人気メニューを翻訳して接客力もアップ!

鹿児島の郷土料理などを提供する店が集まった「かごっま ふるさと屋台村」。この中の「焼酎Bar 維新館」では、全店舗の人気料理を抜粋した英語・韓国語・中国語対応のメニュー表を設置する。

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インバウンド獲得対策の今─ vol.29

公式HPと「ぐるなび外国語版」をリンク 人気メニューを翻訳して接客力もアップ!

年々増加傾向にある訪日外国人観光客(インバウンド)。ビジネス等で長期在日する外国人も対象に、 言葉の違い、文化の違いを乗り越え、様々な工夫で集客を図る飲食店の取り組みをレポート。

焼酎Bar 維新館(インフォメーションセンター)屋台村の入場門付近にインフォメーションセンターを兼ねた「焼酎Bar 維新館」がある

“鹿児島の味”を集結させて外国人観光客を着実に獲得!

九州新幹線の発着駅でもある鹿児島中央駅から徒歩数分の立地に2012年4月オープン。まもなく4周年を迎える「かごっま ふるさと屋台村」は、黒豚・黒牛・魚介といった地の食材をふんだんに使った、伝統的な郷土料理やオリジナル料理を、リーズナブルに提供する25店が集まる場所だ。全店舗で飲める、温泉水で前割り(あらかじめ水で割り、数日寝かせる)した屋台村オリジナル焼酎も売りの1つになっており、専務理事の森 雅宇氏は「鹿児島市の玄関口としてのおもてなしと、鹿児島県産品の情報発信に努めており、何度来場しても飽きない場所であり続けたいと思っています」と話す。

屋台村全体で取り組む外国人観光客の受け入れ策の中で、実際に来場した外国人に役立っているのが、屋台村の一角に建つ「焼酎Bar 維新館」。ここは焼酎バー兼インフォメーションセンターの役割を担い、店内には屋台村や鹿児島の主要観光地の外国語版パンフレットのほか、全25店舗ごとの人気メニューを抜粋した英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)対応のメニューブックを設置。スタッフが来場した観光客に、このメニューブックを使って希望の店を紹介している。

屋台村は現在、国内外から年間約40万人が訪れる観光スポットでもあり、鹿児島空港に飛行機が乗り入れている国(地域)からTV取材が度々入ることもあり、「鹿児島のうまいもの」を求めてアジア各国からのツアー客を中心に、欧米からの観光客の姿も珍しくない。「ここでは何店舗かを食べ歩いて楽しむスタイルが主流。国籍に関係なく、お客様が肩を寄せ合う姿が見られるのも屋台ならではです。外国人観光客には特にラーメンの人気が高いですね」(森氏)。今のところ、外国人観光客は全体の集客の約5%。屋台村の公式ホームページから「ぐるなび外国語版」にリンクを貼っているため、「ぐるなび外国語版で事前にメニューや食材を確認してから、来場する方も多いと思います」と森氏。

屋台村では、食材フェアや抽選会などのイベントも積極的に実施。全店舗一丸となって、さらなる集客と満足度アップを狙っていく。

ぐるなび外国語版(画像は料理紹介ページ)
取材時に食事を楽しんでいた香港からの観光客。アジアを中心に様々な国から観光客が訪れ、屋台の雰囲気を楽しむ
かごっま ふるさと屋台村(鹿児島・鹿児島中央駅)
鹿児島県鹿児島市中央町6-4
http://r.gnavi.co.jp/6je75brk0000/JR

鹿児島中央駅から徒歩数分の場所に、25もの店舗が集まる屋台村。黒豚や地魚をはじめ、鹿児島の豊かな食材を使った郷土料理や焼酎などが人気で、年間来場者は約40万人
かごっま ふるさと屋台村 専務理事 森 雅宇 氏
鹿児島の観光・産業の振興から、情報発信、若手企業家の育成までを狙い、「かごっま ふるさと屋台村」を運営。年間通じて様々なイベントを実施するなか、外国人の集客や応対にも注力。

インバウンドとは?
「海外から日本へやってくる外国人旅客」のこと。2013年には1964年の統計以来、初めて1,000万人を突破。そして2014年には1,341万人に達し、2015年は1,973万人を記録。「2,000万人時代」は目と鼻の先。今後も増加が予想されるインバウンドの集客は、飲食店にとって重要な課題のひとつだ。

データでCHECK!

