2019/11/12 特集

アルコール離れに負けない! お酒が売れる店(3ページ目)

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【進化系レモンサワー】種類豊富なレモンサワーと少量から楽しめる日本酒で女性の心をつかむ!

一軒家酒場 酒場ニホレモ【東京・高円寺】

2種類のレモンを使い、サワーの糖度を調節

 2018年8月、JR高円寺駅近くの商店街から一歩入った路地にオープン。日本酒とレモンサワーを売りに据え、店名を「酒場ニホレモ」とした。「日本酒とレモンサワー、自分自身がどちらも好きだったこと、また、時代のニーズにも合うと考えました」と語るのは、代表取締役の柴崎洋平氏。1軒家でカフェのようなおしゃれな空間は、女子会やデートでの利用が多く、20代後半~30代を中心に女性が来店客の約8割を占める。料理はイタリアンやスペイン料理をベースにした創作洋食で、「週2~3回通ってもらえる店にしたい」(柴崎氏)と、アルコールに合う「ビストロ水餃子」(660円)などおつまみ系から、ボリュームのある肉料理、パスタまで幅広く提供する。

  • レモンサワーで使用する「べっぴんレモン」「メイヤーレモン」についての情報を入口近くの壁に明記。手描きのイラストとともに売りをアピールする
  • おつまみ人気ランキング不動の1位の「前菜・おばんざいお任せ盛り5種」(1,320円)。アルコールに合うメニューがそろっている

 レモンサワーは、グランドメニューが7種類。加えて、1~2週間で替わる限定レモンサワーも1種類用意する。レモンサワーはオープン前から1~2年かけて開発に取り組み、現在のラインナップとなった。使用するレモンは大分県の契約農家から仕入れる、皮までおいしい「べっぴんレモン」と、オレンジとレモンをかけ合わせた糖度の高い「メイヤーレモン」。シロップは使わず、季節などによって、それぞれのレモンの割合を変えて糖度を調整している。いちばん人気の「本気(マジ)レモンサワー」(605円)は、皮ごとすりおろしたレモンが約1個分入り、ほろ苦さが特徴だ。

(左から順に)爽快レモンサワー 605円 本気レモンサワー 605円 本気レモンセロリサワー 605円 塩レモントマトサワー 605円 「塩レモントマトサワー」は生のトマトを使用し、塩レモンでトマトの糖度を引き出す。「本気レモンセロリサワー」は「本気レモンサワー」にセロリを加えたもので、さわやかな風味にファンが多い。「爽快レモンサワー」にはスライスしたキュウリが入る
メニュー表に「すりおろしタイプ」「レモンを絞るタイプ」など特徴を記載。各レモンサワーの違いが一目でわかるようにしている

 もう1つの売りの日本酒は、常時12銘柄を用意し、1階の壁に瓶をディスプレイしてアピール。酒販店7社と取引し、タイプや産地に偏りが出ないよう心がけ、頻繁に入れ替える。価格は全銘柄で統一し、3勺(429円)、5勺(半合 528円)、一合(748円)でオーダーが可能。「女性が多いこともあり、いろいろな種類の日本酒を少しずつ飲みたいというニーズに応えました。価格を統一したのも、様々な銘柄を気軽に試してほしいという想いから。また、管理を簡略化する目的もあります」と、柴崎氏はその狙いを話す。

 そのほか、アルコールメニューはクラフトビールやワイン、焼酎、ハイボールなどもラインナップ。近隣の居酒屋から流れて2軒目、3軒目として訪れる人も少なくなく、9割はアルコールを注文する。特に週末は、ランチタイムでもアルコールをオーダーする人がいるという。今後もアルコールドリンクに力を入れる考えで、「レモンサワーだけでなく、生絞りしたものなどフルーツ系のドリンクを開発していきたい」と、柴崎氏は意気込む。

日本酒の瓶を壁にディスプレイして視覚的に訴求。味わいの特徴も添えられ、初心者でも頼みやすい。おすすめの銘柄の提案も随時行う
  • 日本酒は「フルーティー」「キレあり辛口」など、味わいのタイプ別に分けて紹介
  • 店頭ではテイクアウト販売も。好きな3種を選び弁当にする「NOSEBENランチ」(750円)が好評
一軒家酒場 酒場ニホレモ【東京・高円寺】
東京都杉並区高円寺北3-20-19 マガザン高円寺
https://r.gnavi.co.jp/1w93bvm30000/
日本酒とレモンサワーが売りの一軒家居酒屋。1階はカウンター席、2階は25名収容のテーブル席で貸切利用にも対応する。ディナーの注文はアラカルト中心で、平均客単価は3,300円。
代表取締役 柴崎 洋平氏
大学時代にラーメン店でアルバイト。IT企業を経て前オーナーよりラーメン店を引き継ぐ。2018年、「酒場ニホレモ」をオープン。

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