要望に応える姿勢をアピールし居酒屋ならではの二次会

東京豚バザール 錦糸町-居酒屋という業態で二次会需要の獲得に成功、きっかけは常連客からの問い合わせ。「東京豚バザール」は、スタイリッシュな内装で女性客に人気の豚料理専門店。‐ぐるなびツール活用

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東京豚バザール 錦糸町

東京・錦糸町

3Fでエレベータを降りると、かわいらしい豚のしっぽのデザインが出迎えてくれる

居酒屋という業態で二次会需要の獲得に成功
きっかけは常連客からの問い合わせ

「東京豚バザール」は、スタイリッシュな内装で女性客に人気の豚料理専門店。1号店は東京・上野にあるが、2号店の錦糸町店は2年前の2009年9月、JR総武線・錦糸町駅の駅前エリアにオープンした。同店の看板商品は、静岡県・富士山の裾野で放牧されて育った「LYV豚(ルイビ豚)」。柔らかでジューシーな肉質を特長とする、放牧豚のなかでも最高品種とされる豚だ。さらに、野菜は自家農園と契約農家から新鮮な野菜を調達。厳選された食材を使うことにこだわり、ぐるなび店舗ページでもそれをアピールしている。

そんな同店がウエディング二次会のパーティを最初に手掛けたのは、オープンしてまだ1年も経たないときだ。「何度か来店して気に入ってくださった常連さんや、会社の忘年会や同窓会で利用してくださるお客様ができてきた頃です。そんなお客様の1人から、当店でウエディングの二次会はできないかと相談されたのがきっかけでした。それで、やってみることにしたのです」と、錦糸町店と上野店の店長を兼務する統括支配人の武田行史氏は振り返る。

プロジェクターなどの設備を導入して本格参入
プランはリーズナブルな価格設定に

その後、本格的にウエディング二次会に参入したのは、今から約1年前。そのために、プロジェクターやDVDプレーヤー、マイクなどの映像・音響設備を導入し、「ぐるなびウエディング二次会」の活用も始めた。二次会パーティは1回当たりの売上が大きいため、そうした設備投資をしても取り戻せるという経営上の判断があったという。

二次会パーティプランは、料理の品数によって3種類の基本プランがあり、すべて2時間のフリードリンク付きで3,500円からとリーズナブルな価格設定。料理8品のプランは、人数により1名3,500円(58名以上)、4,000円(50名)、5,000円(40名)で3時間。料理10品のプランは1名4,000円で3時間、料理13品のプランは1名5,000円で3.5時間となっている。また、別料金でウエディングケーキ、チョコレートファウンテン、ドーナッツタワー、ウェルカムボード、花束、スモークやライトなどの手配も可能。ウエディングケーキは持ち込みも歓迎しているが、「ケーキ店を紹介してほしい」と相談されれば、同じ業界だからこそ知っている良い店をマージンも一切とらずに紹介するというから良心的だ。

コンセプトは「温かい二次会」
要望をすべて叶える臨機応変な対応が強み

「居酒屋ですから、格好をつけたパーティはできません。ですから、温かい二次会を作ろうというのが当店のコンセプトです」。そう話す武田氏が考える同店の一番の強みは、臨機応変な対応だ。「お客様の希望、要望に対しては、基本的に『ノー』と言いません」と、笑顔を見せる。

これまであった要望の例を挙げると、「パソコンをプロジェクターにつなぎ、Webの画面を映したい」、「パーティ終了後、新郎新婦の衣裳を店から自宅へ送ってほしい」、「タレントを手配してほしい」など様々だ。しかし、そうしたゲストの要望をすべて叶えてきたという。さらに、スタッフの特技を活かしてBGMを編集したり、スタッフが司会やゲームの進行をすることもある。「なかでも、お客様のリクエストで業者にオリジナルで作ってもらったハート型のウエディングケーキは、『切るのがもったいない』と感激されるほど喜んでいただけました」。

春秋には毎週末にウエディング二次会の予約が
通常営業との相乗効果もあり

ウエディング二次会の販促は主に「ぐるなびウエディング二次会」で行なっているが、開始当初は自店で制作した二次会用のパンフレットを持って、亀戸・葛西・錦糸町など近隣エリアの結婚式場やホテルに挨拶回りもしたという。予約は、本格参入からの約1年間を平均すると、1カ月に2.5本。春秋のウエディング・シーズンには、毎週末(土・日のどちらか)に予約が入るという。また、ウエディング二次会のみの売上は、1年前に比べて30%ほど増加しているそうだ。「今は、なるべくお金をかけず、気も遣いたくないと考えるお客様が多いと思います。当店の二次会プランは、そうした今の時代のニーズにマッチしているのではないでしょうか」と、武田氏は分析する。また、通常営業との相乗効果もあるそうだ。居酒屋なので、幹事や新郎新婦が気軽に下見来店し、打ち合わせをしながら手頃な料金で飲食もできるからだ。さらに、ウエディング二次会での利用をきっかけに常連客になるケースもあるという。

「出来上がったものは、まだ何もありません。温かい二次会というコンセプトを、ハードとソフトの両面でどう形にするかをもっと追求していきたいです」と、武田氏は今後の目標を語ってくれた。

統括支配人
武田 行史 氏
ゆったり座れるイスや間接照明が、ゲストを心からくつろがせる店内。柱などでできる死角がないため、パーティ会場にもぴったりだ。入口を入ってすぐのところにはカーテンで仕切れるソファ席の6名用個室が1つあり、ウエディング二次会時にはこの個室を新郎新婦の控え室として利用することができる
ランプシェードには朝霧高原の契約農家で働く人々や、そこで採れた作物、牧場で元気に育っている豚などの写真をデザイン。店のポリシーとおしゃれさを同時に表現した上手な演出だ
店舗ページTOP
ぐるなびWedding二次会ページ集客の相乗効果を狙い店舗ページとも連携、トピックス欄などでも二次会をアピールし、ウエディングページに誘導。「ご要望にできる限りお応えいたします」などのコメントを随所に配し、柔軟な姿勢を伝えている
東京豚バザール 錦糸町
住所
東京都墨田区江東橋3-8-12 KINSIA ANNEXビル3F
ジャンル
豚料理専門店
収容人数
着席:40名~60名
立食:40名~80名
営業時間
16:30~23:30
定休日
不定休・年末年始

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※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

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