鹿児島市の平成26年(2014年)の外国人宿泊観光客数は12万6,312人で過去最高!

鹿児島市の平成26年(1~12月)の外国人宿泊観光客数は、前年に比べて2万9,815人増の12万6,312人(前年比30.9%増)と過去最高を記録。特に香港の伸び率が高く、前年より1万3,234人増の2万1,470人(前年比160.7%増)となった。また、国・地域別にみると、1~4位のアジアの国・地域で全体の約7割を占めている。

Information

受講無料 ぐるなび大学にてセミナー好評開催中!「インバウンド対策セミナー&外国語版メニュー登録・更新会」

ぐるなび大学では、外国人観光客の受け入れ準備のための講座として、「インバウンド対策セミナー&外国語版メニュー登録・更新会」を全国各地で開催。第一部の「インバウンド対策セミナー」は、訪日外国人の状況、ぐるなび外国語版の活用方法のほか、「外国人を集客するために何が必要か?」「来店時に戸惑わないための準備とは?」といった基本を学べる内容。また、第二部の「外国語版メニュー登録・更新会」では、実際に店舗IDでログインし、インストラクターの案内のもと、その場でぐるなび外国語版のメニュー登録ができる内容になっている。

ぐるなび外国語版では、日本語入力で4言語でのメニュー表示が可能(ページ下部の囲み参照)。ぜひこのセミナーを活用し、今後のインバウンド受け入れ準備につなげていただきたい。

※参加無料。対象はぐるなび加盟の飲食店様となります。
※詳細はWebもしくは電話でお問い合わせを。

  • ぐるなび大学事務局
  • 0120-41-9672
    受付/平日10:00~18:00
  • エリアごとの開催日の確認、申し込みはこちらからも可能!
    http://daigaku.gnavi.co.jp

料理もドリンクもコースも、日本語で登録可能!「ぐるなび外国語版」なら店のメニュー情報を多言語で発信可能

ドリンク表示の一例

「ぐるなび外国語版」では、多言語変換機能である「メニュー情報一元変換システム」により、1つの料理に対して、食材から調味料、調理法までを、オリジナルに開発した「メニュー辞書」によって、「ぐるなびPRO for 飲食店」の管理画面から日本語を選択するだけで多言語(現在は英語、韓国語、中国語の繁体字・簡体字の4言語)に変換可能だ(単品のドリンクメニューやコース料理も登録可能)。

飲食店が、正確に詳細なメニュー情報を多言語で発信することにより、外国人にとっては飲食店選択の幅が大きく広がり、飲食店にとっては新たな集客の柱として、年々増加する訪日外国人の取り込みにつながることが期待される。また、メニューページをプリントアウトすれば、そのまま店で「外国語のメニューブック」として使えるほか、タブレットがあれば来店客の目の前で操作してすぐ見せることもできる。

ぜひ「ぐるなび外国語版」を外国人へのアピールおよび受け入れに活かしていただきたい。内容の詳細は担当営業またはサポートセンターまでお問い合わせを。

ぐるなびPRO for 飲食店 URL http://pro.gnavi.co.jp
ぐるなび外国語版 URL https://gurunavi.com

ぐるなびによる訪日促進サイトJapan Trend Ranking

「行ってみたい日本、もう一度行きたい日本へ」をコンセプトに、ぐるなびが2013年4月25日に開設した、日本の今の魅力を伝えるWebサイト。全国50万件の飲食店情報と、全市区町村の生産者とのネットワーク、約2万人のシェフのコミュニティを有するぐるなび独自の情報を駆使し、海外や外国人に対して正しい日本食や食文化を発信。海外における“日本のファン”作りを狙い、訪日外国人観光客のさらなる拡大を目指している。

サイトでは、日本の伝統料理やご当地グルメのほか、名所旧跡、温泉、文化・芸能や、ショッピング、四季のイベントなど、日本全国の最新トレンドをランキング形式で紹介。また、会員(登録無料)になることで様々なキャンペーンへの参加が可能となる。サイトの随所に「ぐるなび外国語版」への誘導口を設け、店舗ページの閲覧も促進している。

タイ語版トップページ

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※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

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