神戸牛をはじめとした最高級の和牛と高級感ある店内をアピールして集客!

A5黒毛和牛だけでなく、外国人に特に人気の高い「神戸牛提供の店」としてもアピールする「将泰庵」。充実したコースや、その魅力をしっかり伝えるメニューシートなど、インバウンド対応にフォーカス!

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Vol.65

肉の匠 将泰庵 新日本橋店(東京・新日本橋)

(左)日本語と英語を併記したメニューブック。あえて料理の写真を入れずにシンプルなデザインにすることで高級感を演出。(右)コース予約をした中国人客には、「肉の匠」「史上最強」「将泰庵」の3コースの「お品書」をテーブルに用意しておく。中国人アルバイトスタッフが日本語のメニューブックから翻訳して作成

メニューに英語表記を加え、中国語の「お品書」も作成

 2016年7月に焼肉業態「将泰庵」の3号店としてオープン。東京・新日本橋のオフィス街にあり、平日はビジネス層の接待、週末はカップルやファミリーの記念日利用で人気がある。売りはA5黒毛和牛と高級感のある空間。金色に輝く壁面など、豪華な和の雰囲気が特徴だ。2018年9月、「神戸肉流通推進協議会」の指定登録店となり、「神戸牛提供の店」としてアピールする。

 もともと、国内にある企業の接待で訪れる外国人は散見されたが、最近は、中国や台湾からの観光客が増加中。店としてもインバウンドの集客に力を入れており、まずは「ぐるなび外国語版」に加盟し、海外の訪日観光サイトでも情報を発信する。会計1万円以上で10%オフになるクーポンをつけて来店動機を刺激しつつ、台湾の著名なブロガーを招聘し、認知度アップも狙う。一方、この春には、タイ・バンコクに海外1号店をオープン。そこでの経験や知識を今後のインバウンド販促に活かすとともに、タイから日本への送客も視野に入れている。

3つのコースの料理名と価格を中国語で表記し、1枚にまとめたメニューシート(フリー客用)

 現在は、毎日外国人客が来店し、「ぐるなび外国語版 ネット予約」からも、月に8~9件の予約を獲得。「アッパー層が多く、2割ほどは当店でもっとも高額な『神戸牛コース』(1万5000円)をオーダーします」と澤野氏。そのほか、「肉の匠」(5800円)、「将泰庵」(7500円)、「史上最強」(9800円)の3コースがあり、「将泰庵」と「史上最強」には、とろけるような食感の「飲めるハンバーグ」(商標登録済)を組み入れている。「その影響かもしれませんが、最近は『史上最強』がよく出ます」と澤野氏は語る。

海外でも大人気の神戸牛。その指定登録店の認定を受け、盛り合わせや握りを提供

 接客面でいちばん苦労するのは、やはり言葉だ。中国語や英語ができる2人の外国人スタッフ以外は、片言の英語とジェスチャー、笑顔でコミュニケーションを図る。メニューブックは日本語と英語を併記し、あえて写真を入れずに高級感を演出しているが、料理の写真が見たいという外国人も少なくないため、コース含め全料理の写真をタブレット端末に保存し、リクエストに応じて見せている。また、コース予約をした中国人には和紙で作られた高級感のあるお品書を用意。これが会話の糸口になっており、翻訳アプリなども活用して、より深い交流を心がけている。

  • 店名・ロゴを金色で刺繍したタオル地のエプロンは、新日本橋店のディナーでのみ使用。金色の牛形の箸置きは1,000円で販売もしている
  • 豪華な金色の輝きが目を引く、全店共通のショップカード。レジ横においてあり、写真を撮ったり、記念に持って帰る人が多い

 料理のみならず、店内には記念撮影をするポイントをたくさん用意する。肉塊が飾られたショーケース、神戸牛の「指定証」やブロンズ像、金色の糸で店のロゴを刺繍したタオル地のエプロン、牛の形の金色の箸置きなどのほか、レジ横には金色に光るショップカードもある。狙い通り、多くの外国人がそれらを撮影してSNSにアップ。ショップカードは、記念に持ち帰る人も多いという。

  • 神戸牛の提供を認める「神戸肉流通推進協議会」の指定証と盾とブロンズ像。記念撮影の人気ポイント
  • 店内の通路にはショーケースが置かれ、きめ細かなサシが入った肉の塊が美しくディスプレイされている

 さらに、各地の「肉フェス」にも出展。地元の肉フェスで店の名前や「飲めるハンバーグ」を知った人が、上京の際に来店することも多い。4月には東京・恵比寿に新店がオープンする。

