2019/11/12 特集

アルコール離れに負けない! お酒が売れる店(2ページ目)

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【新感覚ビアサワー】自分で混ぜ合わせて完成。オリジナルビアサワーでビールが苦手な人もOK!

BEER&246 aoyama brewery【東京・外苑前】

ビールの楽しみ方を広げる多彩なペアリングを提案

 東京・外苑前の商業施設内に、昨年7月にオープンした「BEER&246 aoyama brewery」。“ペアリング”をキーワードに、ビールの多様な楽しみ方を提案するビアレストランだ。ビールのラインナップは、樽生の「アウグスビール」4種に加え、店内に醸造設備を併設し、オリジナルエールなど2種類を自家醸造。“青山生まれのクラフトビール”を味わえると話題を集め、近隣に勤める30~40代のビジネス層を中心に支持を得ている。

(右)Aoyamaドラフト 360ml 990円(中)オリジナルエール 360ml 990円(左)ブラック 360ml 990円 「Aoyamaドラフト」は麦芽2種とホップ2種のブレンドによる、豊かなコクとなめらかな飲み口が特徴。店内醸造の「オリジナルエール」は、毎回スタイルを変えて醸造。違った味わいを楽しめる。芳醇なラガータイプの「ブラック」は、香ばしいほろ苦さとほんのりとした甘さがあり、黒ビール初心者でも飲みやすい
  • 客席からガラス越しに醸造設備を眺められる。発酵タンクは2基あり、「オリジナルエール」のほかにもう1種の季節限定ビールを醸造
  • 5種のビールが飲み比べできる「テイスティングフライト」(1,980円)。女性には赤いハート型の器で提供する

 大きな特徴は、ビール好きだけでなく、ビールが苦手な人もターゲットにしている点。そのために開発したドリンクメニューが、常時13種をそろえる「ビアサワー」だ。これは、ビールにフレーバーやフルーツ、ハーブなどを組み合わせたオリジナルのドリンク。「従来のビアカクテルと違い、ビールとフレーバーを別々のグラスで提供し、お客様自身で入れて混ぜていただくスタイルです。『ビアサワー』という名称も独自に考えました」と、運営する株式会社ブロードエッジ・ファクトリー執行役員の蓮見剛氏は説明する。

 いちばん人気の「レモンビアサワー」(858円)は、ホワイトビールの華やかな香りをレモンの酸味が引き立て、レモンサワー感覚で楽しめる。ほかにもフルーティなものから、キュウリの香りがする個性派までバラエティに富み、季節ごとに新作も登場。「開発においては味のバランスを吟味するだけでなく、なるべくビールと色合いが異なるフレーバーを組み合わせて、混ぜたときに視覚でも楽しめるよう工夫しています」と蓮見氏。ビールの新たな味わい方として認知が進み、現在ではアルコールの売上の2割を占める。

(右)レモンビアサワー 858円(左)東京グレナディン 858円 「レモンビアサワー」は、ホワイトビールに自家製レモネードを合わせることで苦さが中和し、爽やかな香りが引き立つ。「東京グレナディン」はピルスナーにザクロの果汁を混ぜたもの
  • ショットグラスに入ったフレーバーを、来店客自身がビールに注ぐ。色合いの変化を楽しんでもらう狙いもある
  • 好みのビアサワーを選びやすいよう、「苦み⇔フルーティ」「ドライ⇔スウィート」などで表したチャートをメニュー表に記載している

 フードは、クラフトビールやビアサワーと合わせることを意識。チキンをビール衣で揚げ、ワッフルコーンに盛り付けた「オリジナルビアチキン」(825円)など、独創性ある料理がそろう。そのほか、系列店のパティスリーのショコラティエが手がける「黒ビールのガトーショコラ」(715円)など、ビールを使った大人のスイーツもシメに人気だ。メニュー表には各料理の説明に添えておすすめのビールを記載し、ペアリングを促している。

 忘年会シーズンに向けては、鍋を盛り込んだプランを打ち出す予定。ビールを含む飲み放題も1650円~提供し、宴会の予約獲得を狙う。今後も引き続き、クラフトビールとともにビアサワーの展開にも力を入れ、誰もがより気軽にビールを楽しめる店づくりを進めていきたいと考えている。

  • ジャガイモとハーブを揚げ、アイオリソースを添えた「フライドポテト」(858円)。エールビールと合う一品
  • 食後のシメスイーツとして女性を中心に人気の「苺の〆パフェ」(1,045円)は見た目もおしゃれ。ストロベリーIPAをかけて味わう
BEER&246 aoyama brewery【東京・外苑前】
東京都港区北青山2-3-1
https://r.gnavi.co.jp/73bxbz5b0000/
中央に大きなコの字型のカウンターを配した店内は、吊り棚などがないすっきりとしたデザインで、フロア全体を見渡すことが可能。ビジネス層のパーティや結婚式二次会などの利用も多い。
執行役員 蓮見 剛氏 スタッフ 松原 リナ氏
蓮見氏は料理人の経験を活かして、メニュー開発にも携わる。松原氏は昨年のオープン時より勤務し、ビールの魅力を伝えている。

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