも積極的にアピール予定

 一方で、同じすすきのエリアにある焼肉業態の姉妹店には外国人がたびたび訪れており、日本人よりも客単価が高かったことから、対策を検討。2019年に入り「ぐるなび外国語版」に加盟し、英語・中国語・韓国語のメニューブックを作るとともに、翻訳アプリなども駆使して体制を整えた。「簡単な英語の翻訳表記があれば、メニューについて説明を求められてもほぼ問題なく、写真だけでも伝わる部分が多いので、ストレスが急減しました」(菅野氏)。また、「ぐるなび外国語版 ネット予約」からも毎月予約が入るようになり、頻繁に外国人客が訪れるようになった。外国人の予約客は、しゃぶしゃぶが付く5000円のコース、フリー客はアラカルトで牡蠣料理などの海鮮系の注文が多いが、意外だったのは、テイクアウトをリクエストされるケースがあることだった。「生ものは対応できませんが、これからのメニュー開発のヒントになりそうです」と菅野氏。充実した日本酒のラインナップも外国人用メニューシートを作り、アピールしていく予定だ。

  • 外国語メニューブックの存在をステッカーでも掲示。SNSの発信も促す
  • 写真付きなので、外国人にもメニューの内容を理解しやすい。指差し注文も可能だ

 支払い手段では、アリペイやウィチャットペイのほか、銀聯(ぎんれん)カードなどにも対応。SNSへの投稿を促すためにWi-Fi環境も整備しており、今後はトリップアドバイザーなども活用して認知度アップを目指している。また、団体旅行客の集客を図るため、旅行会社へのプロモーションも準備するなど、外国人の集客を加速させる考えだ。

番傘、切子風のテーブル照明、日本酒ボトルなど和テイストのインテリアに工夫を凝らす
  • 人数に合わせて利用できる個室を複数用意している
  • 店の入口の廊下は、透明板を使ったデザイン。和風のしつらえを写真に撮る外国人客も多いという
海鮮料理のほか、しゃぶしゃぶ、和牛リブロースすき焼き(写真)などの肉料理も人気だ
海鮮個室居酒屋 魚結 すすきの本店(札幌・すすきの)
北海道札幌市中央区南5条西3-11 五条ビル2F
https://r.gnavi.co.jp/h333906/
新鮮な魚介を使った海鮮料理をメインに、しゃぶしゃぶなどの肉料理、串・揚げ物まで豊富なメニューを、和モダンの空間で提供。飲み放題付きのコース料理も充実しており、宴会の利用も多い。
店長 手代木(てしろぎ) 紳 氏
大学時代に経験した接客の楽しさが忘れられず2013年、同店の経営母体である株式会社 心に転職。系列店で経験を積み、店長に。「お客様を楽しませる」をモットーに、隅々にまで気を配ったサービスを心がけている。

インバウンドとは?
「海外から日本へやってくる外国人旅客」のこと。2013年には1,000万人、2016年には2,000万人を突破。2018年はついに3,000万人の大台に達し、過去最高の3,119万2,000人を記録。政府が2016年3月に発表した目標数は、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人。今後も増加が予想されるインバウンドの集客は、飲食店にとって重要な課題のひとつになっている。

無断キャンセルのリスク回避!「ぐるなび外国語版 ネット予約」で訪日外国人を店に呼ぼう!

提携先の1つ、台湾最大級のオンライン旅行会社「KKday」のWebサイト

 急増するインバウンドの集客に力を入れている飲食店は多いが、効果的な集客方法や、無断キャンセルなどに頭を悩ませている店が多いのも事実。そこでぐるなびでは現在、インバウンド向けに事前決済型の「ぐるなび外国語版 ネット予約」を用意しているので、ぜひ有効に活用して売上アップにつなげたい。

「ぐるなび外国語版 ネット予約」の2大ポイント

1.事前決済型予約で、ノーショー(無断キャンセル)のリスクを回避
 予約の際は事前決済となるため、近年問題になっている「ノーショー(無断キャンセル)」のリスクを回避。予約客が当日無断で来店しなくても、キャンセル料として事前設定のコース料金が店舗へ支払われる。

2.ぐるなびが提携する、大手海外旅行サイトへも掲載
 「ぐるなび外国語版 ネット予約」を申し込んだ店舗は、中国や台湾などの、ぐるなびが提携する大手海外サイトへの掲載により、様々な媒体からの集客も期待できる。

※各提携先サイトにて事前確認があり、審査を通過した店舗のみ掲載

最高のシズル感とシンプルな操作性を追求!「ぐるなび外国語版」で訪日外国人へアピール!

「ぐるなび外国語版」トップページ https://gurunavi.com/

 訪日外国人向けの飲食店検索サイト「ぐるなび外国語版」は、訪日外国人が普段から自国で親しんでいるサイトを分析。日本で“間違いない店”を、手間をかけずに知りたいという外国人のニーズに応えるため、見やすさや使い勝手を反映したつくりになっている。また、飲食店予約の手続きなどを手厚くサポートする「外国人向けレストランコンシェルジュ」など、外国人の様々な「日本食」へのニーズに対応する。お問い合わせは担当営業またはサポートセンターまで。

ぐるなびによる訪日促進サイト Japan Trend Ranking

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 「行ってみたい日本、もう一度行きたい日本へ」をコンセプトに、日本の今の魅力を伝えるWebサイト。日本全国約50万件の飲食店情報と、各地の自治体・生産者・シェフとのネットワークを有するぐるなび独自の情報を駆使し、海外や外国人に対して正しい日本食や食文化を発信。日本への興味・関心を高め、海外における“日本のファン”づくりを狙い、訪日外国人観光客のさらなる拡大を目指している。

 サイトでは、日本の伝統料理やご当地グルメなどといった「食」全般のほか、文化、観光、ショッピングなど、日本の新たな魅力を発見できる“トレンドニュースまとめサイト”として情報を発信。「ぐるなび外国語版」「LIVE JAPAN」ともリンクし、店舗ページの閲覧も促進している。

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