多種類のチーズケーキで行列のできる店に成長

チーズケーキ専門店の「KAKA」。定番8種、季節限定商品を数種を提供。チーズや小麦粉は数種をブレンドし、生クリームは北海道産と鹿児島産を種類によって使い分けており、週末は行列ができる人気店となっている。

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KAKA

福岡 中央区・大名 チーズケーキ/カフェ

 専業主婦だったオーナーの庄司恵美子氏が、家庭用オーブンで試作を繰り返し、約半年かけて開発したチーズケーキを提供する店。2017年3月にオープンし、同年6月にはぐるなびやJR九州などが共催する食のイベント「博多FARMERS' MARKET」に出展。さらに地元のテレビ番組に取り上げられたことで認知度がアップ。週末は女性を中心に行列ができる人気店に成長した。

シックで落ち着いた雰囲気の店内には、テーブル席のほかカウンター席もある

 チーズケーキは定番8種に加え、季節限定商品が数種。「チーズを味わうチーズケーキ」がコンセプトで、「また食べたくなる、何度食べても飽きない味を目指しています」と庄司氏は話す。使用する素材にもこだわり、チーズや小麦粉はともに数種をブレンドし、生クリームは北海道産と鹿児島産を種類によって使い分ける。看板商品は4種のチーズを使い、店名にもなっている「KAKA」(410円)。また、店内にはテーブル席など9席のイートインスペースを設け、コーヒーや紅茶(ケーキ代にプラス378円)とセットで楽しむ人が多い。

 イートインの客層の8割は女性だが、テイクアウトは男性の割合も増える。現在はJR博多駅構内にも店を構え、通信販売も好調。9月には西新エリアにも新店をオープンし、「KAKA」のチーズケーキのおいしさを広めていく。

ここがポイント!

10種以上のチーズケーキでリピーター多数
定番の「KAKA」(写真)をはじめ、季節限定商品を含めて全10種以上のチーズケーキを提供し、リピーターを飽きさせない。イートインでは、複数種類を食べる人も多い。
ドリンクのカップは好きなものを選べる
来店客の8割を占める女性受けを狙い、コーヒーや紅茶のカップは、色やデザインが凝ったものをそろえ、来店客が好きなものを選んで楽しめるよう工夫している。
エリアの特徴
繁華街・天神に隣接し、地下鉄赤坂駅から徒歩圏内に広がる大名エリアには、ブランドショップや飲食店が点在する一方、昔からの住宅街も広がる。
KAKA
福岡県福岡市中央区大名1-7-2 けやきビル1F
https://r.gnavi.co.jp/8p9pn9tx0000/
オーナー 庄司 恵美子 氏(左)、スタッフ 原村 辰徳 氏(右)
試行錯誤して一からチーズケーキを開発した庄司氏。原村氏は店舗の運営を任されている。