2021/05/18 特集

“ひんやり”デザート 2021Summer オリジナルの一品で、夏の別腹を刺激(2ページ目)

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かき氷風のベトナムスイーツ、カラフルで冷たい「チェー」が好評

アンゴン【大阪・心斎橋】

写真のPOPでアピールし、食後のオーダー数がアップ

 大阪・地下鉄心斎橋駅から徒歩3分の場所にある「アンゴン」は、飲食店がひしめく繁華街・ミナミで約23年続くベトナム料理店。「現地を訪れてベトナムの食に感銘を受けたオーナーが、その味を日本で広めたいと創業しました」と語るのは、店長の塩月洋氏。ベトナム人シェフの作る本場のメニューで、30~40代の女性を中心に、ビジネス層の男性、ファミリーなど幅広い層を集客する。

 デザートも充実させており、中でも好評なのが「チェー」。チェーとはベトナムの伝統的なスイーツで、ココナツミルクに白玉などを入れたものがメジャー。ただ「現地で『チェー』といえば、甘いデザート全般を指します」(塩月氏)と言うほど、その種類は幅広い。

チェータップカム(700円)。ココナツミルクに、白豆、寒天、ヤシの葉で黄緑に色付けしたもち米など7種の具材を入れ、細かく砕いた氷をのせた一品。氷や具材を混ぜながら食べる

 アンゴンでは、ココナツミルクに豆類、もち米など7種の具材を入れ、砕いた氷をのせた「チェータップカム」(700円)と、「ココナッツミルクと白玉のチェー」(400円)を通年で提供。特にチェータップカムは、暑くなり始めた4月からオーダーが伸びている。

ココナッツミルクと白玉のチェー(3種・各400円)。ココナツミルクに白玉と小粒のタピオカを入れたチェー。ココナツミルクのみ(中央)、黒ゴマを加えたもの(左)、ヤシの葉で色付けしたもの (右)の3種類から選べる

 また毎年6月以降は、マンゴーやタピオカに氷を加えた「チェーソアイ」(700円)など、チェータップカムとは具材の異なる5種を加え、「かきごおりぜんざい」と銘打ってアピールする。「ベトナムでは直径1~2㎝ほどの大粒の氷をのせますが、日本人には食べにくいため、0.5㎝以下に砕いた氷を使っています」(塩月氏)。

  • バインフラン(400円)。ベトナム産の練乳で甘みを付けたプリンに、氷をのせた冷たいデザート。「素朴な味で、年配の方にも好評です」と副店長の山﨑諒太氏
  • ケムバックダン(750円)。ココナツの器に、紫芋とココナツのアイス、マ ンゴーシャーベット、揚げパンを盛り付けたデザート

 チェーのほかには、ベトナム風のプリン「バインフラン」(400円)や、カラフルなパフェ「ケムバックダン」(750円)なども夏に好評。メニュー名だけでは分かりづらいため、写真付きのPOPを用意して店内に貼っており、「友人とのランチで来店され、食後にPOPを見てオーダーしてくださる方が多いですね」と塩月氏。今後も、〝ベトナムを感じられる場所〟として、本場の味を追求していく。

アンゴン【大阪・心斎橋】
大阪府大阪市中央区南船場4-11-24 エミービル2F
https://r.gnavi.co.jp/k621601/
1988年オープンのベトナム料理店。定番の生春巻きなどのほか「豚チチカブ焼肉」など珍しいメニューもそろえる。ランチでは、フォーなどの麺料理が特に女性やファミリーに好評。
副店長 山﨑 諒太氏
旅行でベトナムを訪れ、現地の食に興味を持ったことをきっかけにアンゴンへ。主に接客を担当しながら、店長・塩月氏をサポートしている。

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