2021/04/13 特集

子ども連れファミリーの心をつかむ! 空間、サービス、メニューの配慮で集客アップ(4ページ目)

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親子で楽しめる、食育もからめたパスタ作り体験が好評

オステリア ダ アダ【東京・銀座】

コック帽や認定証授与など親も子も喜ぶ工夫が満載!

 2019年11月、東京・銀座駅近くの飲食店ビル4階にオープンしたイタリア料理店。テーブル席や個室(8~10人用)、立ち飲みスペースなどを備え、平日はビジネス層や女性グループ、週末はファミリーを集客。「ベビーカーがスムーズに通れるように店内の動線を広く確保しており、ビル内のトイレにはおむつ替えの台があるので、小さいお子さまを連れた方も多いです」と、支配人の谷川貢司氏。ただ、「子どもにも、大人と同じ味に触れてほしい」(谷川氏)という思いから、子ども用メニューはあえて作っておらず、「自家製ミートコロッケ バーカロ風」(1個280円)などをおすすめしている。

「食育★パスタ作り体験」のチラシ。これをきっかけに初めて来店する人も少なくない

 そんな「オステリア ダ アダ」が、昨年から開催しているのが、4歳から小学生までを対象とした「食育★パスタ作り体験」(子ども1人2500円、同伴の大人は2500円のランチコースを要予約)だ。子どもにパスタとグリッシーニ(スティック状の細長いパン)の生地を伸ばして成型する工程を体験してもらった後、それを店が調理してパスタランチを楽しむ、という内容。「定期開催ではなく、お客様からのリクエスト予約を受けて実施しています。開催時間はランチタイムのみで、体験と食事を合わせて約2時間。1週間前までにお申し込みいただき、事前にお子さまのアレルギーの有無などを確認しています」と、谷川氏は語る。

①ユニフォームを着てスタート!

参加する子どもにコック帽とコックコート(サイズは3種)を着てもらってから調理を開始
②パスタとグリッシーニを手作り

伸ばした生地を、リボン型のファルファッレや耳たぶ型のオレキエッテに成型。

 当日は、子どもにコック帽とコックコートを貸し出し、テーブル席を数卓使ってグリッシーニとパスタの生地作りの工程を体験。そして、厨房で調理を行っている間、個室に移動し、食材や調理に関して学ぶ“授業”をスタッフが行う。手作りの資料や店で使う塊肉を見せるなどして、食材や栄養素などについて楽しく学べるよう工夫を凝らしている。その後、完成した料理を実食。「お子さまには少し量が多いので、食べきれない場合は持ち帰りにも対応しています」(谷川氏)。食後には、「パスタ作り名人認定書」を授与し、記念撮影も行っている。

③“食の授業”を実施

成型したパスタとグリッシーニを厨房で調理。その間に独自の図表などを使って、食や栄養素について学ぶ
④完成した料理を堪能

完成した料理を実食。写真は、「自家製ファルファッレ 海老とブロッコリーのクリームソース」と「グリッシーニ」
⑥最後に認定書を贈呈

食事後に、「パスタ作り名人認定書」(写真)を授与し、記念撮影を行って終了

 この体験プランをぐるなびやSNSなどで発信したところ、コンスタントに申し込みを獲得。調理体験に参加した子どもが「またあの店に行きたい」と家族で再訪することもあり、集客アップへの効果を実感。今後は別の料理の調理体験も企画していく予定だ。

オステリア ダ アダ【東京・銀座】
東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS 4F
https://r.gnavi.co.jp/g030204/
イタリア郷土料理の店を手掛ける株式会社ミキインターナショナルが手がけるヴェネツィア料理店。現地の食器や調度品で本場の雰囲気を再現。直輸入ワインも売り。
支配人 谷川 貢司氏
系列のイタリア料理店の立ち上げなどに携わり、イタリア・ヴェネツィアでも修業。「オステリア ダ アダ」のオープン時から支配人を務める。

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