2022年は「少人数」「家族での外食」がキーワード。2021年外食傾向と2022年外食の展望

ぐるなびでは、ぐるなび会員に向け2021年の外食の振り返りと2022年の外食意向について調査。2022年は「家族や少人数での外食を増やしたい」という回答が多く、利用頻度が回復する兆しが見えてきたようだ。

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更新日:2022.6.21

目次
2021年は緊急事態宣言解除後に友人・同僚らとの外食が増加
2022年の外食では「少人数」「家族との外食」を望む人が多数

 ぐるなびでは、ぐるなびユーザーに2021年の外食の振り返りと、2022年の外食意向についてアンケートを実施。2021年は、2020年に比べて外食の利用頻度が回復した。2022年は未だ不透明ながらも、外食の頻度を増やしたいと答えた人が約半数を占め、コロナの感染状況が落ち着けばさらなる回復が見込める兆しがありそうだ。また、今後の外食の利用については、大人数での飲み会は2021年に引き続きニーズは低そうだが、「少人数での外食」や「家族での外食」を増やしたいという回答が多かった。加えて、コロナの感染対策を望む声が聞かれるとともに、「外食でなければ食べられないものを食べたい時には外食がしたい」という声もあがった。

 では、以下より2021年の外食の傾向を振り返るとともに、2022年の外食意向について、詳しい結果を見ていこう。

今回、紹介するデータは「2021年のふりかえりと2022年の希望」(ぐるなび調べ)
回答者数 20~69歳の男女1114人(男性571人、女性543人)
調査時期 2021年12月9日(木)~13日(月)
※アンケート結果は、「ぐるなびPRO for 飲食店(管理画面)」にログインした後、下記からダウンロードできます(ぐるなび加盟店のみ)。
アンケート結果レポート 「2021年のふりかえりと2022年の希望
※未加盟の場合は、下記をご覧いただき、お問合せください。

2021年は緊急事態宣言解除後に友人・同僚らとの外食が増加

2021年の外食頻度では2020年と比べ「増えた」が25.9%、1カ月あたりの外食費では「増えた」が25%となった。「減った」と答えた人も3割いるが、2020年の結果と比較すると割合はそれぞれ半分以下となっている

 まず図1では、2020年と2021年の「外食する頻度と外食費の変化」についてグラフ化した。外食頻度は、「前年と比べて増えた」「大幅に増えた」と回答した人は2020年の8.4%から2021年には25.9%に上昇。同じく外食費も、「前年と比べて増えた」「大幅に増えた」と回答した人は2020年の10%から2021年には25%に増加。2021年は外食頻度、外食費ともに回復の動きが見られた。

2021年によくしていた外食では、「家族でのふだんの外食」(1~9月41.2%、10月以降45.4%)がトップ。一方、緊急事態宣言が解除された2021年10月以降では、「同性の友人との食事・飲み会」(23.3%)、「職場の同僚との食事・飲み会」(11.7%)が同1~9月に比べ大幅に増加

 2021年の「よくしていた外食」を見ると(図2)、1~9月では「家族でのふだんの外食」(41.2%)、「ひとりの外食」(37.2%)が上位に。緊急事態宣言が解除された10月以降は、「同性の友人との食事・飲み会」(23.3%)、「職場の同僚との食事・飲み会」(11.7%)は1~9月末に比べて5ポイント以上上昇した。感染状況が落ち着いたことを受けて、家族だけでなく友人や同僚らと久々の外食機会を設けた人が多かったようだ。

2022年の外食では「少人数」「家族との外食」を望む人が多数。外食ならではの味を求める声も

外食の頻度は2021年に比べ「増やしたい」と答えた人が約半数に。外食費について「増やしたい」と回答した人が3割となり、外食の利用が増えるかもしれない

 図3では、2022年の外食意向について聞いた。外食する頻度について「増やしたい」「大幅に増やしたい」と回答した人は45.9%で、半数近くにのぼった。1カ月あたりの外食費についても「増やしたい」「大幅に増やしたい」という回答が約3割になり、“外食がしたい”というニーズの高まりが期待される。

2022年に減らしたい外食では、「大人数の外食(5人以上)」「職場の宴会(忘新年会、歓送迎会など)」「接待・つきあい」が上位に。増やしたい外食では、「2~4人の外食」がトップ。そのほか「家族でのふだんの外食」「家族でのお祝いやちょっとぜいたくな外食」が上がった

 2022年に減らしたい外食・増やしたい外食について聞いたところ(図4)、減らしたい外食は「大人数の外食(5人以上)」(18.3%)、「職場の宴会(忘新年会、歓送迎会など)」、「接待・つきあい」(ともに17%)が多かった。

 一方で増やしたい外食は、「2~4人の外食」(40.3%)、「家族でのふだんの外食」(33%)が特に多く、大人数や仕事関係での外食は減らしたいが、逆に少人数や家族での外食は増やしたいという意向が伺える。

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2022年にコロナ禍が続いても外食をしたい・してもよい状況や時について、コロナに関することでは「お店や(他の)お客の感染対策がしっかりとできていれば」(25.2%)がトップ。外食に関しては「外食でなければ食べられないものを食べたい時」(21.5%)、「レジャー・旅行などに出かけた時」(20.5%)が上位となった

 最後に、コロナ禍が続いても外食したい(してもよい)状況・時についてまとめた(図5)。コロナに関しては、「お店や(他の)お客の感染対策がしっかりとできていれば」(25.2%)、「住んでいる地域の感染がほぼ収束していれば(感染者が少ないなど)」(23.9%)、「住んでいる地域の感染が落ち着いていれば(感染者が増加していないなど)」(23.6%)と続く。

 一方、外食に関しては「外食でなければ食べられないものを食べたい時」(21.5%)、「レジャー・旅行などに出かけた時」(20.5%)、「気ばらしやストレス発散したい時」(19.9%)という結果に。なお、「どのような状況・時でも外食したい」という人も1割いた。2022年も飲食店は感染対策を徹底することが大前提であり、その上で外食ならではの楽しさやおいしさを提案すれば、消費者の外食ニーズに合致して利用につながっていくかもしれない。

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 「2021年のふりかえりと2022年の希望」をまとめたこの調査では、上記のほか「2021年によく利用したお店の特徴」「2022年に利用が増えそうなお店の特徴」「2022年こそしてみたい外食(フリーコメント)」なども掲載している。ぜひ、下記からダウンロードして、参考にしていただきたい。

アンケート結果レポート「2021年のふりかえりと2022年の希望

※「アンケート結果レポート」は、ぐるなび加盟店のみ閲覧・ダウンロード可能です
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