「POSレジサービス」導入店リポート
売上伝票の整理も不要。スタッフの業務負荷が軽減
松阪牛や山形県産のブランド牛「雪降り和牛尾花沢」などを一頭買いし、リーズナブルに提供する「一頭買焼肉 玄 浅草本店」。同店では2017年10月に「ぐるなびPOS+」(オーダーエントリーシステム含む)を導入した。「一頭買いをしているので、すべての部位を売り切るために、その時々によって、おすすめや肉の盛り合わせの内容を変えていく必要があります。以前のレジでは、その場で販売状況や在庫量が把握できず、スタッフの感覚に頼らざるを得ませんでした」と、スタッフの田代政憲氏は語る。
「優れた分析機能を持つPOSレジがほしい」という現場からの要望を受け、本部は「ぐるなびPOS+」の導入を決定。おすすめメニューの打ち出しや、特定部位を割引価格で提供するイベントを開催するときは、「ぐるなびPOS+」で各部位の販売実績を分析して内容を決めているという。「お得なメニューを打ち出す一方で、販売数が減ったメニューも出てきます。『ぐるなびPOS+』では、売上構成比もその場でわかるので、売上が落ち込んだメニューの販売に力を入れることもできますし、イベントが店全体の利益につながったのかなどもきちんと把握できるのがいいですね」と田代氏。
また、毎日の作業効率も大きく改善。従来は営業が終了すると、店舗で約1時間かけて売上伝票を整理し、翌日に本部へ渡し、経理担当がチェックしていた。しかし現在では、「紙伝票の整理などがなくなり、レジを締めたらすぐに帰ることができ、計算ミスもありません」(田代氏)。作業時間の削減でスタッフの負担が減るとともに、それに関わる人件費も抑えることができたという。さらに、「ぐるなびPOS+」に原価や人件費などを入力して簡易PL(損益計画書)を作成。スタッフにも見せているため、数字に対する意識が変わってきていることも収穫だ。
2018年5月には、顧客管理や予約管理ができる「ぐるなび台帳」も導入し、「ぐるなびPOS+」と連携。同店には「玄 焼肉メンバー」という会員制度があり、約1800名の会員がいるが、以前はエクセルを使い、手入力で顧客管理をしていた。現在は「ぐるなび台帳」で管理するほか、「ぐるなびPOS+」に登録された来店履歴や喫食情報などのデータも連携されるため、予約時やオーダーテイクで役に立っているという。
今後は、「顧客情報を活かしてDMの配布などにも活かしたいです」(田代氏)と、さらなる活用を考えている。
東京都台東区浅草1-42-4 電気館ビル2F
https://r.gnavi.co.jp/ga99200/