外国人が喜ぶ要素をアピール!食体験イベントも開催

東京・銀座にある「回転寿司酒場 銀座沼津港」は、「グルメ系回転寿司」がコンセプト。外国人観光客を強く意識し、ぐるなび外国語版の「食体験イベント」ページにマグロ解体ショーなども掲載。

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インバウンド獲得対策の今─ vol.25

外国人が喜ぶ要素を随所でアピール! マグロ解体の「食体験イベント」も開催

年々増加傾向にある訪日外国人観光客(インバウンド)。ビジネス等で長期在日する外国人も対象に、言葉の違い、文化の違いを乗り越え、様々な工夫で集客を図る飲食店の取り組みをレポート。

メニューブックは英語、中国語に対応。「沼津直送」のマークは読めなくとも、おすすめであることが一目瞭然

外国人客を意識した店舗設計。英語、中国語メニューも用意

2014年10月オープンの「回転寿司酒場 銀座沼津港」は、「グルメ系回転寿司」がコンセプト。静岡・沼津直送の生しらすや桜えびなどが売りだ。また、一般的に回転率が下がるために回転寿司業態では敬遠されるアルコール類を充実させ、“飲める回転寿司店”として、他店との差別化を図っている。「銀座周辺に回転寿司はあまりないので、当店の特徴がより際立つと考えて出店しました。場所柄、店舗の雰囲気は外国人観光客を強く意識しています」と語るのは、店長の渡邉友樹氏。

店内には、カウンターのほか、6名前後のグループが多い外国人の個人旅行に合わせ、8名で着席可能なボックス席を用意。団体旅行の場合は、買物グループと飲食グループに分かれて銀座を散策することも多く、そうした需要を狙って、着席で14名収容の個室を作り、「入れ替え制」で対応できるように工夫している。

また、店頭には、店の外から内側をのぞける酒蔵を設置。「日本酒は定番に加え、『忍者』などの銘柄もそろえています。また、寿司職人の等身大に近いパネルを、エレベーターから出てくると自然に目に入る位置に置くことで、外国人のお客様に当店の存在をアピールしています。パネルと一緒に記念撮影する外国人のお客様も多いですね」(渡邉氏)。英語、中国語のメニュー表もオープン時から用意しており、現在は4割が外国人客。その6割がアジア系という。さらに同店では、アイドルタイムの集客策として、「マグロの解体ショー」を企画。「ぐるなび外国語版」の「食体験イベント」ページに掲載し、外国人には特に人気がある“体験”の側面からも予約の獲得を狙っている。

接客は、「言葉が通じにくいといった不便さも、旅行中の“体験”と考えてもらえれば」(渡邊氏)との考えから、基本的に日本人客と同様に接している。もちろん、最低限のコミュニケーションは図れるようにしており、「沼津祭」と題して春夏にオリジナルメニューを提供したり、蔵元とコラボした日本酒の試飲など、外国人にも魅力的な店内イベントを随時開催し、一層のインバウンド獲得に努力を続けている。

回転レーンでは、写真に英語・中国語表記のPOPも置いている。日本語のローマ字表記を読んでオーダーする外国人客もいる
店頭の寿司職人パネルは、一種のマスコット的な存在。外国人客の目を引き、記念撮影の場所にもなっている
カウンターに貼ったステッカーで、外国人にニーズの高いWi-Fiが使える店をアピール
店内に掲げた日本酒ののぼり。インパクトある「忍者」は注目の的
店の外からも中が見える酒蔵。種類の多さで“飲める回転寿司店”をアピール
「ぐるなび外国語版」でも写真を多用して新鮮な寿司やサイドメニュー、店内の雰囲気をアピール。「食体験イベント」のページ(写真)では、「マグロ解体ショー」を掲載している
回転寿司酒場 銀座沼津港(東京・銀座)
東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ8F
http://r.gnavi.co.jp/20gwx4mu0000/
シンプルでモダンな店内は落ち着いた大人の空間。日本酒などアルコールも豊富で、近隣オフィスの宴会需要が多く、コースも各種用意。銀座中央通りに面し、観光客も利用しやすい立地。
店長 渡邉 友樹 氏
寿司職人歴10年で、オープン時から現職。言葉が通じにくい外国人客には、カウンター越しにジェスチャーを交え対応する。マニュアルに応じた接客ではなく、コミュニケーションを重視する。

