洗練された空間&雰囲気と“肉ランチ”でファン獲得!

女性や若者が気軽に入れる、カジュアルリッチな洋食業態として営業する「ワイン食堂 マルコ1591」。ランチに力を入れ、「肉の店」を印象付けて認知を拡大。周辺に勤めるビジネス層を獲得している。

URLコピー

ワイン食堂 マルコ1591

埼玉 さいたま・大宮 居酒屋

 大宮駅西口の駅前に2018年5月オープン。中高年男性で賑わう大衆酒場が軒を連ねる立地で、「あえて女性や若者が気軽に入れる、カジュアルリッチな洋食業態にチャレンジしました」と話すのは、統括本部長の有山正寿氏。スタイリッシュな内装と、塊肉の溶岩焼きをアピールし、ニーズの掘り起こしを図った。だが、周辺エリアではなじみのない業態だったため、開店当初は想像以上に苦戦。そこでランチは「生姜焼き」と“肉厚溶岩焼き”の「ポークジンジャー」、両方の「合盛り」の3種類に絞って「肉の店」を印象付け、提供スピードを上げつつ人件費も軽減。さらに、店のロゴ入りカップでテイクアウト用コーヒーを無料で提供するなど、認知の拡大に努めた。狙いは的中し、周辺に勤めるビジネス層の来店が徐々に増えていった。「ランチのお客様のほとんどがディナーでも来店」(店長の佐々木健氏)するなど、確実に常連を獲得している。また、「お客様の7~8割を占める女性のニーズに応え続けることが課題の1つ」(有山氏)と、ハーフサイズを導入するなど、メニューをブラッシュアップして使い勝手を追求している。

オープンキッチンでスタイリッシュな1階。2階はさらに広く、100名超の貸切も可能

 ぐるなびではビジネス層の宴会を多数獲得。「ぐるなびウエディング」を活用し、二次会利用も開拓している。

ここがポイント!

肉料理のみのランチでディナーと相乗効果!
ランチメニュー(写真左)を「生姜焼き」(150g/780円~)、「ポークジンジャー」(同/880円~)に絞り、「肉の店」としてアピール。昼と夜ともに来店してもらえ、相乗効果につながった。
ビッグサイズのサワーが女性に大人気
レモン、ライム、オレンジで手作りする「シトラスレモンサワー」(690円)が人気。高さ20cm超のグラスがインパクト大で、SNSでも拡散。手間はかかるが原価率は低く、収益に貢献。
エリアの特徴
埼玉県随一の巨大ターミナル駅・大宮駅の西口は商業施設とともにオフィスビルが建ち並ぶビジネス街。駅前には大衆酒場が密集したエリアもある。
ワイン食堂 マルコ1591
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-4-2
https://r.gnavi.co.jp/702nxaym0000/
取締役 営業統括本部長 有山 正寿 氏(左)、店長 佐々木 健 氏(右)
飲食の楽しさに惹かれ、異業種から転身した佐々木氏。姉妹店を統括する有山氏と力を合わせる。