各地のワイナリーと参加者が一堂に集うオンラインワイン会を開催!

東京・神楽坂にあるビストロ「AGARIS」では、6つのワイナリーを招いてオンラインワイン会を開催。参加者には事前に参加ワイナリーのワインを購入してもらい、当日は約30名が参加。参加者・生産者ともに好評を得た。

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AGARIS

東京・神楽坂 ビストロ

 和の素材を取り入れたカジュアルフレンチを、日本ワインとともに提供する「AGARIS」。30~40代を中心にリピーターが多く、ワイン生産者を招いて開催するワイン会も好評だ。

イベントの企画書も作成。ワインの事前販売や当日の進行内容も明記

 しかし、新型コロナの影響で3月に予定していたワイン会は中止に。4月からは営業時間を短縮してテイクアウトに比重を置き、期限付酒販小売業免許も取得してワインの販売も始めた。そんな中で、ワイン生産者たちが中心となり、売上が落ちている飲食店や酒販店を応援するプロジェクト「Cheers to the Future~日本ワインで未来に乾杯!」が始動する知らせを受けた。同店もこれに賛同し、複数のワイナリーと来店客がWeb会議ツール「Zoom」を介して交流するオンラインワイン会を5月31日に開催。「少し前から、各地のワイナリーが独自にオンラインワイン会を開催していて、そのいくつかに参加しながら構想を固めました」とホールマネージャーの平澤貴之氏は語る。複数店舗で開催したほうがより多くの参加が見込めると考え、系列店「新宿 葡庵(ぶあん)」と、知人の居酒屋を含めた3店舗共催とし、北海道や滋賀など、各地から計6ワイナリーに参加してもらった。

本プロジェクトに参加したワイナリーのワイン。イベントでは、ワイナリーが希少性の高いワインを提供

 告知はFacebookのみで行い、参加希望者は事前に参加費として、ワイナリーが用意したワインを3本1万円で購入。3本の内容は購入者に要望を聞きつつ、店が選んだ。当日は約30名がそのワインを飲みながら生産者とオンラインで交流。「各ワイナリーには、事前に畑や醸造所などを撮影した動画を送ってもらい、それを編集しFacebookにアップ。参加者が当日までに視聴できるようにしました」と平澤氏。参加者は動画を見て生産者へ質問したりと、大いに盛り上がり、「ワイン会の新しい可能性を発見できた」など、参加者とワイナリーの双方から好評を得た。「オンラインであれば、遠方の飲食店やワイナリーとワイン会をすることもできますね」(平澤氏)。今後もオンラインワイン会を継続する意向だ。

AGARIS
東京都新宿区神楽坂4-3 楽山ビルB1
https://r.gnavi.co.jp/b094002/