アジア4都市で「Japanese Restaurant Week」開催

ぐるなびでは、2013年より行っている「Japanese Restaurant Week」を、台湾、上海、香港、シンガポールのアジア4エリアで開催。「行ってみたい日本、もう一度行きたい日本」をアピールした。

URLコピー

インバウンド獲得対策の今─ vol.28

台湾、上海、香港、シンガポールの4都市で「Japanese Restaurant Week」開催。食を通して日本の地方の魅力も発信!

2014年に引き続き、2015年も訪日外国人観光客(インバウンド)の数は過去最多を記録した。年々増加する外国人観光客や、ビジネス等で日本に長期滞在する外国人も対象に、言葉や文化の違いを乗り越え、様々な工夫で集客を図る飲食店の取り組みを紹介する本連載。今回は特別編として、昨年秋から海外4エリアにて開催されている「Japanese Restaurant Week」の様子をリポート。

インバウンドとは?

「海外から日本へやってくる外国人旅客」のこと。2013年には1964年の統計以来、初めて1,000万人を突破。そして2014年には1,341万人に達した。2015年は10月末日現在で1,631万人。すでに2014年の訪日外国人数を大幅に上回っている。政府が掲げる2020年の2,000万人実現に向け、今後も増加が予想されるインバウンドの集客は、飲食店にとって重要な課題のひとつだ。

「Japanese Restaurant Week」で日本の食・食文化をアピール!「Japan Trend Ranking」(画像は台湾版)6つの国・地域で開設されている、ぐるなびによる訪日促進サイト「Japan Trend Ranking」(ページ下部参照)では、特設ページを設けて「Japanese Restaurant Week」の開催を告知。日本往復航空券などが当たるラッキードロー(抽選)も目立つように紹介し(上の画像参照)、参加レストランへの来店や訪日を促した

日本政府観光局と連携して海外4エリアでイベント開催

ぐるなびでは、2013年より定期的に行っている「Japanese Restaurant Week」(以下JRW)を、2015年の秋から、台湾、上海、香港、シンガポールの海外4エリアにて開催。10月8日の台湾を皮切りに、2015年の内にその“第1弾”が終了し、2016年1月からは第2弾がスタートしている。上海では今回が初開催となり、台湾、上海、シンガポールでのJRWは、日本政府観光局(JNTO)が実施するビジット・ジャパン官民連携事業と連携したかたちでのイベントになっている。

JRWとは、「『行ってみたい日本、もう一度行きたい日本』という気持ちを醸成する」というコンセプトのもと、催し物や現地の日本食レストランを通じて、日本の食や食文化に触れてもらい、海外における「日本のファン」をつくるとともに、実際の訪日を促進するためのイベント。各地のJRWでは、本開催に先立ち、オープニングイベントを実施。4エリアそれぞれでJRW開催をアピールするとともに、日本各地の食材や料理を提供したり、寿司握りの実演・提供をしたりと、目でも口でも楽しめる内容に、各エリアの地元メディアが数多く来場。様々な媒体でその様子が紹介された。また、JRWの開催は、ぐるなびによる訪日促進サイト「Japan Trend Ranking」(以下JTR)内でも特設ページで告知した。

「Japanese Restaurant Week」開催スケジュール

さらに、今回のJRWに関連して、実際に訪日してもらい、大都市だけではなく、日本が誇る地方の素晴らしい食の魅力にも気づいてもらうべく、訪日旅行専門の旅行社と連携し、「日本の食」をテーマにした旅行4ルート、17コースを企画・作成。“日本の地方の食の魅力を発見する旅行特集サイト”を開設し、東京・大阪を含む10都市の観光スポット、食文化、レストランの充実した情報を発信している。このサイトへは、JTRはもちろん、「ぐるなび外国語版」や旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」など、現地の人たちが見る媒体からも誘導を図っている。

ぐるなびではこれからも、JNTOと連携するなどして、外国人に対して日本の食や食文化を知ってもらうだけではなく、実際に日本を訪れて、地方も含めて日本各地の食や自然など様々な魅力を楽しんでもらうための仕組み作りに力を入れていく。

「Japanese Restaurant Week」に参加している台湾、上海、香港、シンガポールの日本食レストランでは期間中、ポスターの貼付やパンフレットのラックを設置して日本をアピール
台湾のオープニングイベント(会場/ SOGO台北復興館11階「和食えん」)では、日本各地の逸品(下記参照)が振る舞われた。現地メディア44社が集まり注目の高さが伺えた
台湾でのオープニングイベントで振る舞われたメニュー・食材
台湾でのオープニングイベントで振る舞われた7つの食材・料理の内の1つ、「柔らか豚の泡盛醤油炊き」

日本の地方の魅力を、「食」を通して発信!

