早期予約割引コースと企業への営業活動で年末の売上アップ!
チカノミ【東京・立川】
SNSやぐるなびで情報発信&予約促進
JR立川駅から徒歩5分の大通り沿いのビル地下1階に立地。2017年10月オープンした居酒屋「チカノミ」は、オフィスが多いエリアということもあり、客層は昼夜ともに30~40代のビジネス層が中心。料理は、水産会社で研鑽を積んだ店長の野澤高広氏が市場で目利きをした鮮魚の刺身や、銘柄鶏の炭火串焼などを売りにしている。
忘年会コースに早期予約割引を付けて予約を促進!
オープン初年は、10月に開業して認知度が上がる前に忘年会シーズンを迎えたこともあり、予約獲得に苦戦した。そこで、「翌年は早めに忘年会の予約を取る準備を始めました」と専務の西川洋右氏。まず、ぐるなびの担当営業の提案を受け、10~11月末までに12月の予約をすると割引になる「忘年会早割コース」を店舗ページで打ち出した。用意した忘年会早割コースは、「寒ぶりのしゃぶしゃぶコース」(通常5300円→早割5000円)、「味わい鍋コース」(通常4200円→早割3900円)、「満足牛コース」(通常4900円→早割4600円)の3種類。さらに9~10月にかけて、それまで名刺交換やネット予約で得た顧客情報を基に、常連客が勤めている近隣企業を中心に宴会利用を促す営業活動を行った。「10月はほぼ毎日、アイドルタイムを使って回りました。秋のコースと忘年会コースのチラシを配りつつ、早期予約割引についても案内しました」と西川氏。この地道な活動が実を結び、秋のコースだけでなく、営業に行ったその場で忘年会の予約をしてくれるケースもあったという。忘年会コースのチラシは、10月からランチの常連客にも配布するほか、近隣のホテルにも置いてもらい、宿泊客にもアピール。こうした対策を実施した結果、10月中に12月の週末の予約がほぼ埋まり、2018年の売上は11月が前年比170%、12月が140%に。「営業活動によって10月の宴会予約も予想以上に取ることができました」と西川氏は笑顔を見せる。
忘年会コースのチラシをランチに配布&外回り営業に活用
忘年会シーズン以外の時期も、3500円以上のコースを予約すると、乾杯用スパークリングワインの無料サービス、または飲み放題30分延長のどちらかを選べるクーポンをぐるなびに掲載しており、クーポン利用者のほとんどが後者を選択。満足度を高めることで、店の好感度を高め、忘年会シーズンの利用につなげている。
Instagramでの情報発信にも注力!
「忘年会の準備は、早く始めた方がいいと実感しました。今年も10月から営業回りと平行して早期予約割引コースをアピールしていく予定です。昨年よりも早い時期に具体的なコース情報を発信できるよう、コース内容を決め、様々なツールを使って発信力も高めていきたいですね」と西川氏。現在の課題はSNSでの情報発信。ぐるなびなどからのネット予約が増えていると感じたため、Instagramからぐるなびのネット予約への連携も始めた。しかし、フォロワーの数や投稿に対する「いいね!」の数は思うように伸びておらず、「もっと情報発信の頻度や質を上げないといけない」と西川氏。昨年同様の地道な営業活動や早期予約特典の打ち出しに加え、SNSでの情報発信にも力を入れ、年末商戦に挑んでいく。
東京都立川市曙町2-8-30 三上ビルB1
https://r.gnavi.co.jp/p859900/