【成功事例】店頭を活用し、テイクアウトの認知や売上がアップ!
成功事例
(1)店頭にコンテナを設置して販売。道行く人にも認知され、売上好調!
BACCHUS TOYOTA(愛知・豊田)
(2)店前を通る人の目に留まるよう窓に写真などを掲示して発信!
南砂町 osteria Chivo(東京・南砂町)
ここからはテイクアウトをアピールした成功事例として、店頭にコンテナを設置して「イタリア料理店が手掛けるセレクトショップ」としてテイクアウトを前面に打ち出て売上が好調の愛知・豊田にあるイタリアンレストランの取り組みや、道路に面している店のガラス窓でテイクアウトをアピールして新規客を獲得した東京・南砂にあるイタリアンレストランの取り組みを紹介する。
【事例1】店頭にコンテナを設置して販売。道行く人にも認知され、売上好調!
愛知県豊田市西町5-24
https://r.gnavi.co.jp/nb3r900/
写真付きの看板や紹介文を添えて注文しやすいように
愛知の豊田市駅から徒歩3分。「BACCHUS TOYOTA」は、株式会社M&Mコーポレーションの代表取締役・鈴木充氏が、地元・豊田市で2013年にオープンしたカジュアルイタリアンの店。2018年2月に100mほど離れた現在地に移転し、30代以上の女性を中心に集客している。
道行く人に向け、道路に面しているコンテナの壁面にポスターなどを貼り、看板と合わせてテイクアウトメニューや営業時間などを掲示
2020年4月から、店頭にあった車2台分ほどの空きスペースにテントを建て、「BACCHUS MARCHE(バッカス マルシェ)」として、テイクアウトの販売を開始した。「もともと、店頭スペースはテラス席やキッチンカーを設置するなど、店の宣伝につながることに活用したいと考えていました」と鈴木氏。加えて、より効率的に利益を生み出せる仕組みを作り、スタッフの報酬を上げたいと考えていたこともあり、テイクアウトに本腰を入れることを決断。同9月にコンテナを店頭に設置し、「イタリア料理店が手掛けるセレクトショップ」としてオープン。立ち寄ってくれた人が雨でも濡れないよう屋根を設置したほか、外看板も立て、道行く人にショップとして気付いてもらえるようにした。
ショーケースの中には前菜や菓子などを並べる。「選べる前菜4種盛り」は、全8種類から4種選んでもらうため、料理ごとに詳しい説明書きを添えている
テイクアウトを手掛ける際に重視したのは、「店内が満席でも回る仕組み」。「なるべくコンテナ内で完結できるよう、パックに入れた調理済みの惣菜、注文後にコンテナ内で簡単に調理して提供する料理を中心に、そのほか、店内で調理して提供する料理という3ジャンルで商品を構成しました」(鈴木氏)。そのためコンテナ内には、冷蔵ショーケースや温蔵庫、電子レンジ、トースターなどを設置。その場ですぐに提供できる惣菜や菓子類はショーケースに並べ、コンテナ内で調理して提供する「自家製パンのパニーニ」(540円)や「デリサラダ」(734円)などは、料理写真付きの看板を作成して掲示。店内で調理して提供する「本日のテイクアウトパスタ」(734円~)は黒板を使ってアピールしている。
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テイクアウトを始めてから、鈴木氏は来店客の反応を見ながら「何が求められているのか」を探り続けているという。「気が付いたのは、オードブルのニーズが高いこと。ただ、ご夫婦やお1人様の利用も多いので、品目を減らして前菜8種から4種類を選んでもらう『選べる前菜4種盛り』(1080円)として提供するようにしました」と鈴木氏は話す。4種盛りは黒板で案内するほか、ショーケース内の各前菜には、どんな料理なのか説明書きも添え、選びやすいようにしたところ、これを求めて来店する人が増加。人気メニューになった。
現在では、惣菜の購入のために来店する人も多く、前菜・メイン・デザートをセットで購入する人も。中には、1万円程度まとめ買いする人もおり、昨年12月にはテイクアウトのみで約200万円を売り上げるほど好調だ。「テイクアウトをその場しのぎと考えていると定着は難しい。安心や品質が担保され、“行けば必ず欲しいものがある”という店でなければ、足を運んでもらえないのでは」と鈴木氏は語る。今後も飲食店の強みを生かした、テイクアウトに注力する考えだ。
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【事例2】店前を通る人の目に留まるよう窓に写真などを掲示して発信!
東京都江東区南砂3-14-22
https://r.gnavi.co.jp/9ru93x590000/
営業時間外も効果的に宣伝。テイクアウトで新規客獲得
東京・江東区南砂で地域に根付く店を目指し、常連客に愛されている「osteria Chivo(オステリア キーヴォ)」。「お客様との触れ合いを大切に考えています」とオーナーシェフの望月克氏は語る。
テイクアウトを始めたのは、2020年4月。メニューや容器を工夫するとともに、宣伝方法を模索。チラシやSNSで発信する一方で、目を付けたのが、道路に面している店のガラス窓だった。「スタッフとアイデアを出し合い、店の前を通る人の目に留まるよう窓に『TAKE OUT』とカラフルなペンで書いたり、メニューシートなどを貼りました」と望月氏は話す。意識したのは、「ぱっと見て分かること」。容器に入った料理の写真を貼ることで、内容や量をイメージしやすくし、食べてほしい料理も明確にした。
テイクアウトのメニュー(左)と日替わりのパスタメニュー(右)。これらを撮影して電話でオーダーする人もいるという
効果は上々。足を止めてメニューを見たり、写真を撮る人も多く、「テイクアウトで新しいお客様を獲得できた」と望月氏。テイクアウトをきっかけに店内利用につながったほか、リピートで購入する人も増えたという。3周年を迎えた同9月には、店内イベントの代わりに、こだわりの食材を詰め合わせたボックスを販売。こちらもガラス窓でアピールし、リピーターと結び付きを強めた。
「店頭販促は、営業時間外でも費用をかけずに店をアピールできるのがいいですね」と望月氏。テイクアウトが地域住民に認知され、店舗運営の柱の1つになっている。
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