老舗ならではの格式とニーズに合う価格設定で成功

人形町 北浜 総本店 ぐるなびWEDDING 結納・顔合わせ-創業昭和7年の「北浜」では創業時から顔合わせなどの利用も多く、8年前にはコースの価格を見直し、7000円と1万500円の2コースを設定した。

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ぐるなびWEDDING 結婚式

人形町 北浜 総本店

東京・人形町

顔合わせでもっともよく使われる、テーブル席の個室。落ち着きと華やかさを合わせ持つ内装

“人形町らしさ”を意識し、お土産に「人形焼」を用意

江戸時代に歌舞伎などの演劇で栄えた東京・人形町。この地に、大阪で修業を積んだ北迫兎吉氏が「北浜」を創業したのは、昭和7年(1932年)。瀬戸内海の魚介や四季折々の食材を使った日本料理を売りにファンを増やし、平成元年(1989年)には、現在の店舗ビルを建設。全6フロアに、テーブル席や座敷席のほか、大小の個室も設え、接待や記念日での利用が多い。

そんな同店では、創業時から顔合わせなどでの来店も多く、10年前に3代目の北迫照喜氏が店を継いでからも順調に利用を獲得していた。一方で、「顔合わせ用のコースは1万円以上で用意していたのですが、私の代になった頃から、できるだけリーズナブルに行いたいという方が徐々に増えてきました」(北迫氏)と、ニーズの変化を感じるようになった。そこで約8年前にコースの価格を見直し、7000円と1万500円の2コースを設定。どちらも、既存の宴会コースをベースに、祝いの席を彩る料理として、鯛の塩焼き「祝小鯛」や人形町の老舗茶屋の「桜茶」を提供するほか、お土産として人形町の名物である和菓子「人形焼」も用意した。「ほかの和菓子やケーキをお土産にした時期もありましたが、“人形町らしさ”が伝わる人形焼が一番好評です」と、北迫氏。こうしたさりげないサービスやニーズを意識した価格設定が奏功し、7000円のプランが特に人気。ほかにも、「季節限定 うなぎ懐石」「秋の味覚 松茸会席」(ともに1万500円)など、旬の食材を使ったコースも用意し、様々なニーズに対応している。

一方、接客面では、顔合わせの場合、その席の専属担当者をつけており、料理やドリンクの提供のタイミングなどに注意を払い、スムーズな会の進行をサポート。「顔合わせは、一生に一度の場。お客様にとって素敵な思い出が残るようにと考えています」と、スタッフの田村優果氏も接客時の心構えを語る。

「ぐるなびウエディング」の活用は2010年からで、着実に認知を拡大。現在、土・日曜日を中心に多い月は10件以上の顔合わせを獲得している。「日本の伝統を踏まえ、慶事にふさわしい料理や空間で、『この店を選んでよかった』と思ってもらいたい」と北迫氏。今後も時代のニーズを意識しながら、老舗らしい質の高いサービスで集客アップを図っていく。

スタッフ
杉浦 歩実 氏(左)
田村 優果 氏(右)今夏からアルバイトとして働く大学生の2人。老舗の日本料理店ならではの接客の作法を学びながら、様々な慶事の席に臨む。
落ち着いた雰囲気の掘りごたつの個室は顔合わせでも使用。ほか、全フロアに様々な個室を備える
「ぐるなびウエディング」ページで、個室などの空間、料理を写真付きでアピールし、利用を促進
顔合わせのプランでは、鯛を1匹焼き上げた「祝い小鯛」や桜茶を提供。ほか、お土産として人形焼も贈呈する
人形町 北浜 総本店
住所
東京都中央区日本橋人形町1-5-8
業態
日本料理
客単価
10,000円(通常平均)7,000円(宴会平均)2,500円(ランチ平均)
席数
300席
http://wedding.gnavi.co.jp/site/4/gaur800/
http://r.gnavi.co.jp/g431200/

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※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

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