インバウンドとは?
「海外から日本へやってくる外国人旅客」のこと。国土交通省を中心に展開される「ビジット・ジャパン」事業(2003年~)などにより、2013年には1964年の統計以来、初めて1,000万人を突破。そして2014年には1,341万人に達した。政府が掲げる2020年の2,000万人実現に向け、今後も増加が予想されるインバウンドの集客は、飲食店にとって重要な課題のひとつだ。

Information

受講無料 ぐるなび大学にてセミナー好評開催中!「インバウンド対策セミナー&外国語版メニュー登録・更新会」

ぐるなび大学では、外国人観光客の受け入れ準備のための講座として、「インバウンド対策セミナー& 外国語版メニュー登録・更新会」を全国各地で開催。第一部の「インバウンド対策セミナー」は、訪日外国人の状況、ぐるなび外国語版の活用方法のほか、「外国人を集客するために何が必要か?」「来店時に戸惑わないための準備とは?」といった基本を学べる内容。また、第二部の「外国語版メニュー登録・更新会」では、実際に店舗IDでログインし、インストラクターの案内のもと、その場でぐるなび外国語版のメニュー登録ができる内容になっている。

ぐるなび外国語版では、日本語入力で4言語でのメニュー表示が可能(ページ下部の囲み参照)。ぜひこのセミナーを活用し、今後のインバウンド受け入れ準備につなげていただきたい。

※参加無料。対象はぐるなび加盟の飲食店様となります。
※詳細はWebもしくは電話でお問い合わせを。

  • ぐるなび大学事務局
  • 0120-41-9672
    受付/平日10:00~18:00
  • エリアごとの開催日の確認、申し込みはこちらからも可能!
    http://daigaku.gnavi.co.jp

メニュー情報を多言語で発信可能に「ぐるなび外国語版」の「メニュー情報一元変換システム」で食材から調味料、調理方法までメニュー内容を発信!

メニュー表記の一例
ドリンク表示の一例

「ぐるなび外国語版」では、2015年4月1日より多言語変換機能である「メニュー情報一元変換システム」を付与。1つの料理に対して、食材から調味料、調理法までを、オリジナルに開発した「メニュー辞書」によって、「ぐるなびPRO for 飲食店」の管理画面から日本語を選択するだけで多言語(現在は英語、韓国語、中国語の繁体字・簡体字の4言語)に変換可能に(9月14日からは単品のドリンクメニューも登録可能になっている)。

飲食店が、正確に詳細なメニュー情報を多言語で発信することにより、外国人にとっては飲食店選択の幅が大きく広がり、飲食店にとっては新たな集客の柱として、年々増加する訪日外国人の取り込みにつながることが期待される。また、メニューページをプリントアウトすれば、そのまま店で「外国語のメニューブック」として使えるほか、タブレットがあれば来店客の目の前で操作してすぐ見せることもできる。

ぜひ「ぐるなび外国語版」の「メニュー情報一元変換システム」を、外国人へのアピールおよび受け入れに活かしていただきたい。内容の詳細は担当営業またはサポートセンターまでお問い合わせを。

ぐるなびPRO for 飲食店 URL http://pro.gnavi.co.jp
ぐるなび外国語版 URL https://gurunavi.com

ぐるなびによる訪日促進サイトJapan Trend Ranking

「行ってみたい日本、もう一度行きたい日本へ」をコンセプトに、ぐるなびが2013年4月25日に開設した、日本の今の魅力を伝えるWebサイト。全国50万件の飲食店情報と、全市区町村の生産者とのネットワーク、約2万人のシェフのコミュニティを有するぐるなび独自の情報を駆使し、海外や外国人に対して正しい日本食や食文化を発信。海外における“日本のファン”作りを狙い、訪日外国人観光客のさらなる拡大を目指している。

サイトでは、日本の伝統料理やご当地グルメのほか、名所旧跡、温泉、文化・芸能や、ショッピング、四季のイベントなど、日本全国の最新トレンドをランキング形式で紹介。また、会員(登録無料)になることで様々なキャンペーンへの参加が可能となる。サイトの随所に「ぐるなび外国語版」への誘導口を設け、店舗ページの閲覧も促進している。

http://fr.sushiandsake.net/(フランス語版)http://tw.sushiandsake.net/(台湾版)http://hk.sushiandsake.net/(香港版)https://sg.sushiandsake.net/(英語版)https://th.sushiandsake.net/(タイ語版)https://sushiandsake.net/(ロサンゼルス版)

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※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

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