「ぐるなび外国語版」でメニューブックを作成

東京・新宿にある炉端焼きの店「石狩川」では近年、アジア系を中心にフリーの外国人客が急増。そこで、「ぐるなび外国語版」を活用して英語、中国語、韓国語のメニューブックを作成した。

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インバウンド獲得対策の今─ vol.27

「ぐるなび外国語版」でメニューブックを作成。外看板にも付けて集客・接客がスムーズに

年々増加傾向にある訪日外国人観光客(インバウンド)。ビジネス等で長期在日する外国人も対象に、言葉の違い、文化の違いを乗り越え、様々な工夫で集客を図る飲食店の取り組みをレポート。

外看板に付けた外国語のメニューブック。これを見て入店する外国人のフリー客が毎日数組いるという

スタッフが英語学習を開始。一層の接客力の向上へ

東京・新宿駅前で長きにわたり愛される炉端焼きの店「石狩川」。北海道ならではの石狩鍋や、厚岸産の牡蠣など、旬の素材をリーズナブルに堪能でき、30~50代男性の利用が多い。

新宿自体が大繁華街ということで、もとより外国人観光客や、日本人のビジネスマンが出張中の外国人を連れて来店することも多く、10数年前から外国語メニューは店独自のものを作っていた。しかし、「メニューや価格が変わるたびに対応するのが面倒になり、やがて使わなくなっていました。でも、ここ2年ほどでアジア系の外国人を中心にフリー客が増え、あらためて販促を強化し、メニューブックを作成しようと思って活用したのが『ぐるなび外国語版』です」と話すのは、「石狩川」をはじめ、多業態の飲食店経営を手がける新和商事株式会社の佐々木昭人氏。ぐるなびの担当営業と相談し、2015年の夏からは積極的にメニュー登録も始めた。「日本語入力の簡単な操作で外国語でメニュー登録ができ、写真も入るので、助かっています」(佐々木氏)。

現在、「ぐるなび外国語版」で表示可能な英語、中国語(北京を中心に一般的に使われる「簡体字」と、台湾や香港で使われる伝統的な「繁体字」、双方に対応)、韓国語のメニューページをプリントアウトし、店内でメニューブックとして使用中。日本人ビジネスマンの間でも外国人の接待に便利と評判だ。

また、英語版と中国語版のメニューは店頭の看板にも設置したところ、これに目を留めたフリーの外国人客を1日に3~4組獲得。2015年に品ぞろえを充実させた日本酒も、「ぐるなび外国語版」で日本語入力によるメニュー登録を進め、外国人客にアピール。日本ならではの酒を楽しみたい外国人のオーダー増につながっている。

来店する外国人は、中国人、欧米人が多く、割合は半々ほど。「店には中国人スタッフもいて、英語ができるスタッフもいます。英語は会社で教材を購入し、接客に必要な英会話を、ミーティングや朝礼時に定期的に確認・練習しています」と佐々木氏。今後は日本らしいちょっとしたお土産を帰り際に渡すなど、より思い出に残るサービスをしたいと考えている。

「ぐるなび外国語版」のメニューページをプリントアウトしてパウチ。フックでまとめたものを外看板に取り付けている
店内用の外国語メニューブックも「ぐるなび外国語版」のメニューページをプリントアウトしたもの。
北海道の食材をふんだんに扱ったメニュー。北海道の地酒をはじめ、ドリンクメニューも北海道ならではのものが多い
店内外に日本酒の瓶を樽に入れてディスプレイ。日本酒が飲みたくなるきっかけをつくっている
日本酒の品ぞろえにも力を入れている。店内の目立つ位置に大型の冷蔵庫を置いてアピール
「ぐるなび外国語版」メニューページ。日本酒をアピールすることで、日本酒目当ての外国人も獲得
北海道ご当地ろばた 石狩川(東京・新宿)
東京都新宿区西新宿1-15-4 第2セイコービル4F
http://r.gnavi.co.jp/g110100/
1973年にオープンした炉端焼き店。JR新宿駅西口から徒歩数分という好立地で、最大60名収容できる個室は、忘新年会や歓送迎会での利用にも人気。カウンター席は、炉端のライブ感たっぷり。
スタッフ 藤岡 卓也 氏
2015年に店に入り、外国人客の応対の中心的スタッフとして活躍している。英会話のレベルを上げるため日々勉強中。来店客とのコミュニケーションを深めるため、笑顔あふれる接客を心がけている。

