コロナ禍、店での飲酒・飲み会のニーズは上昇！ “少人数で” “食事と一緒に飲む”傾向が強まる

更新日：2022.6.22

目次
・コロナ禍でも6割以上の人が「飲食店で飲みたい」と回答。「少人数・身近な人と」が多数
・飲み放題のニーズは低く、単品で注文を望む人が増加。外食ならではの酒を求める声も

　コロナ禍の影響はしばらく続きそうだが、飲食店での飲酒や飲み会を楽しみたいという声も増えている。ぐるなびがぐるなび会員に向けて行った「外飲み」（飲食店での飲酒、飲み会を指す）に関するアンケートでは、今後、店での飲酒・飲み会を望む人が6割以上おり、「少人数」かつ「家族や友人・知人」の開催を望む傾向が強い結果に。また、アルコールは量を求めるよりも「家では飲めない、店ならではのおいしさ」を重視する声が多かった。

　それでは、飲食店での飲酒や飲み会のニーズについて、詳しいアンケート結果を見ていこう。

コロナ禍でも6割以上の人が「飲食店で飲みたい」と回答。「少人数・身近な人と」が多数

　まず、飲食店で酒を飲みたい人の割合の変化を紹介する（図1）。2021年1～9月に、外飲みの機会が1回でもあった人の割合は49.6％。また、「今後どの程度外飲みしたいか」という質問には65.1％が「外飲み意向あり」と回答。「状況により外飲み許容」（14.7％）の回答も含めると、約8割が飲食店で飲んでもいいと考えており、飲酒や飲み会の機会が増えることが期待される。

　図2は、今後コロナ禍で飲む機会を持ちたい人数とそのメンバーについて聞いた結果。人数は「3～4人で」（57.2％）が過半数を占め、「2人で」（48.6％）が続くことから、少人数のニーズが高いことが分かる。メンバーは「現在の（または近くに住む）友人・知人と」（35.6％）、「普段同居している家族・同居人と」（33.3％）、「普段一緒に働いている同僚・仕事仲間と」（29.6％）と続き、身近な人との利用を希望する声が多かった。

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飲み放題のニーズは低く、単品で注文を望む人が多数。外食ならではの酒を求める声も

　図3は、店でのアルコールの飲み方・注文の仕方についてまとめたもの。「食事（料理）をメインに、アルコールは食事時の飲み物として」（48.6％）が最も多く、「アルコールをメインに」（17.8％）、「アルコールのみ」（2.6％）は少数にとどまった。注文の仕方でも「単品で」が53.7％、「飲み放題で」が18.4％となり、飲み放題のニーズは低いようだ。

　コロナ禍での外飲みではどんなアルコールを注文したいかを聞いた（図4）。「料理・つまみにあう」（40.6％）を筆頭に、「ゆっくり飲める」（28.5％）、「家庭では飲めない」「口あたりが軽い・飲みやすい」（ともに19.7％）の順となった。一方で「飲みごたえがある」「がぶがぶ飲める」「アルコールが強め」などは少数にとどまり、“強い・量が多い”アルコールのニーズは多くなさそうだ。

　また、飲食店での飲酒や飲み会ニーズに関して「缶では飲めないような飲み物が飲みたい」「家では飲めない特別なおいしいお酒が欲しい」など、回答者からは外食ならではのアルコールの楽しみ方を求める声が多く上がった。また、「ソフトドリンクだけの飲み放題プランが欲しい」などノンアルコールの充実を求めるコメントも。さらに「グラスの飲み口をしっかり洗ってほしい」「ビールはピッチャーやデカンタなどでの提供は避けてほしい」など、感染対策に言及するコメントも目立った。飲食店はこうした声にも気を配りたい。

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　「コロナ禍の外飲みニーズ」をまとめたこの調査では、上記のほか「外飲みをしたい日時・所要時間」や「注文したい飲料（アルコール）」「利用したい特典やサービス」なども掲載している。ぜひ、下記からダウンロードして、参考にしていただきたい。

アンケート結果レポート「コロナ下の外飲みニーズ」

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