2020/02/12 特集

若手スタッフの育成&コミュニケーション 小さな成功の積み重ねとフォローが成長と定着につながる!(2ページ目)

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上司である自分の意識を変える!

自らの“常識”を問い直し、話しやすい関係性を築く

 まず、準備として大事なのが、「上司である店長や責任者が自身の常識を問い直し、意識を変えること」と、三浦氏は語る。「例えば、飲食店にとって挨拶はできて当たり前なことでも、若い人のなかには『知らない人に挨拶してはいけない』と、挨拶や声かけがよいことだと教わってこなかった人もいます。モラルやマナーの基準は時代で移り変わっているのです。『これぐらい知っていて当たり前』と考えず、入店後の1カ月ほどは、相手がどの程度モラルやマナーを身に付けているのかを確かめるつもりで接するとよいでしょう」(三浦氏)。また、採用時の面談で「言葉使いなどを注意するかもしれないけれど、どこに行っても必要なマナーだから必ず役に立つよ」などと伝えておくことも有効。事前に指導する内容や目的を共有しておけば、前向きに取り組んでもらえるはずだ。

 もう1つ重要なこととして三浦氏は、「日ごろの信頼関係があって初めて、指導は成立するもの」と強調する。上司は、スタッフに個人的なことを聞くのはよくないと考えて距離を置きがちだが、必要なのは上司自らが心をオープンにして接すること。自身の失敗談やプライベートのことなども話題にし、話しやすい雰囲気や距離感を作っておくことが大切だという。「業務中に15分ほどの面談を定期的に設けることも、関係性を深めるには有効です」(三浦氏)。まずは、話しやすい職場になっているか見直したい。

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