“インバウンド黎明期”より外国人ツアーを獲得。国籍に合わせた応対で顧客満足度アップ!

ふぐ専門店「河豚家ゆめふく お初天神店」では、2010年ごろよりインバウンドが増加。予約時や来店時の雰囲気で国籍を把握し、その国の傾向に合わせた応対を行っており、「ぐるなび外国語版」からも予約を獲得する。

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Vol.75

大阪ふぐ料理 河豚家ゆめふく お初天神店(大阪・東梅田)

国籍や慣習に合わせた細やかな対応を心がける

 大阪でも指折りの飲食店激戦区・東梅田に、2001年にオープンしたふぐ専門店「河豚家ゆめふく お初天神店」。当初から創作ふぐ料理をテーマに、てっさ、てっちりといった定番だけでなく、「焼きふぐ」をタレや塩のほか、スダチ、チーズがけでも提供。夏などは、飲み放題付き5000円の手頃なコースも用意し、ビジネス層のみならず、若い女性や外国人にも人気の繁盛店となっている。

てっさ、てっちり付きコースを5000円台から用意。女子会など、カジュアル利用も多い
  • 黄金の壁と深紅の床の豪華な雰囲気の個室は、国籍問わず好評だ
  • 階段を降りた先にある、入口前の太鼓橋。フォトスポットとして人気

 「外国人客の割合は全体の約20%。国籍は中国・台湾・韓国が中心です」と話すのは、女将の八田あゆみ氏。外国人客が増え始めたのは、日本で「インバウンド(訪日外国人観光客)」という言葉が広まる以前の2010年頃から。「最初は韓流スターがお忍びで来られて、本人や同伴者のブログなどで紹介されたことがきっかけでした。そこから韓国のお客様が一気に増え、外国人のお客様の受け入れに力を入れるようになりました」と八田氏。さらに2011年には、縁もあり台湾からのツアー客の獲得に成功。「常連客だった台湾人留学生が帰国してツアー会社を設立し、そこから送客していただくことになりました」と八田氏は笑顔で話す。以降、多くのツアーで利用されたことでフリーのツアーガイドの間でも店の評判が高まり、さらなる集客にもつながった。

店舗入口の立看板には利用可能なカードブランドとトリップアドバイザーのロゴや、外国語メニューがあることを目立つように表示

 接客では、予約時や来店時の雰囲気・行動で相手の国籍を把握し、その国の傾向に合わせた応対を心がけている。「例えば、中国の方は白湯をよく飲まれるほか、冷たい飲み物は避けて常温を好むことが多いので、氷は別添えでお持ちします。コースでは、一度に料理を出されることを好むので、一品ずつではなく提供スピードを通常より速めてどんどん出します」(八田氏)。また、ベジタリアン対応も怠らない。ツアー客の場合は、ツアー会社とヒアリングシートをやり取りして、NG食材を事前に細かくチェック。そのうえで「団体で1人6000円のふぐコースであれば、『唐揚げやてっちり』の代わりに『野菜の天ぷらや湯豆腐』などを提供して、ベジタリアンの方にも同じくらいのクオリティを提供する工夫をしています」と言う。

  • 日本酒、中でも大吟醸は中国人アッパー層に特に人気という。一升瓶単位で注文する場合もあり、予約リストを確認して多めに仕入れることも
  • 和デザインのテーブルマットを使用。お土産にする外国人もいるほか、お礼の言葉を書き残していく人も多いという

 さらに、「ぐるなびインバウンド大作戦」を活用し、外国語メニューブックを作成。「ぐるなび外国語版」からも定期的な予約を獲得している。「『おもてなしツール』は便利で、接客のオペレーションが改善されました。接客ツールの数や対応言語などを増やし、オリンピックに備えていきます」と八田氏。今後、さらなる集客アップを目指していく。

「ぐるなび外国語版」で作成したメニューブック。食材、調理方法、調味料を掲載し、写真付きでわかりやすく説明
  • 中国語2種類(簡体字・繁体字)、韓国語、英語の4パターンで掲載
  • 人気の空海コース(1人前6,000円)の内容は英語と中国語で説明
大阪ふぐ料理 河豚家ゆめふく お初天神店(大阪・東梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-2-1 梅新21ビルB1
https://r.gnavi.co.jp/k649801/
東梅田駅から徒歩5分のお初天神エリアにあり、全125席を備える。客単価5,000円とリーズナブルに本格的なふぐ料理が楽しめ、アッパー層のみならずビジネス層、若者らも訪れる人気店。
女将/感動係 八田 あゆみ 氏
2001年のオープン時にアルバイトで入店。2009年に正社員となり、2011年より女将を務める。「感動係」の肩書も持ち、ホール業務において日々、“お客様が感動する接客”を心がけてもてなしている。

目指せインバウンド繁盛店!!

