シメのパスタ&リゾットも楽しめる名物トリッパ鍋とローストビーフが好評
國廣×プランチャ【福岡・福岡市博多区】
店の人気メニューを打ち出し、5年前からネット通販に参入
売りの蒸し料理のほか、メニューコンテストで準グランプリを受賞した「トリッパ鍋」が名物の「國廣×プランチャ」。博多・中洲の繁華街でビジネス層を順調に集客する中、「5年ほど前、スタッフの発案でネット通販に挑戦することを決めました」と、店長の吉田達也氏は振り返る。
打ち出した商品は「元祖博多トリッパ鍋」と「蒸しローストビーフ」。「トリッパ鍋」は、トマトと和風だしで煮込む“洋風もつ鍋.で、シメのパスタ、リゾットも大きな特徴だ。国産牛のハチノス(トリッパ)やスープに加え、生パスタとチーズ、オリーブオイルをセットにし、同梱するリーフレットでシメのパスタとリゾットの作り方を丁寧に紹介。鍋と野菜を用意すれば、最後まで店の味を楽しめるよう工夫している。一方、ローストビーフはA5ランクの佐賀牛を独自の方法で調理。「柚子胡椒の生だれ」などオリジナルソースも詰め合わせて他店との差別化を図っている。どちらも店舗営業と並行して厨房で調理し、真空パック機と急速冷凍庫を使用して製造し、常にある程度の数をストックしている。これらを「楽天市場」で売り出すとともに、SNSでも発信。ほどなく「もともとの常連客のほか、店を知らない全国の方から注文が入るようになりました」と吉田氏。特に毎年12月は、自宅用として鍋、贈答用としてローストビーフの売上が好調だ。
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おいしいトリッパ鍋の作り方とシメのパスタ、リゾットの楽しみ方を説明するシートも同梱 -
イタリアンと博多のもつ鍋が融合した「元祖博多トリッパ鍋」は、牛の胃袋トリッパとたっぷりの野菜をトマトと和風だしで味わう名物
手探りで始めたネット通販だが、「5年の間に少しずつブラッシュアップしてきました」と話す吉田氏。「トリッパ鍋」のスープは濃縮して発送しやすいように改良し、ローストビーフのパッケージもギフト用として高級感のある箱に変更。さらに、手作りの各種ラベルや同梱するレシピ、ショップカードなども空き時間を使って作成し、事前に準備を進めることで梱包・発送作業を効率化。巣ごもり需要で増加した注文にもしっかり対応している。最近は、通販用に製造した商品をテイクアウトでも販売。販売チャンネルの拡大を図る。吉田氏は、「店にとって通販は伸び代。今後は自家製の干物や水炊き、もつ鍋など、ラインナップを増やしたい」と語り、高まるニーズを積極的に取り込もうと考えている。
福岡県福岡市博多区中洲5-4-6 リバーフェイス2F
https://r.gnavi.co.jp/f252000/