本格和食と充実の日本酒“大人の隠れ家”空間が好評

靴を脱ぎ、リラックスして過ごせる居酒屋。手間暇かけたメニューをそろえるとともに、日本酒を常時40銘柄ほどを用意。店の入口の付近に並べるなどして注文につなげている。

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酒とお料理 つぐ

京都 中京区・四条烏丸 日本料理

 京都の老舗割烹などで修業した店主の橋詰宗紹氏が、四条烏丸の路地奥に2011年6月オープンした居酒屋。靴を脱いで入る店内には、ゆったり座れるカウンター6席や掘りごたつ席のほか、ビジネス層の接待に重宝される個室を備えている。

靴を脱ぎ、リラックスして過ごせる店内。席数は34席で、カウンター席は常連客に人気

 アラカルトは「蟹と蟹味噌のクリームコロッケ」(864円)や「鳥肝の低温煮」(540円)など手間暇かけたメニューをそろえ、毎年約150キロ仕込む「自家製からすみ」(1,296円)などが売りだ。「リクエストがあれば、グランドメニューにないものもお作りします」(橋本氏)と、臨機応変な応対も好評。ぐるなびからの予約が多い4~6名の宴会は、前菜10種盛りや吸い物、お造り盛り合せ、蒸し物など、懐石さながらの料理を飲み放題付きで楽しめる6,000円のコースが人気で、シメの「季節の釡飯」は7種の味を開発し、名物として定着している。ドリンクは日本酒に力を入れ、蔵元から直接仕入れるものもあり、常時40銘柄ほどを用意。店の入口の付近に並べるなどして注文につなげている。

 今後は「より働きやすい労働環境や条件を整えていきたい」と話す橋詰氏。同時にスタッフのさらなるスキルアップが必要と、これまで以上に指導・育成にも力を注いでいく。

ここがポイント!

定番や季節の銘柄で、日本酒ファンに応える
「自家製からすみ」など、こだわりの肴に合う日本酒を豊富にそろえる。季節限定銘柄のほか、メニューにない銘柄も15種前後を用意し、日本酒ファンの期待に応える。
懐石風の本格和食を、リーズナブルに提供
名店仕込みの本格和食を客単価6,000円前後で提供。特に懐石さながらの八寸(写真)や「蟹と蟹味噌のクリームコロッケ」「季節の釡飯」など、名物盛りだくさんのコースが評判だ。
エリアの特徴
四条烏丸周辺は証券会社や銀行が集まる金融街で、河原町方面は京都きっての繁華街。通りと通りを結ぶ辻子(路地)にも、数多くの飲食店が集まっている。
酒とお料理 つぐ
京都府京都市中京区室町新町の間観音堂町468
https://r.gnavi.co.jp/c499501/
店主 橋詰 宗紹 氏
京都や大阪の和食店で修業後、30歳で独立。現在、和食店、蕎麦店など5店舗を経営する。