店と同じクオリティーの本格焼肉を家で手軽に楽しめるセットが好評
焼肉酒家 李苑(東京・新宿)
SNSのハッシュタグでも「おうち焼肉」をアピール
東京・新宿の花園神社。そこからほど近い明治通り沿いのビル地下にある「焼肉酒家李苑」。A5ランクの宮崎牛をはじめ、厳選された和牛を手頃な価格で味わえ、ビジネス層を中心にリピーターを獲得している。4月の緊急事態宣言発令後、一時休業したが、5月上旬に営業時間を短縮して再開。併せて、焼肉弁当のテイクアウトやデリバリーにも力を入れてきた。
テイクアウト・デリバリーメニューの開発に着手したのは、昨秋にさかのぼる。代表の菅在根氏は、以前に弁当店を経営していた経験があり、そのノウハウを活用。「年明けから複数の宅配業者を利用し始め、お客様への告知も重ねてきました。そのため結果的に、コロナ禍でもスムーズにテイクアウトやデリバリーに軸足を移すことができました」と説明する。上カルビ弁当(1680円)が売れ筋で、キムチやチヂミなどのサイドメニューも用意している。
さらに、コロナで打撃を受けた旧知の畜産農家を支援するため、卸先を失っていた肉をまとめて仕入れ、店舗休業中からWebでの販売をスタート。部位ごとに下味を付けて店で真空パックし、自家製のタレとセットにして発送する「BBQセット」などを3000円台からそろえた。すると、自粛中に家で焼肉を楽しみたいという需要を捉え、特に1万円のセットに人気が集中。帰省できない代わりに両親へ送るケースも多かったという。「量は少なめでいいので良い肉が食べたいとの声もあり、新たに高級焼肉セットを用意するなど、内容をブラッシュアップしています」と菅氏。SNSでは「#おうちで李苑」「#おうち焼肉」などのハッシュタグを付け、店の味を自宅で楽しんでもらえるよう、認知度を高めている。
年末にかけて、例年並みの客足の回復が見込めない分、引き続きデリバリーや通販を重要視する。それぞれのニーズや用途を深掘りし、商品ラインナップをさらに拡充させていく考えだ。また、黒毛和牛のステーキ用肉を木箱に入れたセットなど、贈答用のニーズを狙った新商品の開発も進めている。
東京都新宿区新宿5-18-16 shinjuku5-1 ビルB1
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