2020/09/15 特集

「SNS」をフル活用! 投稿のクオリティを上げ顧客をつかむ(4ページ目)

URLコピー

投稿のコツ

【投稿のコツ1】文章の見せ方
 文章は、適切に改行しつつ、行間を空けるなど、読みやすい投稿を心がけよう。「SNSによっては改行が反映されないことがあるため、『・』や『*』の記号を使って行間を空ける工夫も必要です」(坂本氏)。また、定型文はNG。「毎回同じ文章を使い回すなど、人間味の感じられない投稿は印象が悪く逆効果。投稿が機械的にならないように注意してください」と坂本氏。誹謗中傷はもちろん、ネガティブな内容や、政治的・宗教的な発言も避けたほうがよい。

Instagramの投稿文の例。同じ文章でも、下のように間隔を空けたほうが読みやすくなる

【投稿のコツ2】写真
 「写真は、スマートフォンを使って自分で撮ったもので十分。むしろプロのカメラマンが撮影したきれいな写真だと、宣伝色が出てしまいSNS では好ましくない場合も。スマートフォンでも、十分ユーザーに好まれる写真ができます」と坂本氏。とはいえ、雑に撮った写真では魅力が伝わらない。「料理の場合は真上から撮るなど、アングルをそろえたり、写真の明るさや器のトーンをそろえることで統一感が出ます。また、料理をつかもうとする手元を入れる、フォークやドリンクなどを料理と一緒に写すなど、人の気配や食べるシーンを感じさせることも有効です」(坂本氏)。

カトラリーなどを入れて、食事のシーンを演出した画像も好印象につながる
撮影する角度や、器の色、画像のトーンをそろえるのが、統一感を出すコツ

 ほかに最近では、写真に文字を入れて一目で情報がわかるようにした画像も流行しているといい、これはレシピ紹介の投稿の1枚目に適している。「写真に文字を入れるアプリはたくさんあるのでチェックしてみては」(坂本氏)。また、動画を撮影する際は手持ちだとブレてしまうので、スタンドを使ってスマートフォンを固定して撮影するのがおすすめだ。

【投稿のコツ3】投稿の頻度
 Instagramの場合、「ストーリーズ」は24時間で消える投稿なので毎日アップするのが好ましい。「『今日もオープンしました』『今日のおすすめメニュー』といった内容で十分。仮にそのストーリーズが見られなくても、とにかくアップして、フォロワーのフィードに表示されることが重要です」(坂本氏)。通常投稿はプロフィールページに残るので、きちんと作り込んだものを週1~3回を目安に投稿。LINEはメッセージ配信を週1回、「タイムライン」での投稿はInstagramと同じ投稿で構わない。一方、Facebookは量より質が求められるという。「内容の薄い投稿をたくさんするよりも、時間をかけて作り込んだ投稿を週1回程度にとどめるのがいいでしょう」と坂本氏は話す。Twitterは投稿数が多く、フィードの流れが速いため、「1日5~10回ほどの投稿をおすすめします」(坂本氏)。

【投稿のコツ4】Instagramのハッシュタグ
 Instagramでは、投稿した文章のテキストを検索することはできないが、「#」(ハッシュタグ)を頭に付けたキーワードは検索が可能。昨今はInstagramを検索ツールとして利用するユーザーも多いので、ハッシュタグの活用は必須だ。「キーワード数が多いほど投稿にたどり着いてもらえる可能性が高くなるので、ハッシュタグの上限30個まで付けましょう。まずはターゲットとするユーザーが検索しそうなキーワードをリストアップ。入力すると、Instagram上でそのハッシュタグの付いた投稿がいくつあるかが表示されます。数千~数万程度使われているハッシュタグを盛り込むとよいでしょう。少なすぎると検索されにくく、多すぎるとほかの投稿に埋もれてしまいます」と坂本氏。ライバル店がどのようなハッシュタグを付けているかをチェックするのもいいだろう。ただ、手作業ではかなりの労力がかかる。「適切なハッシュタグを分析して、簡単に入力できるツールなどもあるので活用してみては」(坂本氏)。

Instagramの検索窓に単語を入れると、関連するハッシュタグの付いたキーワードと、投稿数を見ることができる。「♯神田ランチ」を押すと、そのタグの付いた投稿が表示される

 ハッシュタグは、キャプション(写真に付ける文章)欄とコメント欄の両方に付けることができる。どちらに付けてもハッシュタグとしての効果は同じだが、「キャプション欄に大量のハッシュタグを付けると投稿がごちゃごちゃして見えてしまうため、コメント欄に入れることをおすすめします」と坂本氏。コメント欄は、「コメントを表示」を押さなければ隠れているため、すっきりと見えて好印象。ただし、後から編集ができないので注意。修正したい場合は、コメントを削除して書き直す必要がある。

ハッシュタグをキャプション欄に入れた例(右)と、コメント欄に入れた例(左)。コメント欄は隠れるため、すっきり見える

【投稿のコツ5】タイミングを図る
 定期的な投稿を継続することが重要なSNS。そのため、坂本氏は投稿スケジュールの作成をすすめている。「投稿内容や投稿する日付などが一覧になった計画表を作ってみましょう。実際に投稿する画像、文章、ハッシュタグなども、事前に用意しておくとスムーズ」(坂本氏)。あとは決めておいた日時に、SNSを開いてコピー&ペーストで投稿するだけ。投稿のタイミングは「基本的に、多くのユーザーがSNSにアクセスする18~22時がよいでしょう。ただし飲食店の場合、食事が終わったタイミングでは効果が半減してしまうので、ランチの告知なら11時台、ディナーなら18時までに。バー業態などであれば、19時以降でもいいでしょう」とアドバイスする。

投稿計画表の例。日付、投稿の種類、内容、必要な素材などを一覧にして、投稿の進行状況も管理できるようにするとよい

全5ページ