インバウンドとは?
「海外から日本へやってくる外国人旅客」のこと。2013年には1964年の統計以来、初めて1,000万人を突破。そして2014年には1,341万人に達した。2015年は10月末日現在で1,631万人。すでに2014年の訪日外国人数を大幅に上回っている。政府が掲げる2020年の2,000万人実現に向け、今後も増加が予想されるインバウンドの集客は、飲食店にとって重要な課題のひとつだ。

Information

受講無料 ぐるなび大学「インバウンド対策セミナー& 外国語版メニュー登録・更新会」

ぐるなび大学では、外国人観光客の受け入れ準備のための講座として、「インバウンド対策セミナー&外国語版メニュー登録・更新会」を全国各地で開催。ぜひこのセミナーを活用し、今後のインバウンド受け入れ準備につなげていただきたい。

※参加無料。対象はぐるなび加盟の飲食店様となります。

Report from KANAGAWA & SHIZUOKA神奈川・川崎と静岡・熱海でインバウンド対策セミナーを開催!

熱海市役所でのセミナー風景

2015年5月に川崎市(神奈川県)とぐるなびが締結した「地域活性化連携協定」、また、2012年に熱海市とぐるなびが締結した「パートナーシップ協定事業」に関連して、川崎では11月24日(火)に高津区役所で、熱海では11月25日(水)に熱海市役所で、インバンド対策セミナーが開催された。

会場には、増え続ける訪日外国人の集客に力を入れたい飲食店関係者らが集まり、訪日外国人の状況、外国人を呼び込むための取り組み事例、外国人客からよくある要望、「ぐるなび外国語版」を含めたぐるなびのサポートなどの話に熱心に耳を傾けた。

メニュー情報を多言語で発信可能に「ぐるなび外国語版」の「メニュー情報一元変換システム」で食材から調味料、調理方法までメニュー内容を発信!

メニュー表記の一例
ドリンク表示の一例

「ぐるなび外国語版」では、2015年4月1日より多言語変換機能である「メニュー情報一元変換システム」を付与。1つの料理に対して、食材から調味料、調理法までを、オリジナルに開発した「メニュー辞書」によって、「ぐるなびPRO for 飲食店」の管理画面から日本語を選択するだけで多言語(現在は英語、韓国語、中国語の繁体字・簡体字の4言語)に変換可能になった(単品のドリンクメニューも登録可能)。

飲食店が、正確に詳細なメニュー情報を多言語で発信することにより、外国人にとっては飲食店選択の幅が大きく広がり、飲食店にとっては新たな集客の柱として、年々増加する訪日外国人の取り込みにつながることが期待される。また、メニューページをプリントアウトすれば、そのまま店で「外国語のメニューブック」として使えるほか、タブレットがあれば来店客の目の前で操作してすぐ見せることもできる。

ぜひ「ぐるなび外国語版」の「メニュー情報一元変換システム」を、外国人へのアピールおよび受け入れに活かしていただきたい。内容の詳細は担当営業またはサポートセンターまでお問い合わせを。

ぐるなびPRO for 飲食店 URL http://pro.gnavi.co.jp
ぐるなび外国語版 URL https://gurunavi.com

ぐるなびによる訪日促進サイトJapan Trend Ranking

「行ってみたい日本、もう一度行きたい日本へ」をコンセプトに、ぐるなびが2013年4月25日に開設した、日本の今の魅力を伝えるWebサイト。全国50万件の飲食店情報と、全市区町村の生産者とのネットワーク、約2万人のシェフのコミュニティを有するぐるなび独自の情報を駆使し、海外や外国人に対して正しい日本食や食文化を発信。海外における“日本のファン”作りを狙い、訪日外国人観光客のさらなる拡大を目指している。

サイトでは、日本の伝統料理やご当地グルメのほか、名所旧跡、温泉、文化・芸能や、ショッピング、四季のイベントなど、日本全国の最新トレンドをランキング形式で紹介。また、会員(登録無料)になることで様々なキャンペーンへの参加が可能となる。サイトの随所に「ぐるなび外国語版」への誘導口を設け、店舗ページの閲覧も促進している。

タイ語版トップページ

http://fr.sushiandsake.net/(フランス語版)
http://tw.sushiandsake.net/(台湾版)
http://hk.sushiandsake.net/(香港版)
https://sg.sushiandsake.net/(英語版)
https://th.sushiandsake.net/(タイ語版)
https://sushiandsake.net/(ロサンゼルス版)

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※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

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