お店を強くする業務支援TOPICS 今回は「POSレジサービス」
導入店リポート:勤怠管理機能で業務を効率化 分析機能の活用でメニュー改定も
故障やトラブルはなくなり運用コストも削減
横浜・JR関内駅近くの「炭火と地酒 馬車道入り口のひもの屋」は、2017年11月に「ぐるなびPOS+」を導入。それまでも、POSレジとOES(オーダーエントリーシステム)は使っていたが、「古い機種で、故障が続いて修理代がかさむのが悩みの種でした」と、オーナーの保坂晃史氏は語る。そんなとき、ぐるなびの担当営業から、「ぐるなびPOS+」の提案を受けた。データはクラウドで管理されるため、どこにいても確認できることや、直感的な操作性、売上管理・分析機能などに魅力を感じ、当時展開していた7店舗のうち、同店を含む3店舗で、タブレット端末のPOSレジとOESの導入を決めた。
実際に使ってみて効果を実感したのが、勤怠管理だ。従来はタイムカードを使っており、月末に店長が約2時間かけて手作業で集計していたため、かなりの負担だった。導入後は集計が自動でできるため、計算の間違いもなくなり、効率が上がったという。さらに、分析機能を使いABC分析(商品の売上を数値化し、売れている順にグループ分けする方法)を行ったところ、人気だと思い込んでいたメニューがそれほど売れておらず、違うメニューの方が売れ筋で売上に貢献しているという結果が出た。「我々の感覚値で判断していたことが、数字で見るとまったく違うことに驚きました」と保坂氏は言う。この分析をもとに、近々メニュー改定を行う予定だ。
OESについても、「直感的に操作ができ、年配のスタッフもすぐに使いこなせています。オーダーボタンを押すとすぐに厨房に情報が飛ぶので、注文から料理提供までがとてもスムーズです」と保坂氏は語る。
そのほか、系列店舗では「ぐるなびPOS+」と顧客管理や予約管理を行う「ぐるなび台帳」を使用しており、「ぐるなびPOS+」の喫食情報や来店情報を「ぐるなび台帳」に連携して、販促や接客などに活かしている。「今まで故障やトラブルはありません。わからないことは、コールセンターに問い合わせましたが、的確に答えていただけました。軽減税率対策補助金(※)の対象となっているため、導入コストが抑えられ、運用コストも以前より低く、満足しています」と保坂氏。今年2月に出店した店舗にも「ぐるなびPOS+」を導入し、未導入の店舗も順次切り替えていく意向だ。
※2019年10月に消費税が10%に引き上げられるが、食料品などは8%のまま据え置きとなる。そのため、複数の税率に対応しなくてはならないことから、複数税率対応のPOSレジを導入すると独立行政法人中小企業基盤整備機構から補助金がもらえる制度。
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