2017/01/17 特集

2017年の傾向と対策 飲食店繁盛マニュアル

景気の動向も気になる2017年。飲食業界を取り巻く状況はどう変化し、どのような戦略と対策が求められるのか。「人材」「メニュー構成」など8つのテーマについて、経営コンサルタントの大久保一彦氏に聞いた。

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景気の動向も気になる2017年。飲食業界を取り巻く状況はどう変化し、どのような戦略と対策が求められるのか。「人材」「メニュー構成」など8つのテーマについて、経営コンサルタントの大久保一彦氏に話をうかがった。

今回お話をうかがったのは 経営コンサルタント 大久保一彦氏
1965年生まれ。株式会社グリーンハウスフーズ時代に、「とんかつ新宿さぼてん」惣菜店の多店舗化の仕組みを作る。1997年に独立後、上場企業などの商品開発などを行う。“飲食店のための勉強代行業”として活躍し、著書も多数。近著に「非常識に売れる最強メニューがだれでもつくれる成功方程式」(ぱる出版)がある。

introduction 消費者の節約志向は高め。“筋肉質”な経営がカギを握る

過渡期に入った飲食業界。二極化がさらに進行

2017年、飲食業界を取り巻く状況はどう変化するのだろうか。大久保一彦氏はまず、「節約志向が高まる」と予測する。税金や社会保険料の増加によって、可処分所得(個人が自由に使える所得)が減少し、「食費はできるだけ切り詰めたいという考え方がますます強くなる」と指摘。低価格帯の飲食店が活況を呈する理由の1つがここにあるという。

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