「地方の食の魅力を発見する旅行特集サイト」(画像は台湾版)

訪日旅行者専門の旅行社と連携し、北海道・新潟・石川・京都・広島・愛媛・福岡・沖縄から、「日本の食」をテーマにした4ルート、17コースが作られた。また、東京・大阪を加えた10都市の観光スポット、食文化、レストラン情報も発信

ルート1

雪国だから寿司がうまい!日本三大市場を巡りながら寿司と海鮮を極める旅
(東京 + 札幌 + 金沢・富山 5~6日間)

ルート2

興奮! 超ローカル(B級)グルメの本場へ
(東京 + 広島 + 福岡 + 沖縄 5~6日間)

ルート3

寿司と酒の真価に触れる旅
(大阪〈京都〉 + 札幌 + 新潟 5~6日間)

ルート4

長寿グルメ! 健康に効く美食旅
(大阪〈京都〉 + 愛媛 + 沖縄 5~6日間)
※上記4ルートをモデルに、関連ルートを計17コース作成

メニュー情報を多言語で発信可能に「ぐるなび外国語版」の「メニュー情報一元変換システム」で食材から調味料、調理方法までメニュー内容を発信!

メニュー表記の一例
ドリンク表示の一例

「ぐるなび外国語版」では、2015年4月1日より多言語変換機能である「メニュー情報一元変換システム」を付与。1つの料理に対して、食材から調味料、調理法までを、オリジナルに開発した「メニュー辞書」によって、「ぐるなびPRO for 飲食店」の管理画面から日本語を選択するだけで多言語(現在は英語、韓国語、中国語の繁体字・簡体字の4言語)に変換可能になった(単品のドリンクメニューも登録可能)。

飲食店が、正確に詳細なメニュー情報を多言語で発信することにより、外国人にとっては飲食店選択の幅が大きく広がり、飲食店にとっては新たな集客の柱として、年々増加する訪日外国人の取り込みにつながることが期待される。また、メニューページをプリントアウトすれば、そのまま店で「外国語のメニューブック」として使えるほか、タブレットがあれば来店客の目の前で操作してすぐ見せることもできる。

ぜひ「ぐるなび外国語版」の「メニュー情報一元変換システム」を、外国人へのアピールおよび受け入れに活かしていただきたい。内容の詳細は担当営業またはサポートセンターまでお問い合わせを。

ぐるなびPRO for 飲食店 URL http://pro.gnavi.co.jp
ぐるなび外国語版 URL https://gurunavi.com

ぐるなびによる訪日促進サイトJapan Trend Ranking

「行ってみたい日本、もう一度行きたい日本へ」をコンセプトに、ぐるなびが2013年4月25日に開設した、日本の今の魅力を伝えるWebサイト。全国50万件の飲食店情報と、全市区町村の生産者とのネットワーク、約2万人のシェフのコミュニティを有するぐるなび独自の情報を駆使し、海外や外国人に対して正しい日本食や食文化を発信。海外における“日本のファン”作りを狙い、訪日外国人観光客のさらなる拡大を目指している。

サイトでは、日本の伝統料理やご当地グルメのほか、名所旧跡、温泉、文化・芸能や、ショッピング、四季のイベントなど、日本全国の最新トレンドをランキング形式で紹介。また、会員(登録無料)になることで様々なキャンペーンへの参加が可能となる。サイトの随所に「ぐるなび外国語版」への誘導口を設け、店舗ページの閲覧も促進している。

タイ語版トップページ

http://fr.sushiandsake.net/(フランス語版)
http://tw.sushiandsake.net/(台湾版)
http://hk.sushiandsake.net/(香港版)
https://sg.sushiandsake.net/(英語版)
https://th.sushiandsake.net/(タイ語版)
https://sushiandsake.net/(ロサンゼルス版)

拡大する訪日外国人マーケットに対応しませんか?
楽天ぐるなび外国語版はお店の売上促進を支援します

詳細はこちら

※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

ぐるなび通信をフォローする