インバウンド飲食消費 3兆円時代がやってくる!

訪日外国人旅行消費額 2018年実績と2020年・2030年の政府目標数値

2018年の訪日外国人旅行消費額約4.5兆円のうち、飲食費の割合は21.6%の9,783億円。それが、2020年には1.7兆円、2030年には3兆円へ増大すると見込まれています。売上アップの絶好のチャンスに向けて、受け入れ環境の整備や集客プランなど、いますぐ準備を始めましょう。

あなたのお店のインバウンド戦略をお手伝いします!

外国人観光客の集客、来店時の応対は“ぐるなびインバウンド大作戦”におまかせ!

 ぐるなびが提供する「インバウンド大作戦」は、あなたの店のインバウンド戦略をトータルにサポートするサービスです。「多言語メニューブック」の作成や外国語の店舗ページによる情報発信などが、無料でご利用いただけます。訪日外国人が必要とする情報を積極的に提供することで、集客のチャンスを拡大しよう!

※インバウンド大作戦に関する詳細内容、料金については、担当営業またはサポートセンターまでお問い合わせください。

基本サービス
・外国語メニューブックの作成
・「おもてなしツール」など、店内外用のPOP提供 ※ページ下部参照
・自店舗の外国語ページおよび、ぐるなびPROの活用
・ぐるなび外国語版 ネット予約 ※ページ下部参照

インバウンド商品
・トリップアドバイザーパッケージ
・ラーチーゴー記事広告
・コンパシー記事広告
・「POCKETALK」の販売
・LIVE JAPAN掲載(対象地域のみ) ※ページ下部参照
など

ドタキャンのリスク回避!「ぐるなび外国語版 ネット予約」で訪日外国人を店に呼ぼう!

「ぐるなび外国語版」のサイト上で予約が完結!トップページなどに予約の入力フォームの入口を配置

 急増するインバウンドの集客に力を入れている飲食店は多いが、効果的な集客方法や、ドタキャンなどに頭を悩ませている店が多いのも事実。そこでぐるなびでは現在、インバウンド向けに事前決済型の「ぐるなび外国語版 ネット予約」を用意しているので、ぜひ有効に活用して売上アップにつなげたい。

「ぐるなび外国語版 ネット予約」のポイント

●ドタキャンを事前決済型予約で解決
事前決済となるため、予約客が当日無断で来店しなくても、キャンセル料として決済金額がお店に支払われる。

●多言語問題をコース登録代行で解決
ぐるなびのコース登録代行に申し込みすれば、メニューは多言語で表現可能。また、オールインクルーシブのコースを事前決済で提供することで、現場での言語対応を最小化。

●日本語版ネット予約と共通で情報管理
ぐるなびの日本語版ネット予約と情報が連動するため、在庫管理を一元化することが可能に。

増加する訪日外国人に向けて、「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」で自店をアピール!

 「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」は、観光情報や飲食店情報をはじめ交通案内など、日本の旅に役立つ様々な情報をワンストップで提供するWebサービス。ぐるなびと交通事業者を中心とした60超の参画社・団体が連携している。飲食店などは、食材の入荷や空席状況など"今日の情報"を、多言語で発信することができるのも大きな特徴だ。2016年4月の東京版オープンから3年で、年間利用者数3,500万人を誇る日本最大級の訪日外国人向け観光情報サービスに成長し、東京版、北海道版に続き、関西版が2019年7月24日に、東北版が同年9月12日にオープン。今後もエリアを拡大していく予定だ。

注意事項や会話集をまとめた「おもてなしツール」で外国人とのコミュニケーションを円滑に!

「Wi-Fi」について説明したもの(注意事項内の1ページ)

 ぐるなびでは、外国人客との円滑なコミュニケーションをサポートする、「おもてなしツール」を用意している。これは、外国人客の来店時に、飲食店と外国人客の双方がストレスなく接することができるように、店に関する注意事項や会話集をまとめたもの。注意事項は、「お通し」「クレジットカード」「禁煙・喫煙」などに関する37の項目をピックアップ。来店客に見せたり、壁に貼るなどして使用できる。一方、会話集は、注文前から会計時まで想定される簡単な会話をそろえ、「指差し会話集」として使えるものだ。興味がある方は、担当営業に問い合わせを。

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※本記事の情報は記事作成時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新の情報はご自身でご確認ください。

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