2021/04/20 特集

店の売りが伝わる、こだわりのテイクアウト 家飲み・行楽・お祝い事など、ニーズをキャッチ!(4ページ目)

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店の名物を少しずつ詰めた弁当で、家飲み需要に応える

炉端 居酒屋 博多香家(こうばしや)【福岡・祗園】

晩酌弁当 1,200 円。名物を詰め合わせた、テイクアウトの一番人気。豚の角 煮や唐揚げ、刺身、カニ爪クリームコロッケをメイン料理とし、おつまみメニューやデザートも盛り込む。ご飯を入れた「香家弁当」(1,000 円)も用意する

利用客の半数がリピート。オードブルの注文も増加

 2014年、福岡・博多駅から1駅先の祇園駅から徒歩6分。オフィスが多いエリアにある創作居酒屋「炉端 居酒屋 博多香家」。4階建てのビルを一棟使い、1階はカウンター、2階は半個室、3・4階は団体用の個室を備える。シーンに応じて使い分けができるため、近隣に勤める20代後半~50代のビジネス層に支持されている。

店頭にあるドアを使ってテイクアウトメニューを写真付きで、内容を細かく紹介。これを見て注文する人も多い
特大エビマヨ(右)790円、燻製ポテトサラダ(左)430円。店内のアラカルトメニューもテイクアウト可能。「特大エビマヨ」は有頭エビを使ってインパクトを出している。「燻製ポテトサラダ」は酒の肴として人気

 5年前から仕出し弁当を手掛けており、慶事・法事や企業の会議用として注文を多数獲得。さらに、昨年3月からはテイクアウトも開始した。「仕出しなどでノウハウはありましたが、自宅用の購入が多いテイクアウトとなると単価を抑えなくてはならないため、どうしても定番料理が中心になります。その分、色合いや見栄えが良くなるよう工夫しました」と店長の森元啓輔氏は話す。テイクアウトで一番人気の「晩酌弁当」(1200円)は、名物である「カニ爪クリームコロッケ」「自家製豆乳豆腐」など、9種の料理を少しずつ詰め合わせたもので、家飲み需要を狙って開発。「店内で提供している料理を入れているので、注文にすぐ対応できます」(森元氏)。告知は店頭に設置した黒板とInstagramで行い、これまで来店したことのない新規客が多く購入。テイクアウトは半数以上がリピーターだ。そのほか、最近は「特製オードブル」(5400円)の注文が多く、ホームパーティーや会社の集まりなどで利用が増えているという。

  • 「特製オードブル」(5,400 円)は家庭用だけでなく、歓送迎会用として企業からの注文も多数
  • 仕出しでは「お食い初め祝い膳」(5,184 円)が人気。自宅でお祝いをする人が増加し、需要が高まっているという

 昨年11月からはWebで注文できるようネットショップを開設し、販路を拡大。3月末には近隣に新店も出店し、攻めの姿勢を続けていく。

炉端 居酒屋 博多香家(こうばしや)【福岡・祗園】
福岡県福岡市博多区冷泉町8-19
https://r.gnavi.co.jp/6pyrshv20000/
地下鉄祇園駅から徒歩6分。和食をベースにしながらも、枠に捉われない料理を提供。宴会のほか、女子会や1 人飲みなどで利用され、近隣企業に勤務するビジネス層でにぎわう。
店長 森元 啓輔 氏
調理師専門学校を卒業後、居酒屋や洋食店などで修業し、2010年に28歳で独立。3月末にはだしをテーマにした小料理屋を出店。

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