羊肉のクオリティを追求!専門店のこだわりで差別化

栃木県庁のそばにあるジンギスカン専門店。落ち着いた空間で、高品質な羊肉を楽しめるため、30代以上のビジネス層を集客。接待や宴会での利用が多い。

URLコピー

ジンギスカン専門店 じん助 西口店

栃木 宇都宮 ジンギスカン

 JR宇都宮駅西口から車で約5分、栃木県庁から歩いてすぐの場所に、2017年8月にオープンしたジンギスカン専門店。「周辺に企業が多いため、会社関係の利用を見込み、落ち着いた空間で、高品質な羊肉を楽しめる店をコンセプトにしました」と、スタッフの迎田葵氏は話す。客層の中心は30代以上のビジネス層で、店の奥に個室や大人数用の座敷もあることから、接待や宴会での利用が多い。

天井の梁が印象的なテーブル席。ほかにカウンター席と広い座敷もある

 ジンギスカン用の羊肉は、ほぼ100%のオーダー率を誇る国産の「生ラム」(950円)、「ラムフィレ一本焼き」(1,069円)など10種以上。これらを特製の南部鉄器で客自身が焼き、オリジナルのタレで食べるスタイル。ジンギスカンの肉汁が溶け込んだタレに、ほうじ茶のスープで茹でた麺を浸して食べる「つけ麺」(734円)もシメに好評だ。そのほか、ラム肉を使った「和風しゃぶしゃぶ」(2,138円)や、金・土曜日限定の「ラムホルモン」(680円~)も、ここでしか食べられないと、他店との差別化につながっている。販促では、ぐるなび店舗ページでジンギスカンや空間をアピール。またスタッフの発案で、バレンタインデーのチョコレートつかみ取りなど、様々なイベントを実施。飽きさせない取り組みで、ファンを獲得している。

ここがポイント!

メニューごとに異なる羊肉を使い分ける
羊肉は脂の多い北海道産、食感が柔らかなニュージーランド産、肉が大判のオーストラリア産などを仕入れ、各々の特徴を活かしたメニューを開発。メニューブックでこだわりを伝える。
シメにはオリジナルの「つけ麺」が人気
ジンギスカンのシメには、肉の脂を分解する作用を狙ってほうじ茶のスープで茹でた「つけ麺」を用意。メニューブックやPOPのほか、スタッフも口頭ですすめ、オーダーにつなげている。
エリアの特徴
JR宇都宮駅北西部の塙田(はなわだ)エリアは、県庁などの主要施設が集まる。県庁前の大通りは交通量が多く、周辺にはオフィスや飲食店が並ぶ。
ジンギスカン専門店 じん助 西口店
栃木県宇都宮市塙田3-1-6 ヤマトビル1F
https://r.gnavi.co.jp/hdmpkjv10000/
スタッフ 迎田(むかえだ) 葵 氏
4年前から系列店に勤務。今年1月に西口店へ異動し、ホールスタッフとして接客を担当。