2020/09/15 特集

「SNS」をフル活用! 投稿のクオリティを上げ顧客をつかむ(2ページ目)

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【アカウントを運用する前に】ターゲットとする客層をイメージしてページを作り込む

フォロワーを増やすにはページの統一感もポイント

 続いて、Instagramを例に、実際にアカウントを開設する際に準備すべきことを見ていこう。まず、アカウントを初期設定の「個人用アカウント」から「ビジネスプロフィール」に切り替えたい。

ビジネスプロフィールに切り替えると、「インサイト」と言われるフォロワーの分析情報を見ることができるほか、Instagramユーザーの中でターゲットを詳細に設定し、有料広告を投稿することも可能になる

 ビジネスプロフィールを使うと、自アカウントのフォロワーの性別や年齢、地域といった情報がチェックできる「インサイト」機能などが使えるようになる。また、飲食店にとっての大きなメリットは、電話やメッセージなどの「アクションボタン」を、プロフィールページに設置できることだろう。これにより、ユーザーはボタンをタップするだけで予約サイトに行けたり、電話がかけられるようになる。ぐるなびのネット予約を利用している飲食店であれば、Instagramに「席を予約する」というボタンを設置して、そこからぐるなびの予約ページに移動させることも可能だ。

 ビジネスプロフィールに切り替えたら、次はプロフィール文を設定する。「プロフィール文は150字まで書くことができますが、まず誰に何を伝えたいのかを意識することが大切。ターゲットとする客層を、できるだけ具体的にイメージするようにしましょう。期間限定フェアや旬の食材を使ったメニューについてなど、“今”を感じさせる内容を入れて随時更新するのもおすすめです。動きのある、フレッシュなアカウントであることを示すことができます」と坂本氏。中には、すでに終わったフェアの情報をいつまでもプロフィール文に記載しているアカウントがあるが、これではユーザーに更新の止まったアカウントとみなされ、フォローされづらくなる。これらは、ほかのSNSにも共通するポイントだ。

(上)Instagramの場合、通常投稿にはリンクを貼ることができないが、プロフィールページには貼ることができる(画像は株式会社ROCのもの)(下)InstagramのURLをクリックすると、入口商品の資料ダウンロードの画面に遷移する例。ユーザーがアクセスしやすい導線

 またInstagramでは、通常の投稿(写真の説明文)にはリンクを貼ることができないため、プロフィールページでのリンク設定が重要。「自店のホームページや、YouTubeチャンネルがあるのならそこへ誘導してもいいでしょう。または、ぐるなびなどの販促サイトのURLなど、“入口商品”を宣伝するページに誘導すると効果的」(坂本氏)。一方、LINEのアカウント名などを貼ることにはあまり効果がないという。「先ほども述べた通り、LINEは来店経験があるなど、ある程度の関係性が築けたお客様とのコンタクトに向いているツール。潜在層にアピールしても、あまり効果的ではありません」と指摘する。

 加えて、アカウントの顔ともいえる、プロフィール画像にも気をつかいたい。「来てもらう必要があることを考えると、飲食店では看板やロゴ、外観の写真がおすすめ」(坂本氏)。認知度を高めるために、ほかのSNSのプロフィール画像でも共通の画像を使用したい。さらに、「ストーリーズ」(24時間で消える投稿)をプロフィールページにまとめて常時表示できる「ハイライト」機能を使って、最寄り駅からの道順を動画で紹介すると、ユーザーが来店しやすくなる。

 Instagramの場合、プロフィールページに一覧で表示される投稿の写真も大切なポイントだ。「何を伝えたいのかわからないページでは、ユーザーにフォローしてもらえません。例えば料理の投稿の後に店長の休日の様子を投稿する、というのは、店のアカウントとしてはNG。料理なら料理と決めて、統一感を出しましょう」と坂本氏。では、複数の要素を伝えたい場合はどうすればいいのか。「Instagramは画像が3列に表示されるので、3つ単位でテーマを決めて投稿すると、テーマごとに画像がまとまって、すっきり見えます。料理の写真を3つ投稿したら、店内の写真を3つ投稿する…という具合に、投稿時は3の倍数を心掛けましょう」(坂本氏)。

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