肉の匠 将泰庵 新日本橋店(東京・新日本橋)
東京都千代田区鍛冶町1-9-19 GEMS神田8F
https://r.gnavi.co.jp/7nzudhvc0000
神戸牛をはじめとするA5ランクの和牛を、焼肉や肉寿司などで提供。上質な和モダンの空間も好評だ。主にビジネス層の接待や宴会、カップルやファミリーの記念日利用などを獲得している。
店長 澤野 翔 氏
大学時代に飲食店でのアルバイトを経験し、卒業後、飲食業界へ。その後、他業界の営業職を経て、「将泰庵」などのブランドを展開する株式会社トッペミートへ。2018年1月から現職。

インバウンドとは?
「海外から日本へやってくる外国人旅客」のこと。2013年には1,000万人、2016年には2,000万人を突破。2018年はついに3,000万人の大台に達し、過去最高の3,119万2,000人を記録。政府が2016年3月に発表した目標数は、2020年に4,000万人、2030年に6,000万人。今後も増加が予想されるインバウンドの集客は、飲食店にとって重要な課題のひとつになっている。

無断キャンセルのリスク回避!「ぐるなび外国語版 ネット予約」で訪日外国人を店に呼ぼう!

提携先の1つ、台湾最大級のオンライン旅行会社「KKday」のWebサイト

 急増するインバウンドの集客に力を入れている飲食店は多いが、効果的な集客方法や、無断キャンセルなどに頭を悩ませている店が多いのも事実。そこでぐるなびでは現在、インバウンド向けに事前決済型の「ぐるなび外国語版 ネット予約」を用意しているので、ぜひ有効に活用して売上アップにつなげたい。

「ぐるなび外国語版 ネット予約」の2大ポイント

1.事前決済型予約なので、ノーショー(無断キャンセル)のリスク回避
 予約の際は事前決済となるため、近年問題になっている「ノーショー(無断キャンセル)」のリスクを回避。予約客が当日無断で来店しなくても、キャンセル料として事前設定のコース料金が店舗へ支払われる。

2.ぐるなびが提携する、大手海外旅行サイトへも掲載
 「ぐるなび外国語版 ネット予約」を申し込んだ店舗は、中国や台湾などの、ぐるなびが提携する大手海外サイトへの掲載により、様々な媒体からの集客も期待できる。

※各提携先サイトにて事前確認があり、審査を通過した店舗のみ掲載

最高のシズル感とシンプルな操作性を追求!「ぐるなび外国語版」で訪日外国人へアピール!

「ぐるなび外国語版」トップページ https://gurunavi.com/

 訪日外国人向けの飲食店検索サイト「ぐるなび外国語版」は、訪日外国人が普段から自国で親しんでいるサイトを分析。日本で"間違いない店"を、手間をかけずに知りたいという外国人のニーズに応えるため、見やすさや使い勝手を反映したつくりになっている。また、飲食店予約の手続きなどを手厚くサポートする「外国人向けレストランコンシェルジュ」、寿司握り体験や和食の料理教室といった外国人に人気の高い「食体験イベント」情報を提供する「Culture タブ」を設けるなど、外国人の様々な「日本食」へのニーズに対応する。お問い合わせは担当営業またはサポートセンターまで。

注意事項や会話集をまとめた「おもてなしツール」で外国人とのコミュニケーションを円滑に!

「お通し」について説明したもの(注意事項内の1ページ)

 ぐるなびでは、外国人客との円滑なコミュニケーションをサポートする、「おもてなしツール」を用意している。これは、外国人客の来店時に、飲食店と外国人客の双方がストレスなく接することができるように、店に関する注意事項や会話集をまとめたもの。注意事項は、「お通し」「クレジットカード」「禁煙・喫煙」などに関する37の項目をピックアップ。来店客に見せたり、壁に貼るなどして使用できる。一方、会話集は、注文前から会計時まで想定される簡単な会話をそろえ、「指差し会話集」として使えるものだ。興味がある方は、担当営業に問い合わせを。

ぐるなびによる訪日促進サイト Japan Trend Ranking

フランス版トップページ

 「行ってみたい日本、もう一度行きたい日本へ」をコンセプトに、日本の今の魅力を伝えるWebサイト。日本全国約50万件の飲食店情報と、各地の自治体・生産者・シェフとのネットワークを有するぐるなび独自の情報を駆使し、海外や外国人に対して正しい日本食や食文化を発信。日本への興味・関心を高め、海外における“日本のファン”づくりを狙い、訪日外国人観光客のさらなる拡大を目指している。

 サイトでは、日本の伝統料理やご当地グルメなどといった「食」全般のほか、文化、観光、ショッピングなど、日本の新たな魅力を発見できる“トレンドニュースまとめサイト”として情報を発信。「ぐるなび外国語版」「LIVE JAPAN」ともリンクし、店舗ページの閲覧も促進している。

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